このレースは小倉競馬場で行われる芝1200m戦。
このレースの特徴は1着に人気薄の馬が来ることが多いこと。
昨年は16番人気ボンボヤージがまさかの1着。
過去10年の1着馬を振り返ってみても16・5・8・9・6・3・8・2・8・6番人気です。
高配当を狙うなら穴馬の1着付けの3連単というのも面白いかもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると複勝率では追い込み馬が劣りますが、脚質的にはどこからでも入れそう。
上りに関しても特に突出しているデータはありません。
そこで前走脚質から調べてみると…全く特徴がない。
先週の関屋記念や小倉記念もそうだったが、なんか最近こういうの多いな(-_-;)
ということで前に行った馬と後ろから行った馬の2パターンで考えてみたいと思います。
まず逃げ・先行で好走した馬は計13頭いますが、その中でも極めて好走率の高い条件は…
① 前走4角4番手以内
② 前走重賞で1着
この条件①②で(1・3・1・2)複勝率71,4%になります。
この条件に該当する馬は
ジャスパークローネ
モズメイメイ
以上2頭です。
次いで差し・追い込みで好走した馬は計17頭いますが、その中でも極めて好走率の高い条件は…
① 前走4角13番手以下(1000m戦なら400m地点の通過順13番手以下)
② 6歳以下
③ 前走距離1200m以下
この条件①~③で(3・0・3・4)複勝率60,0%になります。
前走徹底した後方待機の馬が活躍しています。
しかも好走馬6頭の人気は16・3・10・9・15・6番人気で大穴をあける傾向があります。
この条件に該当する馬は
クリノマジン
ボンボヤージ
ロードベイリーフ
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると9番ゲート以内で8勝しているが、複勝率では大きな差はありません。
今度は7番人気以下限定の枠順傾向です。
このレースは大穴傾向があるので7番人気以下を穴馬として考えることにしました。
穴馬で見るとフラットですかね。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
母父or母母父or父母父に
・ダンチヒ系
・ストームバード系
です。
この2系統は4年連続で2頭以上の好走馬を出し、過去5年で全体の3分の2を占めます。
今回の該当馬は
サンキューユウガ
シゲルピンクルビー
スティクス
スマートリアン
テイエムスパーダ
デュガ
ボンボヤージ
レジェーロ
以上8頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~6番人気の上位人気馬消去法と7番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は6番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下の牝馬
② 前走距離芝1000~1200m
③ 斤量52~57.5キロ(新斤量制度に換算)
④ 前走2着以内 or 2番人気以内
予想オッズ6番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
モズメイメイ
以上1頭です。
牡馬の好走馬も多いですが、人気馬が好走している年は例外なく1頭以上の牝馬が好走しています。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は7番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量52~58キロ(新斤量制度に換算)
② 前走距離芝1000~1200m
③ 前走3着以内 or 3番人気以内 or 上り3位以内
予想オッズ7番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エナジーグラン
クリノマジン
サンキューユウガ
スティクス
ストーンリッジ
スマートリアン
ロードベイリーフ
以上7頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の7番人気以下限定のもので、このレースの7番人気以下馬の複勝率は10,0%です。
・7歳以上(1・0・0・26)複勝率3,7%
・斤量51キロ以下(0・0・0・6)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走間隔8週以上(0・0・0・30)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,8秒以上(0・0・1・45)複勝率2,1%
・前走から斤量増(0・0・0・5)複勝率0%
・前走馬体重500キロ以上(0・1・0・21)複勝率4,5%
・前走脚質先行(0・0・0・30)複勝率0%
・前走G2クラス以上出走馬(0・0・0・10)複勝率0%
・前走距離1400m以上(0・0・0・16)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
エナジーグラン
クリノマジン
ストーンリッジ
スマートリアン
ロードベイリーフ
以上5頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
ここを☟クリック
(B) ?????
今回は逃げ馬が揃った印象で、展開的には後ろが有利に働く可能性がありそう。
このレースで大穴をあける馬の一つの特徴として前走徹底した後方待機だった馬。
昨年のボンボヤージもそうだが過去に好走した馬は16 ・10・9・15・17・6番人気。
この6頭は前走4角13番手以下だった馬で(3・0・3・10)複勝率37,5%なら狙う価値ありか?
現在の登録馬で該当馬は3頭だがこの馬を選んだ。
まあこの馬の場合徹底後方待機の馬ではないが、あくまでデータ上では前走は後方待機の馬。
同コースは得意で(1・2・0・1)で唯一の着外も4着という内容。
鞍上で嫌われるだろうから人気もかなり低いでしょう。
しかしこのレースは北九州記念。
こんな馬でも来てしまうレースではないか?
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