このレースは阪神競馬場で行われる芝1400m戦。
昨年こそ堅く収まりましたが、2022~2020年は二桁人気馬が3年連続で絡んでいました。
1着馬に関しても人気薄の馬が来る事が多いですが、今年はいったいどうなるでしょう。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると複勝率は逃げ・先行馬。
ただ勝ち馬に関しては後方勢に分があり11勝中9勝。
後方勢が9勝挙げていることもあり上り1位の成績が優秀。
まずは複勝率が高い条件として前走G1組で…
① 前走G1出走馬で4角4番手以内
この条件で(2・2・3・4)複勝率63,6%もあります。
前走G1組に関してはこの条件以外は好走率が一気に落ちます。
この条件に該当する馬は
イティネラートル
ムーンプローブ
リバーラ
以上3頭です。
次いで複勝率の高い逃げ・先行馬から見てみると圏内馬は13頭いますが、前走G1出走馬を除く7頭中6頭が…
① 前走距離芝1400~1600mで4角4番手以内
② 前走1勝クラス以上で1着 or 1番人気
この条件に該当する馬は
トラベログ
ポリーフォリア
以上2頭です。
次いで差し・追い込みで勝利した9頭と上り1位で圏内に入った9頭、重複馬もいるので延べ12頭となりますが、前走G1出走馬を除く9頭中8頭が…
① 前走距離芝1400~1600mで初角or4角6番手以下
② 前走2着以内 且つ 上り2位以内
この条件に該当する馬は
該当馬無し
以上0頭です。
ただシングザットソングは前走3着でそれ以外の条件なら全て満たしています。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると複勝率では内でも外でも大きく変わらないが、勝ち馬に関しては6番ゲート以内で8勝も挙げています。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると大外枠の17・18番ゲートからは好走馬無し。
それ以外では大きな差は見られません。
上記のデータを考慮して
17・18番ゲート不利
と判断します。
ただ勝ち馬に関しては内枠要注意ですね。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ロードカナロア
・ミッキーアイル
又は
母父に
・グレイソブリン系
又は
父or母父に
・ロベルト系
又は
・トニービン内包種牡馬
です。
この中でも特に注目なのが父or母父にロベルト系です。
3年連続で好走馬が出ていて、複勝率がかなり高いです。
今回の該当馬は
イコノスタシス
ジューンオレンジ
シングザットソング
ムーンプローブ
ランフリーバンクス
以上5頭です。
この中でもジューンオレンジは父トニービン内包種牡馬で母父ロベルト系。
大穴ですが血統的には面白い。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1400m or 1600m
② 前走G1で上り4位以内 or 4角4番手以内
③ 前走1勝クラス以上で2着以内 且つ 上り3位以内
予想オッズでは4~6番人気が微妙ですが、前走1200m戦のルーフは距離が嫌われそう。
よってここでは4・5番人気をポリーフォリア・トラベログとします。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
リバーラ
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1400m or 1600m
② 前走阪神ジュベナイルで4角4番手以内
③ 前走5着以内 且つ 上り1位以内 or 4角4番手以内
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
イティネラートル
ムーンプローブ
以上2頭です。
前走G1組しか残りませんでした。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は9,8%です。
・関東馬(0・0・1・22)複勝率4,3%
・キャリア2~7戦以外(0・0・0・16)複勝率0%
・前走間隔3~14週以外(0・0・0・19)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く6着以下(0・0・0・38)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く敗戦馬の着差0,7秒以上(0・0・0・29)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く6番人気以下(0・0・0・40)複勝率0%
・前走より斤量増馬(0・0・0・8)複勝率0%
・前走馬体重427キロ以下(0・0・0・18)複勝率0%
・前走距離1200m(0・0・1・32)複勝率3,0%
このデスデータを全て突破した馬は
ムーンプローブ
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(C)
ここを☟クリック
(C) ?????
6番人気以下から好走した穴馬の中でもかなりの好走率を誇るのは前走G1で先行した馬。
その複勝率は50%という高確率。
G1で先行出来る脚力があれば能力的に通用するということか?
血統的にも近年絶好調のロベルト内包馬。
更に言えばこのレースは距離短縮馬の成績が良いというのも買い材料の一つ。
前走の惨敗で見限られるようなら狙い目だと思います。
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