今回はローズステークス2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは中京競馬場で行われる芝2000m戦。
今年も阪神開催ではなく中京開催
そして昨年と同じ距離2000mで行われます。
このレースは1着馬は比較的安定しているが、過去10年中6年も二桁人気馬が圏内に来ている紐荒れレース。
思い切って二桁人気馬だけに的を絞って狙うというのも面白いかもしれません。
まずは脚質傾向から見ていきます。
このレースは開幕4日目に行われます。
よって同条件に近い同コース開幕3~4日目の重賞レースで調べました。
対象レースは昨年のローズステークスと中日新聞杯・愛知杯となります。
2017年以降の脚質傾向は以下の通りです。
これを見ると逃げ馬の複勝率が高いものの、総数では全体の半数以上占める差し馬有利なレースと言えそう。
そこで前走脚質から参考になりそうなデータがありました。
圏内に入った18頭中で
・前走4角10番手以下だった馬は11頭
・前走4角5~9番手だった馬は4頭
・前走4角4番手以内だった馬は3頭
昨年のこの記事ではあまりに後方からの馬は要らないという恥ずかしいコメントを残してしまったが、前走4角10番手以下のムジカとオーマイダーリンが本番ではやや前目からの競馬で差して2・3着。
また阪神コース時代のローズステークスと昨年の中京ローズステークスも同じような傾向で、過去10年のローズステークスという視点で見ると圏内馬30頭中23頭が
前走初角or4角で7番手以下
基本的に脚質で考えるなら差し・追い込み重視の考えで良いと思う。
以上のデータを参考にすると最低でも前走初角or4角で7番手以下という馬を重視したい。
今回これに該当するのはアールドヴィーヴル・エンスージアズム・オータムヒロイン・オヌール・オパールムーン・コーディアル・タガノパッション・ミヤビハイディ・レアシャンパーニュの9頭。
ただ頭数が多いので数頭消すとしたら、重賞では絶望的に好走しない岩田望来騎手のエンスージアズム、前走2勝クラスで惨敗のオータムヒロイン、明らかに距離適性外のオパールムーン、ミヤビハイディは出走回避、主戦騎手の松若騎手が他馬に乗り換えてしまったレアシャンパーニュの5頭は割引ですかね。
残るアールドヴィーヴル・オヌール・コーディアル・タガノパッションの4頭は後方勢としては特に注目ですね。
次は枠順傾向です。
こちらも同じく同コース開幕3~4日目の重賞レースで調べました。
以下が2017年以降の枠順傾向です。
これを見ると15番ゲート以降からは圏内馬無しです。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると4~14番ゲートに好走馬が集中していて、内・外からは全く出ていません。
ただ共通して言えるのは外枠からは好走馬がいないこと。
上記のデータを考慮して
15番ゲート以降不利
と判断します。
次に血統傾向です。
こちらはハンデ戦も含めると血統傾向がマイナー種牡馬にまで広がってきそうなのでハンデ戦を除く同コース重賞、
但しグレードはG2以上で調べました。
2016年以降の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ハーツクライ
・キングカメハメハ
・エピファネイア
です。
殆どが金鯱賞のデータとなってしまいましたが、昨年のローズステークも似たような感じでクラシック血統が強い傾向があると言えそうですね。
ディープインパクト・ハーツクライ・キングカメハメハ・エピファネイアの4種牡馬だけで22頭中19頭が埋まります。
今回の該当馬は
アールドヴィーヴル
アンドヴァラナウト
エンスージアズム
オヌール
コーディアル
スパークル
タガノパッション
ミヤビハイディ
レアシャンパーニュ
以上9頭です。
除外対象馬は入れてません。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走オークス5着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アールドヴィーヴル
タガノパッション
以上2頭です。
更に絞るならオークス5着以内馬でも二桁人気だったオークス5着以内馬の好走例はなくタガノパッションは消えます。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走オークス出走馬は過去に重賞勝ち or G1で3着以内経験あり
② 前走G2・G3出走馬は過去に複数回重賞3着以内あり
③ その他路線組は前走2着以内 且つ 上り2位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は9回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件①or②or③に該当する馬は
イリマ
コーディアル
タガノディアーナ
プリュムドール
マリアエレーナ
メイショウオニユリ
レアシャンパーニュ
以上7頭です。
今年は③に該当する馬しかいませんでした。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
狙うは一撃回収!穴馬競馬予想ブログトップページ
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
脚質傾向・血統傾向・穴馬消去法の3項目で挙がった馬。
新馬以来5戦すべてが上り2位以内という安定した脚を持ち、距離2000mも克服済。
想定人気的にも冒頭で述べた穴傾向にある10番人気以下に該当で面白いかもしれない。
(B) プリュムドール
4走前に毎日杯3着プログノーシスの2着、3走前に青葉賞4着テーオーロイヤルの2着、そしてその後同コース含む2連勝。
戦ってきた相手を考えると牝馬限定戦ならチャンスは十分ありそう。
鞍上も武騎手に決まりそうで、更に想定オッズでは全く人気がないとなれば美味しい穴馬ではないだろうか。
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