このレースは京都競馬場で行われる芝1600m戦。
今年の登録馬は10頭。
しかも結構な低レベルな馬が揃った印象。
こうなるとどこまで買い目を絞って回収率を上げられるかがポイントになってくるかもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が2015年以降の阪神開催を除く過去8年の脚質傾向です。

これを見ると追い込みと上り6位以下の複勝率が良くないが、好走数や勝ち数を見ると軽視はできない。
そこでデータの無い海外遠征馬を除く前走脚質を見てみると…
① 前走脚質逃げ以外
② 前走G2以上出走馬は前走上り9位以内
③ 前走G3出走馬は前走上り7位以内 但し 追い込み馬は上り3位以内
④ 前走OPクラス出走馬は前走脚質先行で上り6位以内
⑤ 前走3勝クラス出走馬は前走上り1位
全体傾向では絞れなかったので、クラス別で絞ってみた。
これで(7・6・6・24)複勝率44,2%になります。
単純に脚質傾向だけで言えば残った馬はセオとロングランの2頭。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
⑥ 前走芝レース出走の牡馬・セン馬
⑦ 前走敗戦馬の着差0,5秒以内
⑧ 前走7番人気以内
⑨ 前走間隔6~25週
まだ絞れますがここまでくらいにしておきます。
この条件で(7・6・5・5)複勝率78,3%になります。
この条件に該当する馬は
ロングラン
以上1頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が2015年以降の阪神開催を除く過去8年の枠順傾向です。

これを見ると複勝率が高めなのは7番ゲート以内で好走馬は11番ゲートまで続く。
そして12番ゲート以降から好走馬が一旦途切れるが、14・15番ゲートで1勝づつ挙げている。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると10番ゲート以降からの好走馬は1頭だけ。
外枠はあまり良くないですね。
ただ登録馬が10頭なのであまり気にする必要も無いでしょう。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
以下が京都開催直近5年の傾向です。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・キタサンブラック
又は
父or母父or母母父に
・ヴァイスリージェント系
です。
ヴァイスリージェント持ちは過去5年でニホンピロキーフ・ガイアフォース・パクスアメリカーナ・サングレーザーの4頭が好走しています。
またルーラシップ産駒の好走はソウルラッシュだけなので敢えて対象には入れませんでした。
今回の該当馬は
ジュンブロッサム
ニホンピロキーフ
以上2頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青・緑・橙・灰色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走芝リステッドOPクラス以上で6着以内
② 前走馬体重470~520キロ
③ 前走国内出走馬は前走4角2~13番手
④ 前走国内出走馬は前走上り9位以内
⑤ 前走リステッドOPクラス出走馬は前走2番人気以内で5着以内
⑥ 前走G3出走馬は前走3番人気以内
⑦ 前走G2出走馬は前走5番人気以内
これで(8・6・6・1)複勝率95,2%になります。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
セオ
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走から斤量増馬以外
② 前走芝レースで脚質先行・差し
③ 前走OPクラス以下出走馬は前走馬体重480キロ以上
④ 前走3勝クラス出走馬は前走1番人気で1着
⑤ 前走OPクラス出走馬は前走5番人気以内の関西馬 且つ 前走間隔9週以上
⑥ 前走重賞で3番人気以内で6着以内
これで(2・1・3・1)複勝率85,7%になります。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
該当馬無し
以上0頭です。
不本意だが堅い馬券を狙うことも考えなければならないかも…
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は7,7%です。
・前走OPクラス出走馬で前走間隔8週以内(0・0・0・27)複勝率0%
・前走6番人気以下(0・0・1・55)複勝率1,8%
・前走から斤量増(0・0・0・15)複勝率0%
・前走馬体重467キロ以下(0・0・0・11)複勝率0%
・前走脚質逃げ・追い込み(0・0・0・33)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬はいませんでした。
また今回は5項目中4項目を突破した馬もいませんでした。
該当馬無し
以上0頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
ここを☟クリック
(A) ?????
2015年以降の京都開催過去8年で6番人気以下から好走した馬の脚質を見ると…
逃げ(0・0・0・4)複勝率0%
先行(1・1・2・14)複勝率22,2%
差し(0・0・1・4)複勝率3,7%
追い込み(0・0・0・22)複勝率0%
狙うなら先行馬。
今回のメンバーを見ると多分セオが逃げるだろう。
そうなると先行出来て、近走の走りから見込みがありそうな馬はこの馬となる。
3走前は明らかに不利な展開で2着馬は4角11番手、3着馬は4角13番手、4着馬は4角16番手。
対してこの馬は4角3番手で2着馬にコンマ3秒差で勝利。
2走前は明らかに荷が重く、前走は慣れない初逃げで凡走。
今回は開幕週で先行策も叶いそう。
そして斤量58キロだと全て凡走で、好走時は全て斤量57キロ以下。
そういう意味では今回はある程度好走条件が揃ったのではないか?
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