このレースは東京競馬場で行われる芝1800m戦。
このレースの注目馬は何と言ってもソダシですね。
2000mでも実績はありますが、やはり1600~1800m辺りがベストな馬。
人気的にも抜けていて妙味はないですが、個人的にもこの馬は外せない馬だと思っています。
そして現在のオッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬が4勝も挙げていることから考えても後方勢有利なレースと言えるでしょう。
ただ複勝率では先行馬がトップで、前に行く馬にも注意は必要です。
そこでまず差し・追い込み馬に注目してみると、2016年以前と2017年以降で脚質傾向がガラッと変わっている。
2016年以前は前走脚質不問でしたが、2017年以降からは前走差し・追い込み馬が独占状態。
そこで2017年以降で圏内に入った差し・追い込み馬に注目すると圏内に入った馬は計11頭いるが、前走海外遠征馬だったヴィブロスを除く10頭中9頭が…
① 前走距離1600~1800mの重賞出走馬
② 前走一桁着順 且つ 一桁人気馬
③ 前走4角5番手以下
この条件に該当する馬は
シャドウディーヴァ
リアアメリア
以上2頭です。
次いで先行馬ですが、2012年以降で圏内に入った馬は計10頭いますが、その内8頭が…
① 前走牡馬混合戦出走馬
① 前走4角2~10番手
② 前走3着以内 or 4番人気以内
この条件に該当する馬は
イズジョーノキセキ
クリノプレミアム
ソダシ
ラヴユーライヴ
以上4頭です。
先行馬の前走脚質は何故かバラバラで、前走4角位置は極端に後方でなければそれほど気にすることはないようです。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝馬も複勝率でも大きな偏りはないですね。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると勝馬が外枠に多いですが、複勝率では内も外も大差はありません。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ハーツクライ
・ステイゴールド系
・ヴィクトワールピサ
・父ノーザンダンサー系×母父サンデーサイレンス系
です。
全体的にスタミナ色の強い血統の馬が活躍しています。
ディープインパクト産駒も好走馬が出ていますが、よくよく調べてみると複勝率は僅か9,5%です。
この数字を高いとみるか低いとみるかは人それぞれですが、今回は推奨馬に入れませんでした。
逆にノーザンダンサー系では父ノーザンダンサー系×母父サンデーサイレンス系が複勝率60%です。
今回はソダシがノーザンダンサー系ですが母父ミスプロ系。
過去5年でノーザン×ミスプロの組み合わせの出走馬がいないので何とも言えませんが、今回は対象に入れませんでした。
今回の該当馬は
クリノプレミアム
シャドウディーヴァ
ホウオウピースフル
以上3頭です。
キズナ産駒もディープボンドを筆頭にスタミナ色の強い血統のような気もします。
昨年マルターズディオサが3着に入っているので迷いましたが、サンプル数が少ないので今回は対象から外しました。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走OPクラス以上
② 前走3着以内 or 3番人気以内
現在ソダシの1強で2番人気以下がイマイチわかりにくいですが、総合オッズから考えてアンドヴァラナウト・ソダシ・サトノセシル・アカイイトが上位4頭。
よってこの4頭を上位人気馬として扱います。
4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ソダシ
サトノセシル
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走重賞出走馬は4着以内 or 4番人気以内
② 前走OPクラス以下出走馬は2着以内 且つ 4番人気以内
5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ローザノワール
ホウオウピースフル
クリノプレミアム
イズジョーノキセキ
ライティア
以上5頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は14,1%です。
・6歳以上(0・1・0・12)複勝率7,6%
・前走間隔5~11週以外(0・0・0・36)複勝率0%
・前走10着以下(1・0・0・25)複勝率3,8%
・前走敗戦馬の着差1,5秒以上(0・0・0・10)複勝率0%
・前走10番人気以下(0・0・0・18)複勝率0%
・前走から斤量増(0・1・0・18)複勝率5,3%
・斤量55キロ以上(0・0・1・8)複勝率11,1%
・前走クラスG2以上(0・0・0・12)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
クールキャット
クリノプレミアム
ホウオウピースフル
ライティア
リアアメリア
以上5頭です。
斤量55キロ以上の馬の複勝率は決して悪いものではないのですが、穴をあけた14頭中13頭が斤量54キロ以下だったのでデスデータに加えました。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)☟
(B) ?????
5歳になってから完全本格化。
それ以降はG1以外は圏内確保を維持している。
そして枠順も良いところに入った。
問題は東京コースが合うかどうか?
小回りに良績が多いだけにそこが心配だが、今の勢いに期待しています。
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