今回は京成杯オータムハンデ2020の上位人気馬過去データ消去法と脚質・血統傾向の記事です。
このレースは中山競馬場で行われる芝1600m戦。
個人的に注目はスマイルカナとトロワゼトワルの逃げ合戦です。
しかも両馬とも上位人気馬ですので、ここをどう考えるかが重要なポイントとなってきそうです。
現在のnetkeibaさん想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
改修工事があった2014年以降の過去5年の脚質傾向です。
これを見ると開幕週にもかかわらず差し馬有利で、後方勢が過去5年で4勝挙げています。
今年はスマイルカナとトロワゼトワルに逃げ洗いや雨予報も加味すると、更に後方勢が有利か?
そこで4勝挙げている上り1・2位に注目してみました。
上り1・2位で圏内に入った7頭中6頭に共通するポイントは
近4走中3回以上4角8番手以下 且つ 上り最速1回以上
とにかく後方で構えるスタイルに徹した馬で、強烈な上りを持った馬です。
これに該当するのはノーワン・フィリアプーラ・ラセットの3頭です。
この3頭なら実績面も考えるとラセットが一番現実味がありそう。
ただ開幕週の中山でラセットのような極端な脚質の馬がくるイメージは沸きませんが、ヒモの1頭くらいには入れても良いかもしれません。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・キングカメハメハ系
又は
・ロベルト内包馬
です。
この中でも注目はディープインパクト産駒。
6頭も圏内に入っています。
今回の該当馬は
アルーシャ
アンドラステ
エントシャイデン
ジャンダルム
スマイルカナ
メイケイダイハード
以上6頭です。
次に上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
2014年の改修工事を除く過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 斤量54キロ以上(牝馬は52~54キロ)
② 前走OPクラス以下は1着 又は 前走G3・G2で2着以内 又は 前走G1出走
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年(開催数は9回)で8回。
そしてその8回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は8回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
スマイルカナ
ルフトシュトローム
以上2頭です。
穴馬も含めて斤量55キロ以上の牝馬は圏内0頭です。
斤量55キロのトロワゼトワルには厳しいデータですね。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
一発があるとしたら脚質傾向で挙げたこの馬。
今回は前がかなり引っ張ってくれそうな展開でこの馬には願ったり。
開幕週とコース適正で嫌われて人気が無くなるようなら逆に妙味あり。
あとは極端な内枠にさえ入らなければ狙ってみたいです。
コメントを残す