このレースは新潟競馬場で行われる芝2000m戦。
ハンデ戦らしく荒れる重賞だが、今年は想定1番人気のアドマイヤハダルが除外対象。
この馬が抜けると難解なレースが更に難解になってくる。
思いもよらない穴馬が突っ込んでくる傾向があるので予想も難しいですが、当たればデカい配当が待ってるはず。
一撃回収目指して頑張っていきたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると10勝の内7勝が後方勢で、追い込み馬の複勝率もかなり高く後方勢有利とも言える。
ただ先行馬の複勝率も後方勢に劣らずで侮れない。
そこでまず先行して圏内に入った8頭を見てみると…全く共通点が見つからなかった(-_-;)
前走4角位置を見ても10・2・8・10・6・14・5・7番手でバラバラ。
前走から判断すると、とても先行策を取ってくるようには見えない。
しかも人気で見ても7・10・9・11・11・10・6・11番人気。
ここで分かったことは先行して圏内に入った馬は穴馬ばかりで、しかも前走脚質から先行馬を見極めるのは難しいということ。
次に後方勢に注目してみた。
後方勢に関してはある程度共通点があった。
圏内に入った差し・追い込み馬は21頭いますが、その内19頭は…
① 前走上り6位以内
さらにその19頭を調べてみると17頭にある程度の共通点が見つかった。
基本的には前走上がり6位以内という前提で…
② 前走3勝クラス馬は1着且つ上り2位以内
③ 前走4着以下馬はG2クラス以上
④ ③④以外の馬はOPクラスで2着以内、重賞で3着以内
この条件に該当する馬は
アドマイヤハダル
アルサトワ
カイザーバローズ
シュヴァリエローズ
ステラリア
ヤシャマル
ラストドラフト
以上7頭です。
ただこの中でアルサトワはどう考えても後方脚質の馬ではない。
むしろ逃げ馬候補と言ってよいでしょう。
そうなると対象馬は実質6頭ですね。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
まず言っておきたいのがこのレースはかなり荒れるレースで、人気馬と穴馬の境界線を決めるなら、5番人気以内と6番人気以降。
よって今回は5番人気以内馬を上位人気馬、6番人気以下馬を穴馬として扱います。
まずは全体傾向から見ると…
これを見ると複勝率が安定しているのは6番ゲート以内でかなり安定している。
複勝率では平均的に30%台をキープしています。
とは言っても7番ゲート以降が悪いということもなく、決して評価を下げるという程ではない。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると単純に1~8と9~16番ゲートの半分に分けると、1~8番ゲート内で6頭、9~16番ゲート内で9頭。
穴馬に関してはむしろ外枠の方が好走馬が多い。
ただ今年は昨年と違い綺麗な馬場での開幕週。
外枠が有利とも言い切れない。
よって上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ミスプロ系
・ディープインパクト
又は
母父に
・ノーザンダンサー系
又は
・グレイソブリン内包馬
です。
2018年以降の12頭全てが上記の傾向のどれかに当てはまります。
ただ今回は該当馬が多いので非該当馬を載せます。
スマイル
パトリック
マウントゴールド
ヤシャマル
ラストドラフト
以上5頭です。
血統傾向から言えばこの5頭は割引ですね。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
想定5番人気以下が混戦ですが、個人的にはヴァイスメテオールが5番人気になるのではないかと思っているのでこの馬を5番人気として扱います。
ただこの馬はメトロポリタンステークスに重複登録しています。
またアドマイヤハダルは除外対象となっているので、想定5番人気以内対象馬をアイコンテーラー・アドマイヤハダル・シュヴァリエローズ・ステラリア・レッドガラン・ヴァイスメテオールの6頭として扱います。
① 斤量55キロ以上
② 前走OPクラス以上
③ 前走G2クラス以上で7番人気以内で6着以内(G1出走馬を除く) 且つ 上がり6位以内
④ 前走OP~G3出走馬は4番人気以内で3着以内 且つ 上がり6位以内
想定5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アドマイヤハダル
シュヴァリエローズ
以上2頭です。
ただアドマイヤハダルは現時点では除外対象なので、実質シュヴァリエローズ1頭ということになります。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 7歳以下
② 斤量54~57キロ
③ 前走距離1800m以上
④ 前走重賞出走馬 又は 前走1着のOPクラス以下出走馬
⑤ 前走馬体重476キロ以上
想定6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アルサトワ
スマイル
モズナガレボシ
ヤシャマル
以上4頭です。
はっきり言って前走成績で判別することはかなり難しい。
その中でもある程度の目安になるのは前走馬体重。
軽量馬は殆ど絡んでいません。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は14,0%です。
・斤量53キロ以下・57,5キロ以上(0・0・0・18)複勝率0%
・前走4角先頭(0・0・0・7)複勝率0%
・前走馬体重475キロ以下(0・0・1・33)複勝率2,2%
このデスデータを全て突破した馬は
アルサトワ
ゴールドギア
スマイル
ダノンマジェスティ
パトリック
モズナガレボシ
ヤシャマル
ラインベック
以上8頭です。
まさかという馬が好走することが多いレースなので、デスデータも僅か3項目しかありませんでした。
よってデスデータ突破馬もかなり多くなってしまいました。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
間隔が大分空いたので最終追い切り次第だが、休み明けは苦にしない。
何よりこの馬の父の産駒は勢いがあるうちは買っておいた方が良い。
同コースは2戦2勝の得意舞台で、ハンデ戦らしく昇級馬の活躍が多いレース。
鞍上も2017年以降の同コース複勝率46,2%で得意としている。
(B) アルサトワ
このコースを逃げ切るのは至難の業だが、今回のメンバーを見ると単騎逃げ濃厚。
連勝中の勢いもあり、前走はハンデ戦とはいえレッドガランやアイコンテーラーを負かしている。
ノーマークで楽に行かせてもらえばチャンスはあるかも。
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