今回は京都新聞杯2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
このレースは中京競馬場で行われる芝2200m戦。
今年は京都開催ではなく中京開催ということで例年のデータをそのまま使うことはできません。
限りあるデータから好走馬を探していきたいと思います。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
今年は中京開催となっているので、中京競馬場改修工事後の2012年以降で今回と同条件に近い開幕1~2日目、クラスは1勝クラス以上としました。
ただ通常の開幕週とは違い、使い込まれた馬場での開幕週なので参考程度に。
以下がその脚質傾向です。
これを見ると複勝率では追い込み馬以外は大きな差はありません。
ただ差し馬の勝利は全体の半数を占めています。
開幕週のデータでこれだけ差しが効いているということは、コース自体が差し有利と言えるでしょう。
あくまで参考データなのではっきりとは言えませんが、皐月賞で上り4位のディープモンスター、ホープフルステークスで上り1位のマカオンドール、この2頭はG1レースでも上がり性能実証済みで、その他のレースでも堅実に上がりの脚を使っている。
差し馬、又は上がり勝負で考えるならこの2頭は警戒しておきたいですね。
次は枠順傾向です。
こちらも脚質傾向と同じく中京競馬場改修工事後の2012年以降で今回と同条件に近い開幕1~2日目、クラスは1勝クラス以上で調べました。
以下がその枠順傾向です。
これを見ると差し馬優勢なコースではあるが、勝ち馬は内寄りに多く集まっている。
複勝率で見てもやや内枠有利ではないでしょうか。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると勝ち馬は完全に内枠寄り。
9番ゲート以降からは勝ち馬が出ていません。
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
次に血統傾向です。
2016年以降の同コースで1勝クラス以上、サンプル数10レース以上で複勝率30%前後の種牡馬を調べました。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ロードカナロア
・ディープブリランテ
・ハーツクライ
・ルーラーシップ
・オルフェーヴル
です。
ロードカナロアとディープインパクト以外はどちらかと言えばスタミナ寄りの血統が活躍しています。
今回の該当馬は
アナレンマ
ゲヴィナー
サトノマジェスタ
ディープモンスター
ディオスバリエンテ
ハートオブアシティ
フォルテデイマルミ
レッドジェネシス
ワイドエンペラー
以上9頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走G2クラス以上出走馬 又は 前走1着 且つ 上り2位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は8回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ディープモンスター
レッドジェネシス
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走500万クラス特別出走馬で上り3位以内or1着or1番人気
② 前走OPクラス以上出走馬で2番人気以内or4着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は9回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
レンツシュピッツェ
ワイドエンペラー
ヴェローチェオロ
以上3頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
未知なる可能性という意味ではこの馬に惹かれます。
兄には重賞常連のステイフーリッシュ。
母カウアイレーンの仔で活躍したのはこのステイフーリッシュだけだが、ステイフーリッシュとこの馬には同じ共通点があって、父がステイゴールド系であるということ。
そして今回のコースにおいてもこの血統は要注意です。
(B) ワイドエンペラー
血統傾向・穴馬消去法で挙げた馬であり、前走で同コース経験済み。
そしてその前走で今回4番人気想定のマカオンドールとコンマ2秒差の勝負をしている。
想定オッズではかなり離されているが、前走ではマカオンドールを上回る末脚性能を披露していることを考えると、圏内の可能性は十分あるのではないか。
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