このレースは函館競馬場で行われる芝2000m戦。
過去10年で8番人気以下馬が来たのは昨年を除く9年という荒れるハンデ重賞。
過去の傾向から判断すると7番人気までの馬が上位人気馬と言えます。
穴馬は前走着順からまともに予想していては当たらない。
なのでどんなに要らなさそうな馬でも、こういうデータがあるからこの馬を買うという、ある意味思考停止した狙い方が良いかもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると差し馬も好走しているが、逃げ・先行・マクリの複勝率が圧倒的。
やはり4角で前に付けていないと厳しいレースということでしょう。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走脚質逃げ・差し
前走脚質別で見ると好走数は追い込み馬でも4頭いてソコソコある。
ただ複勝率で見ると前走逃げ・差し馬の成績がともに27%台でかなり良く、好走数は全体の3分の2を占める20頭になる。
ちなみに先行馬の複勝率は10%台前半です。
ここから好走率の高い条件を積み上げていくと…
② 7歳以下
③ 前走重賞出走馬
④ 前走6番人気以下
⑤ 前走9着以内
④の条件は好走する条件とは思えませんがデータ的には好走率が高いです。
この①~⑤の条件で(5・2・2・1)複勝率90,0%という驚愕の数字です。
この条件に該当する馬は
ヤマニンサルバム
以上1頭です。
この馬は間違いなく買い目に入れると思います。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬10頭中8頭が8番ゲート以内。
内枠有利に見えますが、14・15番ゲートの好走率の高さが気になります。
今度は8番人気以下限定の枠順傾向です。
冒頭でも言いましたが、このレースは7番人気までの馬の好走率が高い。
よって穴馬は8番人気以降とします。
穴馬で見ると絶対内枠有利とは言えないですね。
どうしても14・15番ゲートの好走馬が気になります。
そこで14・15番ゲートの好走馬を調べてみると5頭全てが4角6番手以内の馬でした。
すみません。間違いました。
レース本番で4角6番手以内でした。
外枠に入った馬はある程度前に付けられる脚が無いと厳しいでしょう。
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
昨年は枠順有利不利無しと判断しましたが、8番ゲート以内と9番ゲート以降の複勝率を見るとダブルスコアに近い数字で内枠が好成績なので、やはり内枠有利と判断しました。
ただ外枠でも先行出来そうな馬や捲れそうな馬は注意した方が良いでしょう。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ハーツクライ系
又は
・ロベルト内包馬
です。
圏内馬15頭中9頭がロベルトを持っています。
とにかくこのレースはロベルト持ちは注意です。
そして残りの6頭中3頭がハーツクライ系です。
今回の該当馬は
アルナシーム
イクスプロージョン
キングオブドラゴン
スカーフェイス
テーオーシリウス
フォワードアゲン(抽選対象)
ブローザホーン
マイネルウィルトス
レインフロムヘヴン(抽選対象)
以上9頭です。
*除外対象馬は入れてません。
キングオブドラゴンとスカーフェイス以外はロベルト持ちです。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~7番人気の上位人気馬消去法と8番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は7番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 7歳以下
② 前走OPクラス以上出走馬
③ 前走上り3位以内 or 4角3番手以内
④ 前走G1出走馬 or 前走G2~OPクラスで6着以内
予想オッズ7番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アラタ
ドーブネル
ビーカサブランカ
以上3頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は8番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 7歳以下
② 前走重賞・巴賞出走馬
③ 前走4角4番手以下
予想オッズ8番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ハヤヤッコ
イクスプロージョン
スカーフェイス
ヤマニンサルバム
ロングラン(抽選対象)
以上5頭です。
*除外対象馬は入れてません。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の8番人気以下限定のもので、このレースの8番人気以下馬の複勝率は13,5%です。
・8歳以上(0・0・0・13)複勝率0%
・前走間隔12週以上(0・0・0・15)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差1,4秒以下(0・1・0・21)複勝率4,5%
・前走3番人気以内(0・0・0・11)複勝率0%
・前走馬体重466~516キロ以外(0・1・0・20)複勝率4,7%
・前走4角2番手以内(0・0・0・10)複勝率0%
・前走上り2位以内(0・0・0・7)複勝率0%
・前走3勝クラス(0・0・0・4)複勝率0%
・前走距離1600m以下(0・0・0・8)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
ヤマニンサルバム
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)
ここを☟クリック
(A) ?????
予想オッズでは全く人気がないが、血統・穴馬消去法推奨馬。
ただ決め手勝負の馬で直線の短いこのコースでは分が悪い。
しかし今年は前に行きたい馬が揃ったので、昨年同様後方勢に有利な展開が見込める。
実際昨年のこのレースで激走している。
鞍上も過去5年で同コース成績(2・2・3・4)複勝率63,6%で得意コース。
人馬ともに買い要素が揃っているので、あとは枠順だけ。
コメントを残す