このレースは中山競馬場で行われる芝2000m戦。
今回の注目はオークス3着・桜花賞2着の実績があるクリミナルを母に持ち、鞍上にルメールを迎えたアライバル。
このレースは3年連続連対中のルメール騎手ですが、最近は人気を裏切りることが多い。
この馬が消えてくれるか、2着くらいになってくれると馬券的には面白くなりますね。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が中山競馬場改修工事後の過去7年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ馬の成績がイマイチ。
逆に注目は追い込み馬で差し馬より複勝率が高い。
また勝ち馬で見ると先行馬が4勝挙げていて勝率は断然トップ。
ここまで見ると先行~追い込みまでならどこからでも手が出せる。
その中でも調べる価値がありそうなのは上り3位以内馬。
先行~追い込みの7勝中6勝が上り3位以内馬ということで共通点が多い。
そこで前走上り3位以内馬で1着になった6頭全てに共通する点を調べてみると…
① 前走上り2位以内
② 前走クラス未勝利以外
この条件に該当する馬は
トゥーサン
ホウオウプレミア
以上2頭です。
前走未勝利戦で上り2位以内だった馬の好走例はありますが1着となると話は別です。
そしてこの残った2頭で1着の可能性はどちらが高いかと言えば当然ホウオウプレミアだと思います。
「 枠順傾向データ 」
以下が中山競馬場改修工事後の過去7年の枠順傾向です。
これを見ると外枠も来てないことはないが、明らかに好走馬が8番ゲート以内に集中しています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見るとその傾向が更に顕著でほぼ7番ゲート以内です。
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
昨年は前日土曜日の馬場から判断して圧倒的外枠有利と決め打ちしたが、結果的には内枠勢で独占した嫌な記憶がある。
今年は前日馬場がどうなろうとこのデータ通りに攻めようと思います。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・欧州型種牡馬
又は
・トニービン・ロベルト内包馬
です。
昨年はトニービン内包馬の1・2着で3着はロベルト内包馬。
基本的にディープインパクト産駒のような瞬発力勝負タイプは好走しないレースで、確かに過去を振り返ってもスタミナ・パワーの代表格トニービン・ロベルト内包馬が多い。
またトニービン・ロベルト内包馬以外で好走した馬を見るとノヴェリスト・ハービンジャー・バゴといった欧州型種牡馬が多いことが分かる。
今回の該当馬は
アライバル
サンストックトン
タイセイディバイン
テラフォーミング
テンダンス
ニシノムネヲウツ
ホウオウプレミア
ルークスヘリオス
ロジハービン
ヴェローナシチー
以上10頭です。
ちょっと対象馬が多くなってしまいました(^-^;
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1800~2000m
② 前走3着以内 且つ 上り3位以内
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ホウオウプレミア
以上1頭です。
想定1番人気のアライバルが消えましたが、過去10年の30頭を対象にしても前走1600m組は朝日杯組だけ。
マイル実績しかないこの馬にとっては不安材料です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走朝日杯出走馬 又は 前走距離芝1800~2000m
② 前走朝日杯出走馬以外は上り2位以内or4角3番手以内
想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
サンストックトン
タイセイディバイン
トゥーサン
ニシノムネヲウツ
ルークスヘリオス
ヴェローナシチー
以上6頭です。
この中でさらに絞るならルークスヘリオスは消したいかな。
キャリア3戦すべてが減量騎手で今回は4キロ増。
前走快勝したとは言え流石に厳しいか。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は12,9%です。
・キャリア6戦以上(0・0・0・12)複勝率0%
・前走間隔中2週以内(0・0・0・)複勝率0%
・前走8着以下(0・0・0・23)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,6秒以上(0・0・0・41)複勝率0%
・前走馬体重439キロ以下・510キロ以上(0・0・0・17)複勝率0%
・前走G1を除くマイル以下出走馬(0・0・0・11)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
サンストックトン
トゥーサン
ニシノムネヲウツ
ルークスヘリオス
ロジハービン
ヴェローナシチー
以上6頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
枠順次第ではあるがこの馬を選んだ。
血統傾向・穴馬消去法推奨馬でありデスデータ突破馬。
新馬戦でコンマ1秒差で負けた相手は現在3番人気想定のホウオウプレミア。
鞍上が弱化するという点はやや不安ではあるが、その分人気が下がるようならそれはそれで妙味がありそう。
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