今回は新潟大賞典2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
このレースは新潟競馬場で行われる芝2000m戦。
とにかく荒れるハンデ重賞で5番人気以下の1着が過去10年で7回と人気馬の信頼性が低いレースです。
ただ今年はボッケリーニやポタジェがいるので、そこまで荒れない気はするのですが…
中波乱くらいを期待して予想していきます。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると基本的に先行・差しが優勢。
そして好走馬を明確に区別できるのが、当日上がり5位以内の馬。
5位以内と6位以下の複勝率には明らかな差があります。
ここに注目して好走馬を探していくと、上がり5位以内で圏内に入った25頭中21頭が
前走芝レースで上り6位以内
極端に速い上がりは必要ではないが、ソコソコ上がり性能は必要なのだと思います。
今回の該当馬はサンレイポケット・ダノンマジェスティ・ハッピーアワー・ヒュミドール・ボッケリーニ・ポタジェ・ムイトオブリガードの7頭です。
サンレイポケット・ダノンマジェスティ・ボッケリーニ・ポタジェは上位人気馬なのでそれなりの上がり性能をもっているのは当然と言えば当然。
ただハッピーアワー・ヒュミドール・ムイトオブリガードは下位人気馬なので穴馬として狙ってみても良いかもしれません。
次は枠順傾向です。
一応前提としてこれは参考データです。
開幕週ではあるが、実際は連続開催でこのレースは実質開幕10日目です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると特に目につくのは6番ゲート以内。
過去10年の圏内馬の半数が6番ゲート以内から出ています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ても同じことが言えて、穴馬の半数が6番ゲート以内から出ています。
ただ全体的に言えるのは、あくまで6番ゲート以内が有利ではあるが外枠が全くダメということではない。
7番ゲート以降からは成績に大きな差はみられません。
上記のデータを考慮して
1~6番ゲート有利
と判断します。
繰り返し言いますが、今年は実質開幕10日目。
前日の馬場を見て判断するのがベストでしょう。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ミスプロ系
又は
・グレイソブリン内包馬
です。
特に近3年の傾向が顕著で父ミスプロ系が大活躍。
また近3年でグレイソブリン内包馬のトーセンスーリヤ・ミッキースワロー・ナスノセイカンが好走しています。
今回の該当馬は
サンレイポケット
トーセンスーリヤ
ヒュミドール
ボッケリーニ
マイスタイル
ムイトオブリガード
以上7頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走OPクラス以上で上り1位 又は 2着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で6回。
そしてその6回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は5回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ボッケリーニ
以上1頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 7歳以下
② 斤量54キロ以上
③ 前走距離1800m以上
④ 前走OPクラス以下出走馬の場合は2着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は9回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
サトノエルドール
サトノソルタス
バイオスパーク
ヒュミドール
ムイトオブリガード
以上5頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
狙うは一撃回収!穴馬競馬予想ブログトップページ
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ヒュミドール
血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法の全てで名前が挙がった。
芝に転向してから長距離中心で使われているが、今のボコボコで砂が舞い上がるような馬場なら長距離のスタミナが活かせて、スピード不足も補える。
例年であれば距離適性で軽視するところだが、今年に限っては有力候補です。
(B) ?????
この馬も(A)馬と全く同じ理由。
明らかに距離不足ではあるが、500キロを超す馬体も今の馬場にはプラスに働きそう。
またこの馬も血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法の全てで名前が挙がった。
人気もあまりなさそうなのでその点からも狙ってみたいです。
コメントを残す