このレースは阪神競馬場で行われる芝2200m戦。
注目は復活なるかエフフォーリア、凱旋門賞惨敗から立ち直れるかドウデュース。
こう考えるとネームヴァリューだけが先行して、昨年のような波乱もあり得るのではないかと期待してしまう。
過去10年で6番人気以下が5勝も挙げているように、人気薄の頭も考えた馬券を組み立てたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が阪神開催過去2年の脚質傾向です。
これを見るとサンプル数は少ないですが、逃げ・先行勢が断然有利。
そこで圏内に入った馬を見てみると5頭中3頭は当然ながら前走先行しているのだが、残り2頭が意外にも前走4角9番手以下から当レースで脚質転換して好走している。
そこでこの例外的な2頭も含めた好走条件を調べてみた。
① 近3走以内にG2以上のレースで4角3番手以内の経験あり
② ①のレースで5着以内 or ①のレースがG1レース
この条件に該当する馬は
ウインマイティー
エフフォーリア
キングオブドラゴン
ユニコーンライオン
以上4頭です。
＊ドウデュースは近国内3戦を対象。
今回の上位人気馬は後方組が多い。
上位人気で残ったのはエフフォーリアだけ。
ただそのエフフォーリアでさえ現状では信頼度は低い。
今年も波乱があってもおかしくないと思います。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去2年の枠順傾向です。
これを見ると6頭中4頭が5番ゲート以内で内枠有利に見えます。
ただ外枠にも好走馬がいるので軽視は出来ない。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると内外関係なく均等に好走馬が出ていますね。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ステイゴールド系
・サンデーサイレンス系以外の父方にトニービン内包種牡馬
です。
僅か2年のデータですが偏りがありますね。
特にステイゴールド系には注目です。
あとサンデーサイレンス系の父方にトニービン内包種牡馬は過去2年だけでなく過去10年の京都記念を見ても好走馬は1頭もいません。
とは言っても今回4頭もハーツクライ産駒がいますから来ないとは言い切れません。
今回の該当馬は
アフリカンゴールド
ウインマイティー
マイネルファンロン
以上3頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1～4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 前走G1で6番人気以内 or 2着以内
③ 前走その他路線で2着以内
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
エフフォーリア
キラーアビリティ
ドウデュース
以上3頭です。
プラダリアしか消せませんでした。
ちなみに過去10年で前走海外組は3頭いて成績は(1・1・1・0)です。
ドウデュースは前走凱旋門賞大惨敗で良い消し材料になるかと思いましたが、データ的にはむしろ買いかも。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離2000m以上
② 前走G1で7番人気以内 or 7着以内
③ 前走G2・G3で5番人気以内 or 5着以内 且つ 上り3位以内 or 4角4番手以内
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ウインマイティー
キングオブドラゴン
マテンロウレオ
以上3頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は12,2%です。
・関東馬(1・0・0・18)複勝率5,3%
・8歳以上(0・0・0・6)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く8着以下(0・0・0・28)複勝率0%
・前走G1出走馬を除く敗戦馬の着差1,0秒以上(0・0・0・20)複勝率0%
・前走馬体重450～498キロ以外(0・0・0・23)複勝率0%
・前走脚質追い込み(0・0・0・27)複勝率0%
・前走OPクラス以下(0・0・0・12)複勝率0%
・前走距離1800ｍ以下(0・0・0・11)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
マテンロウレオ
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ？？？？？
2頭出しで脚質的にもチームプレーがありそう。
そして選んだのは厩舎の主戦騎手が騎乗するこの馬。
とにかく開幕週で前有利。
さらに同コースはG1で激走した舞台でもある。
買い材料は結構揃っていると思います。
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