今回は天皇賞春2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
このレースは阪神競馬場で行われる芝3200m戦。
今年は京都開催から阪神開催となっています。
しかも阪神3200mというレースは今年創設された松籟Sだけで過去に例がありません。
データ予想が困難ですが、頑張って予想していきたいと思います。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
今年は京都開催ではなく阪神開催となっているので、過去データが全く使えません。
そこで今回は格と距離が最も近い阪神大賞典を参考にしていきます。
以下が2011年以降の阪神大賞典過去10年の脚質傾向です。
これを見るとまず注目は勝馬11頭が全て上がり3以内だったということ。
そして上り1位の複勝率は100%です。
またその反面、先行馬の勝率・複勝率がかなり高い。
捲りも先行馬扱いとするなら4角でそれなりの位置を確保できている馬が圏内に近い馬ということになります。
まず複勝率100%の上り1位について調べると過去に13頭いますがその内12頭に該当するのが
近4走中3回以上上り最速
近1年以内でG1上り最速経験有り
近1年以内で3000m以上のレースで上り最速経験有り
今回この条件のどれかに該当するのは、アリストテレス・オセアグレイト・ナムラドノヴァン・ユーキャンスマイルの4頭でした。
今度は過去に好走した先行馬で見ると14頭中13頭が3000m以上経験馬でした。
また14頭中11頭が当日上り3位以内。
この2つの要素を踏まえて以下の条件を設けました。
このどちらかに該当する馬は過去の好走馬14頭中10頭が該当しています。
3000m以上の重賞で上り1位 又は 3000m以上のG1で上り2位以内経験あり
3000m以上のG1で4着以内経験あり
該当馬はアリストテレス・オセアグレイト・ディープボンド・ディバインフォース・ナムラドノヴァン・メイショウテンゲン・メロディーレーン・ユーキャンスマイル・ワールドプレミアの9頭。
ただこの9頭が全て先行馬というわけではありません。
登録馬を見るとディバインフォース・ナムラドノヴァン・メイショウテンゲン・メロディーレーン・ワールドプレミア辺りは先行策を取るとは考えにくい。
そうなると残るのはアリストテレス・オセアグレイト・ディープボンドの3頭。
先行馬としてはこの3頭を推します。
次は枠順傾向です。
こちらも脚質傾向と同じく、阪神大賞典のデータを参考とします。
以下が2011年以降の過去10年の枠順傾向です。
これを見るとまず過去10年では14頭立てまでしかデータがない。
自分が使っている競馬ソフト「ターゲット」で1986年まで遡っても15頭立てまでしかありませんでした。
17頭立ての場合外枠は不利になるのかがわかりません。
ただこのデータを見ると勝ち馬は12番ゲート以降からは出ていません。
そして1986年まで遡ってみても12番ゲート以降からの勝ち馬は1頭出ただけでした。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると11番ゲート以降からは好走馬は出ていません。
全体傾向から考えても外枠は不利かもしれません。
上記のデータを考慮して
12番ゲート以降不利
と判断します。
次に血統傾向です。
こちらも同じく阪神大賞典を参考にしています。
2016年以降の過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ハーツクライ
・キングカメハメハ
又は
母父or母母父に
・ノーザンダンサー系
です。
基本的にはディープインパクトとハーツクライが中心です。
今年の阪神大賞典の記事で書いた内容とやや異なりますが、よく調べてみると母父ノーザンダンサー系が好走傾向にあるように思えます。
過去6年の勝馬6頭中4頭が母父ノーザンダンサー系。
上記の表では載っていませんが、母母父で見てもノーザンダンサーが活躍しています。
ナムラドノヴァン・クリンチャー・トーセンバジル・タンタアレグリア・アドマイヤデウスはすべて母母父がノーザンダンサー系。
あとキングカメハメハ産駒の好走歴はユーキャンスマイルだけなので迷いましたが、今年の阪神大賞典では12番人気のキンカメ産駒シロニイも4着に来ていることから考えて対象馬としました。
今回は該当馬が多いので非該当馬を載せます
アリストテレス
ウインマリリン
オーソリティ
ジャコマル
以上4頭です。
菊花賞では好走したアリストテレスですが、阪神コースとなると血統的には不安はあります。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 牡馬
② 前走G1出走馬 又は 前走G2で3着以内 且つ 3番人気以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ディープボンド
ワールドプレミア
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 牡馬・セン馬
② 前走阪神大賞典組で4角5番手以内 or 前走G2クラス以上で3着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
シロニイ
ナムラドノヴァン
メイショウテンゲン
ユーキャンスマイル
以上4頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ディアスティマ
条件戦とはいえ前走今回と同コースで圧勝。
しかも勢いに乗ったら止まらないディープ産駒。
自分の型に持ち込めれば1発あっても不思議ではない。
理想は同型のジャコマルより内枠に入ってほしい。
(B) ?????
前走推奨穴馬として取り上げて好走してくれたが、今回もう一度狙います。
血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法の全てで評価している馬で、とにかく3000m超えのレースになってから別馬のようになった。
前走もユーキャンスマイルと差のない競馬をしていて、それでいて人気にならないようなら妙味ありだと思います。
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