このレースは新潟競馬場で行われる芝2000m戦。
注目は何と言ってもディープインパクト産駒のサリエラでしょう。
圏外無しでまだまだ伸び代がありそうですし、鞍上もルメール騎手。
ただ小柄な牝馬で前走馬体重430キロ台。
過去10年で前走445キロ以下から好走した馬は1頭もいない。
この馬が消えたら馬券的には面白いのですが…
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると複勝率ではほぼ互角。
ただ追い込み馬の複勝率が異常に高い。
通常のレースではここまで追い込みの複勝率が高いことはまずない。
勝ち馬10勝中8勝が後方勢ということを考えても決め手が重要か?
そこで前走脚質を見てみると意外に好成績なのは…
① 前走逃げ・先行馬
単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。
対象馬は30頭中12頭だが、好走率という点では前走逃げ・先行馬が良い。
ここから更に好走条件を積み重ねていくと…
② 6歳以下
③ 前走7番人気以内
④ 前走馬体重462キロ以上
⑤ 前走重賞出走馬
この条件①~⑤で(4・4・2・9)複勝率52,6%になります。
この条件に該当する馬は
バラジ
以上1頭です。
次に好走数が多い差し・追い込み馬について調べてみたいが、先ほど言ったように前走脚質からは好走率の高い条件は見つからなかった。
そこで見方を変えて差し・追い込みで好走した馬の前走がどのような条件だったかを調べてみることにした。
その条件とは…
① 前走目黒記念と牝馬限定戦を除く重賞出走馬
② 前走間隔4~22週
③ 前走G1出走馬以外は3着以内
④ 前走G1出走馬で敗戦馬の着差1,5秒以内
⑤ 6歳以下
⑥ 前走4角2番手以下 且つ 12番手以内
ここまでの条件①~⑥で(5・4・2・11)複勝率50%になります。
この条件に該当する馬は
ノッキングポイント
プラダリア
以上2頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見るとフルゲートの場合だと中枠付近の成績が良くないですね。
ただ今年の登録馬は15頭です。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見るとより傾向がはっきりしていて、10~15番ゲートの成績が良くない。
ただ先ほども言ったように登録馬は15頭。
上記のデータを考慮して
1~9番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父or母父に
・キングカメハメハ
又は
母父or母母父に
・ヴァイスリージェント系
です。
とにかくキンカメ持ちは要注意です。
またキンカメ持ちと被る部分もありますが、ヴァイスリージェント内包馬も4頭好走しています。
今回の該当馬は
グランオフィシエ
ノッキングポイント
ブラヴァス
プラダリア
ユーキャンスマイル
以上5頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 斤量53キロ以上(新斤量制度に換算)
③ 前走牝馬限定戦以外
④ 前走上り5位以内 or 4角4番手以内
⑤ 前走G1出走馬で3番人気以内
⑥ 前走距離1800m以上の重賞出走馬で3着以内 or 1番人気
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①②③④+⑤or⑥に該当する馬は
サリエラ
以上1頭です。
ただ冒頭でも言ったように軽量馬の好走例はない。
そこが心配ですね。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 4~7歳
② 斤量54キロ以上(新斤量制度に換算)
③ 前走牝馬限定戦以外
④ 前走G1出走馬
⑤ 前走距離1800m以上で2番人気以内 or 上り4位以内 or 4角先頭
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①②③+④or⑤に該当する馬は
該当馬無し
以上0頭です。
今年は堅いかな?
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は14,0%です。
・4~7歳馬以外(0・0・0・11)複勝率0%
・斤量53~58,5キロ以外(0・0・0・6)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走間隔3週以内(0・0・0・12)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く敗戦馬の着差2,0秒以上(0・0・0・7)複勝率0%
・前走馬体重445キロ以下(0・0・0・13)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く距離1800・2000・2400m以外(0・0・0・18)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
イクスプロージョン
インプレス
グランオフィシエ
サウンドウォリアー
ファユエン
以上5頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)
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(A) ?????
新潟コース(2・2・0・0)で得意コース。
前走は初重賞挑戦ながらも今回の上位人気馬とは大差ない。
更に後方勢有利なレースではあるが、今回は明らかに前に行く馬が少ない。
展開利が見込めればチャンスは十分あるでしょう。
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