今回は京王杯スプリングカップ2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは東京競馬場で行われる芝1400m戦。
想定1番人気はラウダシオンで、続くのがタイセイビジョン・ミッキーブリランテ。
このメンバーならラウダシオンかなという気もしますが、ここまで抜けた人気になりますかね?
とは言っても2番人気以下も怪しそうなので個人的には難しいレースだと思います。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると後方勢が8勝挙げていて、追い込み馬の複勝率が14%台もある。
ここから考えると差し・追い込みが有利なレースと言えそう。
ただ圏内に入った差し・追い込み馬を見ると意外と共通点がない。
前走の上り順位や4角位置はバラバラ。
前走逃げていた馬が突然追い込んだり、逆に前走上り1位だった馬の成績は極めて悪い。
そこで前走上りに注目すると、前走上り6位以下の馬が過去10年で7勝していて圏内馬は30頭中16頭が該当。
言えることは前走の上りの速さはそれほど重要ではないということ。
後方勢有利なレースではありますが、あまり前走の上りは気にしすぎない方が良いと思います。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬は5~15番ゲート内。
複勝率では最内・大外付近がやや落ちるかなという気はします。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると14番ゲート以降からの好走馬は1頭だけ。
1・2番ゲートは好走馬無しです。
上記のデータを考慮して
3~13ゲート有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
母父or母母父に
・ノーザンダンサー系
です。
過去5年の圏内馬15頭中レッドファルクス以外の14頭は母父or母母父にノーザンダンサー系を持っており、昨年圏内を独占したロードカナロア産駒もこの傾向に当てはまります。
今回の該当馬は
エーポス
カイザーミノル
クリノガウディー
グルーヴィット
シーズンズギフト
ショウナンライズ
ビオグラフィー
ビッククインバイオ
ミッキーブリランテ
ラウダシオン
ラヴィングアンサー
以上11頭です。
人気どころではタイセイビジョンがこのデータに該当しません。
しかもタイセイビジョンの父はノーザンダンサー系で過去5年で圏内馬は1頭だけ。
血統面ではマイナスデータですね。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走高松宮記念組で一桁着順or一桁人気
② 前走距離1600m以上出走馬で3番人気以内or3着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
現在の想定4番人気はグルーヴィットですが、個人的な見解ではトゥラヴェスーラを4番人気想定としています。
それを踏まえて今回の想定4番人気以内馬で上記の条件どちらかに該当する馬は
トゥラヴェスーラ
ラウダシオン
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走高松宮記念組
② 前走芝1400m以上で3着以内or4角3番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
先ほども述べましたが、現在の想定4番人気はグルーヴィットですが、個人的な見解ではトゥラヴェスーラを4番人気想定としています。
それを踏まえて今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エーポス
エングレーバー
カイザーミノル
セイウンコウセイ
以上4頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
まだ迷っている段階で切る可能性もあるが、穴で面白いと思うのがこの馬。
前走は長期休養明けながらヴィクトリアマイル想定4番人気のデゼルとコンマ2秒差の勝負。
唯一の重賞勝ちは今回と同距離の1400m戦。
非根幹距離を得意とする馬は偏ってその距離にだけ良績が集中する傾向がある。
まだその辺は未知数だが人気次第では狙ってみる価値はありそう。
(B) カイザーミノル
3勝クラスを勝ち上がってから重賞クラスでも戦える成績を残していて今が成長期。
昨年圏内を独占したロードカナロア産駒で穴馬消去法でも挙げた馬である。
左回りと関東圏で良績がないのが気になるが、押さえておきたい1頭です。
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