このレースは函館競馬場で行われる芝1200m戦。
過去10年で二桁人気馬が7頭も好走していますが、4番人気以内馬も7勝挙げていて紐荒れ傾向が強いレースです。
今年の登録馬を見るとカイショーとブラックチャリスのレコード勝ち馬の2強構成。
ただ過去10年で前走レコード勝ちから挑んできた馬は4頭いて(0・2・0・2)で、その内訳は2020年と2021年に2頭ずつ出走して、各年1頭は圏外に沈んでいます。
データ的には決して盤石ではないので、高配当も十分期待できるのではないでしょうか。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法とデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。

これを見ると後方勢も健闘しているが、複勝率では「逃げ・先行」が有利。
ただこの時期の2歳戦でどの馬が前に行くかを予想するのは難しい。
そこで面白いデータがあったので紹介しておく。
好走した30頭は全て前走脚質逃げ・先行なのだが、まず前走脚質逃げに注目すると…
6番ゲート以内に入った前走脚質逃げ(1・2・5・16)複勝率33,3%
7番ゲート以降に入った前走脚質逃げ(0・1・0・28)複勝率3,4%
次いで前走脚質先行に注目すると…
5ゲート以降に入った前走脚質先行(9・6・4・42)複勝率31,1%
4番ゲート以内に入った前走脚質先行(0・1・1・19)複勝率9,5%
このデータから軽視・重視できそうな馬が絞れるかもしれません。
「 枠順傾向データ 」
脚質傾向で枠順について触れたが、ここでも一応紹介しておく。
以下が過去10年の枠順傾向です。

これを見ると内枠の勝ち馬が少ないが、複勝率で見ると13番ゲート以降は不振気味。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると外枠も好走馬がいますが、10番ゲートまでが安定している。
13番ゲート以降から勝ち馬2頭がいますが、安定感で言えば外枠は落ちますね。
上記のデータを考慮して
13番ゲート以降不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・米国産ノーザンダンサー系
・1200~1600m芝G1勝ち種牡馬
又は
母父に
・米国産ミスプロ系
又は
父or母父に
・サクラバクシンオー系
です。
2020年のリンゴアメ以外は上記の条件に該当。
昨年は母父に米国産ミスプロ系が圏内独占でした。
今回の該当馬は
エイシンディード
エスカレイト
スターオブロンドン
タガノアラリア
トウカイマシェリ
ノアールビーナス
ワイズギャング
以上7頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

① 関西馬は前走上り5位以内、関東馬は前走上り1位
② 前走5番人気以内
③ 前走脚質逃げ・先行
④ 前走函館・札幌以外のローカル開催出走馬は除く
⑤ 牡馬の前走馬体重450キロ以上、牝馬の前走馬体重420キロ以上
⑥ 前走馬体重465キロ以下馬は前走1番人気で2着馬との着差0,4秒以上
これで(7・6・5・3)複勝率90,0%になります。
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
カイショー
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。

① 中央所属馬
② 前走間隔2週以上
③ 前走5番人気以内
④ 前走脚質逃げ・先行
⑤ 前走逃げ馬は5番ゲート以内
⑥ 前走延長馬は前走1番人気
⑦ キャリア2戦以上馬は前走1番人気で上り1位
⑧ 前走ダート戦出走馬は前走1番人気で上り1位
➈ 牡馬の前走馬体重430キロ以上
⑩ 牝馬は前走函館開催出走馬
⑪ 前走2着馬との着差0,0秒 及び 前走2着以下馬は前走4角2番手以内
これで(2・4・5・5)複勝率68,8%になります。
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エスカレイト
以上1頭です。
ただこの馬は前走減量騎手。
前走から斤量3キロ増以上馬は(0・0・0・4)で厳密に言えばこの馬も消しだがサンプル数が少ないので残しました。
厳密に絞るなら今回は対象馬無しです。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は10,4%です。
・地方馬(0・0・0・13)複勝率0%
・キャリア2戦以上(0・1・0・34)複勝率2,9%
・前走6番人気以下(0・0・0・12)複勝率0%
・連闘(0・0・0・11)複勝率0%
・前走馬体重485キロ以上(0・0・0・15)複勝率0%
・前走脚質逃げ・先行以外(0・0・0・8)複勝率0%
・前走2番人気以下の距離延長馬(0・0・0・17)複勝率0%
・前走勝ち馬で2着馬との着差0,0秒(0・0・1・24)複勝率4,0%
このデスデータを全て突破した馬は
エスカレイト
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
ここを☟クリック
(A) ?????
厳密にデータを絞っていくと5番人気以下の穴馬から対象馬はいなくなる。
よってザックリと好走馬を絞り込んでみた。
自分の馬券は馬連勝負なので連対率が高い条件で絞り込む。
過去10年の5番人気以下の好走馬から分かるのは…

① 前走から斤量2キロ増以内
② 前走4番人気以内で1着 且つ 2着馬との着差0,1秒以上
③ 前走上り3位以内
④ キャリア2戦以内
⑤ 前走脚質逃げ・先行
⑥ 中央馬
⑦ 前走函館開催出走馬
ここまでは好走馬の全てに該当するが好走率が上がるのは…
⑧ 牝馬
➈ 前走脚質先行
⑩ 関東馬は前走1番人気
これで(1・2・1・1)連対率60%で、予想オッズ5番人気以下だと該当馬はこの馬だけ。
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