このレースは中山競馬場で行われる芝2000m戦。
G1昇格後はそれほど荒れてはいなかったが、近3年は二桁人気馬が毎年1頭好走していて波乱模様。
抜けて強い馬もいないですし、今年もそれなりに荒れてくれるんじゃないかと期待しています。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法とデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下がG1に昇格した2017年以降の過去8年の脚質傾向です。
これを見ると好走馬の殆どが先行or差し。
極端な脚質の馬は避けたい。
そこで前走脚質を調べると…
① 前走脚質先行・差し
好走馬24頭中22頭が前走脚質先行・差しである。
そして好走率が更に上がるのが…
② 前走上がり2位以内
更にここからクラス別に分けると圧倒的に好成績なのが…
③ 前走リステッドクラス以上出走馬
非リステッド以下(1・1・3・23)複勝率17,9%に対してリステッドクラス以上(6・4・3・16)複勝率44,8%である。
この条件に該当する馬はアスクエジンバラ・ジャスティンビスタ・バドリナートの3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下がG1に昇格した2017年以降の過去8年の枠順傾向です。
これを見ると16番ゲート以降からの好走馬無し。
大外枠は割引きです。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ても同じで大外枠からの好走馬無しで、それ以外なら満遍なく好走馬が出ています。
上記のデータを考慮して
16番ゲート以降不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
但しディープインパクト産駒はないのでそれを除外すると…
今回の推奨血統は
母父に
ノーザンダンサー系orサンデーサイレンス系で…
父に
・ノーザンダンサー
・ロベルト系
・トニービン内包種牡馬
又は
・父サンデーサイレンス系×母父ダンチヒ系(大系統ノーザンダンサー系)
です。
上記の条件で好走馬15頭全てが該当します。
今回の該当馬は
ウイナーズナイン
オルフセン
ショウナンガルフ
ノチェセラーダ
マテンロウゼロ
以上5頭です。
「 消去法データ 」
消去法はG1に昇格した2017年以降の過去8年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青・緑・灰色部分は強調部分として色分けしています。
① ノーザンファーム生産馬以外は前走重賞で2着以内
② 前走敗戦馬の着差0,2秒以内
③ 4月以前生まれ
④ 今走明け(10週以上)3戦目以上馬は除く
⑤ 前走馬体重450キロ以上
⑥ 前走4角9番手以内
⑦ 前走1勝クラス以上
⑧ 前走1勝クラス出走馬は前走1番人気
➈ 前走非リステッドOP出走馬は前走1番人気
⑩ 前走リステッドOP出走馬は前走2番人気以内
⑪ 前走重賞出走馬は前走間隔7週以内
これで(7・6・3・3)複勝率84,2%になります。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アンドゥーリル
ジャスティンビスタ
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 3月以前生まれ
② 前走から斤量増馬は除く
③ 前走脚質逃げ・先行・差し
④ 前走6番人気以内
⑤ 前走1勝クラス以下出走馬は前走1着で2着馬との着差0,2秒以上
⑥ 前走新馬・未勝利戦出走馬は前走上がり1位
⑦ 前走1勝クラス出走馬は前走上がり3位以内
⑧ 前走OPクラス以上出走馬の前走馬体重480キロ以上
これで(1・2・5・4)複勝率66,6%になります。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ウイナーズナイン
以上1頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象はG1に昇格した2017年以降の過去8年分の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は9,4%です。
・前走芝1勝クラス以上で1着以外の関東馬(0・0・0・24)複勝率0%
・4月以降生まれ(0・0・0・28)複勝率0%
・前走脚質追い込み(0・0・0・11)複勝率0%
・前走新馬・未勝利戦で上り1位の関西馬以外(0・0・0・24)複勝率0%
・前走1勝クラスで3番人気以内で1着馬以外(0・0・0・19)複勝率0%
・前走1勝クラス以上で前走馬体重479キロ以下(0・0・0・24)複勝率0%
このデスデータを全て突破した穴馬は
ウイナーズナイン
マテンロウゼロ
以上2頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
ここを☟クリック
(B) ?????
G1に昇格した2017年以降の過去8年分の6番人気以下のデータ(1・2・5・77)から連対した馬3頭の好走条件を調べてみた。
① 前走重賞出走馬
② 前走敗戦馬の着差0,2秒以内
③ 3月以前生まれ
④ 前走4角6番手以内
これで(1・2・0・3)連対率50%で該当馬は2頭だが、狙うならこの馬だと思う。
前走の好走は恵まれただけと思われそうだが掲示板内で前残りしたのはこの馬だけ。
しかも今回出走の1着馬とほぼ差が無いのに想定オッズは雲泥の差。
遡れば3走前はサウジアラビアロイヤルC3着、東スポ杯2着馬の2着という実績もある。
他にもこの脚質でこの鞍上というのはいかにも一発かましてくれそうな予感がある。
3年連続二桁人気馬が好走していることもあり、思い切って狙ってみるのも良いかな。



コメントを残す