このレースは中京競馬場で行われる芝2200m戦で例年の京都開催ではありません。
また距離も中京開催では2400mではなく、2200mに変更となっています。
その他にも2016年以降から開催時期の変更もあり、とにかく条件がコロコロ変わっています。
データを掘り下げるにあたって悩む部分もありますが、頑張って予想していきたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
昨年に続き今年も中京開催です。
同コースでの重賞は2019年以前はありませんでしたが、京都競馬場改修工事により、昨年から計4レースの同コース重賞が行われました。
サンプルレースは開幕7日目の神戸新聞杯が2レース、開幕初日の京都新聞杯が1レース、そして昨年の開幕7日目の日経新春杯1レースの計4レースです。
よってその4レースを参考にしたいと思います。
以下がその脚質傾向です。
これを見ると後方勢が3勝で上り2位以内の複勝率が100%となっています。
サンプル数は少ないですが、開幕初日でも開幕7日目でも脚質傾向は似ていて、後方勢と上りの速い馬が優勢です。
ちなみに昨年の日経新春杯では前走上り3位以内の馬は僅か4頭しかいなかったが、その内2頭が圏内に入っています。
それを参考にすると
①前走上り3位以内
この条件を重視したいと思います。
これに該当する馬は
エフェクトオン
クラヴェル
ステラヴェローチェ
トラストケンシン
プレシャスブルー
ヤシャマル
以上6頭です。
「 枠順傾向データ 」
こちらも脚質傾向と同じく昨年から行われた同コース重賞4レースを参考にしました。
以下がその枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬は14番ゲート以内まで。
複勝率で見ると安定しているのは11番ゲートまでですね。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると4~7番ゲート内に好走馬が集まっていて、14番ゲートから好走した馬は昨年のこのレースで初角・4角共に3番手で競馬をしたショウリュウイクゾです。
そう考えるとやはり外枠は割り引いて考えた方が良さそう。
サンプル数も少ないので全体傾向も加味して考慮すると
12番ゲート以降不利
と判断します。
脚質傾向と合わせて考えると非外枠で速い上りを使える馬というのが狙い目かもしれません。
「 血統傾向データ 」
血統傾向もまたまた同じく2020年以降の同コース重賞4レースを参考としました。
傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ステイゴールド系
・トニービン内包種牡馬
又は
・ロベルト内包馬
です。
ディープインパクトを除けば全体的にパワーやスタミナに長けた種牡馬が並んでいるなという印象がある。
洋芝に強いステイゴールド系、パワーやスタミナの代表格であるトニービン・ロベルト内包馬。
バゴ産駒のステラヴェローチェなんてまさにその典型ではないでしょうか。
今回は該当馬が多いので非該当馬を載せます。
ショウナンバルディ
トップウイナー
マイネルフラップ
モズナガレボシ
ヤシャマル
以上5頭です。
前走推奨穴馬として挙げ、見事1着となったショウナンバルディ。
個人的には今回も推したい馬の1頭ですが、血統傾向的には推しづらい1頭です。
ちなみにこの馬は2200m以上のレース経験は僅か1戦で3歳時に2400m戦の9頭立てで殿負けという嫌な実績があります。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
一応断っておくと2020年までは京都開催の芝2400mで2021年は中京開催の芝2200m戦です。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G1出走馬を除く斤量56キロ以下
② 前走距離2000m以上
③ 前走2500m以上のG1出走馬 又は 上り3位以内
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
クラヴェル
ステラヴェローチェ
以上2頭です。
脚質傾向でも触れたが、上りの速さは重要。
それ以外ではやはり格ですね。
そう考えると有馬記念で上り最速で4着のステラヴェローチェはかなり有力ですね。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 斤量51~56キロ
③ 前走距離芝2000m以上
④ 前走重賞出走馬は上り5位以内
⑤ 前走OPクラス以下出走馬は1着or1番人気or上り2位以内or4角先頭
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エフェクトオン
ヤシャマル
以上2頭です。
2015年こそ前走重賞組が活躍しましたが、それ以外の年は格下馬の活躍が顕著です。
ただ今回の想定5番人気以下馬は殆どが前走重賞組で勢いのある格下馬がいません。
一応データ的には上記2頭が残ったが、正直あまり自信がない(-_-;)
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は10,4%です。
先程も書きましたが2020年までは京都開催の芝2400mで2021年は中京開催の芝2200m戦です。
このデータはそれを一緒にしたものです。
・関東馬(0・0・0・16)複勝率0%
・7歳以上(0・0・0・41)複勝率0%
・斤量57キロ以上(0・0・0・8)複勝率0%
・前走9着以下(0・0・1・52)複勝率1,8%
・前走敗戦馬の着差0,8秒以上(0・1・1・61)複勝率3,1%
・前走G3以下で9番人気以下(0・0・0・28)複勝率0%
・前走から斤量同と増(0・0・1・39)複勝率2,5%
・前走距離1800m以下(0・0・0・17)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
カセドラルベル
以上1頭です。
今回はデス項目が沢山ありましたが、その分ここで残った馬はそれなりに高評価するべき馬だと思います。
カセドラルベルの近走成績を見ると特に決めてもなく厳しいように思えますが、データ的には買える馬です。
大事なこと書き忘れていましたが、この馬は愛知杯に出走する可能性が高い。
そうなるとデータ突破馬はいませんが、次に突破項目が多かったのは1項目だけ減点があったモズナガレボシ。
カセドラルベルの次に推せる馬となるとこの馬ですね。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
4角で絶望的な位置にいる可能性は十分あるが、脚質傾向でも書いた通り上り勝負の馬が好走傾向にある。
3走前には今回上位人気のクラヴェルとタイム差なしの接戦をしたことがある馬。
しかも今回はクラヴェルとの斤量差が2キロ縮まった。
人気的にも狙ってみる価値はありそう。
(B) マイネルウィルトス
2走前はオーソリティの2着で今回上位人気のフライライクバードに先着。
3走前はソダシ・ラヴズオンリーユー・ペルシアンナイトに次ぐ4着。
戦ってきたメンバーレベルだけを考えたら、今回のメンバーなら十分お釣りがくるくらい。
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