このレースは阪神競馬場で行われる芝1600m戦。
阪神開催となってから今年で9年目となります。
昨年は1~5着の内4頭が後にG1馬になるというハイレベルなメンバーでした。
それだけに昨年の堅い決着は仕方のない結果だったのでしょう。
今年はそうならないことを祈って、波乱を期待します。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去8年の脚質傾向です。
これを見ると先行馬と差し馬で圏内馬24頭中20頭を占めています。
よって今回は先行・差し馬に注目してみました。
先行・差しで圏内に入った馬は20頭いますが、その内18頭が…
① 前走4角2番手以下
② 前走脚質追い込み以外
③ 前走距離1400~1800m
③ 前走上り6位以内
③ 前走OPクラス以下出走馬は1着
④ 前走重賞出走馬は4着以内
この条件に該当する馬は
エンファサイズ
シンリョクカ
ドルチェモア
ニシノベストワン
バグラダス
レイベリング
以上6頭です。
さすがに阪神ジュベナイルフィリーズから連闘のシンリョクカは出走しないでしょう。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去8年の枠順傾向です。
これを見ると外枠からも好走馬が出てはいるが、複勝率で安定しているのは10番ゲート以内。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ても10番ゲート以内からは好走馬6頭、11番ゲート以降からは好走馬2頭。
内~中枠有利と言えるでしょう。
上記のデータを考慮して
1~10番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ハーツクライ
・ダイワメジャー
・ロードカナロア
・欧州型種牡馬
又は
母父に
・ナスルーラ系
です。
近年注目なのは父に欧州型血統を持つ馬。
去年は出走馬はいませんでしたが2・3年前はグレナディアガーズ・ステラヴェローチェ・タイセイビジョンが好走しています。
今回の該当馬は
スズカダブル
ダノンタッチダウン
ティニア
レイベリング
以上4頭です。
ダノンタッチダウン以外は欧州型種牡馬を父にもっています。
「 消去法データ 」
消去法は2014年以降の過去8年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走サウジアラビアRC・デイリー杯2歳S・京王杯2歳S出走馬
② 3番人気以内で1着
2015年以降はこの主要3ステップレースから上記の条件で必ず1頭以上圏内馬が出ています。
ただ2016年モンドキャンノだけは当日4番人気以内に入っていませんでした。
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
オールパルフェ
ドルチェモア
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走OPクラス以下出走馬は2番人気以内で1着 且つ 上り1位
② 前走重賞出走馬は上り3位以内 or 4角3番手以内
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
グラニット
フロムダスク
レイベリング
以上3頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去8年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,2%です。
・関東馬(1・0・0・21)複勝率4,8%
・キャリア5戦以上(0・0・0・21)複勝率0%
・前走間隔3~7週以外(0・0・0・28)複勝率0%
・前走OPクラス以下で2着以下(0・0・0・14)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,6秒以上(0・0・0・23)複勝率0%
・今回斤量増馬(0・0・0・6)複勝率0%
・前走馬体重456~496キロ以外(0・0・0・36)複勝率0%
・前走脚質追い込み(0・0・0・13)複勝率0%
・前走OP戦出走馬(0・0・0・16)複勝率0%
・前走距離1400~1800m以外(0・0・0・8)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
フロムダスク
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
現時点では軸馬にするか穴馬にするか迷っている段階だが、とりあえずこの馬は買い目に入れる予定。
父は2年前にこのレースを制したグレナディアガーズと同じ欧州型種牡馬。
他に脚質傾向・穴馬消去法推奨馬でもある。
前走は上り最速のコンマ6秒差で圧勝、上り2位馬との上りタイム差はコンマ7秒差である。
しかもこの上りは距離に違いがあるとはいえ同週芝13レース中1位。
大物の予感がします。
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