このレースは京都競馬場で行われる芝3200m戦。
近2年は上位人気馬だけの決着。
そして今年のメンバーを見ると、これまた崩れなさそうな馬が揃いましたね。
穴党の人にとっては見送りが妥当かもしれまが競馬に絶対はない。
理想は上位人気馬が全て外枠に入ってくれれば面白くなりそう。
大荒れはないと思うが、少波乱ぐらいを期待して予想したいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が2013年以降の京都開催過去8年分の脚質傾向です。
これを見ると先行馬の複勝率が断トツ。
マクリも1頭好走していて4角である程度前に付けておきたいところです。
後方勢も好走馬はいますが、ある程度好位を取れる差し馬まで。
追い込み馬は壊滅的です。
そこで前走脚質を見てみると、先行馬が特に好成績という訳でもない。
ただやはり割り引きたい脚質は…
① 前走脚質追い込み以外
2013年の3着馬で海外馬のレッドカドーを除く圏内馬23頭中22頭が①に当て嵌まる。
そして追い込み以外が良いと言ってもある程度位置を取れる馬が望ましく…
② 前走4角6番手以内
そして上りに関してだが当然上り1位の成績が良いのだが、前で粘り込む馬も多く上りソコソコの馬でも好走している。
そこで前走から判断すると…
③ 前走上り8位以内
更にここから好走率を上げる条件として…
④ 前走クラスG2以上
⑤ 前走5着以内
⑥ 前走6番人気以内
ここまでの条件①~⑥で(8・3・6・24)複勝率41,5%となります。
この条件に該当する馬は
ジャスティンパレス
タイトルホルダー
ディープボンド
ディープモンスター
ブレークアップ
ボルドグフーシュ
以上6頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が2013年以降の京都開催過去8年分の枠順傾向です。
これを見ると明らかに外枠不利。
昔からこのレースは内枠がかなり有利なレースとして有名です。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると外枠が不利であるということがより明確に表れています。
好走馬の多くは8番ゲート以内から出現していますね。
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ステイゴールド系
・トニービン内包種牡馬
・キズナ
です。
阪神開催と京都開催のデータを参考としました。
2場共通してるのはディープインパクト産駒とトニービン内包種牡馬。
そして阪神開催ではキズナ産駒のディープボンドが2年連続好走。
京都開催ではステイゴールド産駒が絶好調。
今回はステイゴールド系としました。
今回は該当馬が多いので非該当馬を載せておきます。
今回の非該当馬は
エンドロール
ブレークアップ
ボルドグフーシュ
以上3頭です。
上位人気のボルドグフーシュですが父はスクリーンヒーローでロベルト系。
天皇賞春のロベルト系の成績は過去20年で(0・1・0・22)複勝率4,3%です。
この中には3番人気以内馬が5頭も含んでいて全滅です。
ロベルト系で上位人気で好走したのは1997年マヤノトップガン、1996年ナリタブライアンまで遡ります。
長距離適性があってもこのレースに限っては、ボルドグフーシュはかなり割引ですね。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走G1で4着以内or4番人気以内
② 前走阪神大賞典で3番人気以内で3着以内 且つ 上り4位以内で4角5番手以内
③ 前走阪神大賞典以外のG2で2番人気以内で3着以内 且つ 上り4位以内
現時点の予想オッズを見るとシルヴァーソニックが4番人気になっていますが、さすがにそれはないだろう。
前走アスクビクターモアの敗因は明確で今回の鞍上は横山武史騎手。
個人的にはアスクビクターモアが4番人気以内になると判断。
よってアスクビクターモアを4番人気として扱います。
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①or②or③に該当する馬は
ジャスティンパレス
タイトルホルダー
ボルドグフーシュ
以上3頭です。
当然の如くこの3頭が残りました。
消えたのはアスクビクターモア。
ただこの馬は前走出遅れと言い訳がつく内容。
なんか今年も堅そうな気がする(-_-;)
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走阪神大賞典で6番人気以内 且つ 4角5番手以内
② 前走阪神大賞典以外のG2クラス以上で4着以内
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①or②に該当する馬は
ディープボンド
ディアスティマ
ブレークアップ
マテンロウレオ
以上4頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は6,3%です。
穴馬の複勝率低すぎ(-_-;)
・前走間隔4~15週以外(0・0・0・12)複勝率0%
・前走着順5着以下(0・1・0・58)複勝率1,7%
・前走敗戦馬の着差1,0秒以上(0・1・0・41)複勝率2,4%
・前走馬体重481キロ以上(0・0・0・74)複勝率0%
・前走G3クラス以下(0・1・0・28)複勝率3,4%
このデスデータを全て突破した馬は
アフリカンゴールド
マテンロウレオ
以上2頭です。
8歳馬アフリカンゴールドは流石にないだろうと思うが、前走初の3000m超えレースでディープボンドに先着。
父ステイゴールドということを考えると、同じ長距離種牡馬ハーツクライ産駒カレンミロティックが8歳で激走したことを思い出す。
まさかの大穴ならこの馬は面白いかも。
ただ逃げられればだけど…
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)
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(A) ?????
はっきり言って枠順が決まらないと何とも言えない。
ただ下位人気馬の中で内枠に入ったら買ってみたいと思うのがこの馬。
父はともかく、母父クロフネで長距離はどうだろうと半信半疑だった前走でその不安は払拭された。
個人的な考えだが、前走の走りを見るともっと距離を伸ばした方が良いように見えた。
前走は5着以内馬までの内4頭が4角2番手以内という完全な前残り。
その中で差してきて圏内まで持ってきたというのは能力が高い証。
鞍上も前走に引き続き継続騎乗というのも買い材料の一つです。
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