このレースは中山競馬場で行われる芝2000m戦。
またこのレースはG1昇格後今年で5年目となり、中央競馬で今年最後のG1であり最後の重賞です。
終わり良ければ全て良し、最後のレースで一撃回収の大爆発目指し頑張ります。
想定1番人気はコマンドラインだが、前走2着に降したステルナティーアが阪神ジュベナイルで凡走。
もしかしたら単勝1倍台程の馬ではないかも?
また別の意味で注目は3番人気想定のオニャンコポン。
馬の実力は名前で決まるものではないが、父の種牡馬実績含めG1馬になるような期待がオーナーにあったとは思えない。
20年以上前にマチカネフクキタルという馬がG1を勝ったことがあるが、この馬が勝ったらそれ以来の珍名G1馬となる。
このレースはとにかく堅いが、今年こそ波乱があるのではないかと期待しています。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去4年の脚質傾向です。
これを見ると圏内馬はほぼ先行・差しタイプ。
そして上り1位は4戦全勝で、この4勝は先行・差しの圏内馬と重複しています。
よって圏内に入った先行・差し馬11頭の共通点を調べたいと思います。
この11頭中10頭に該当する条件は…
① 前走4角で3~5番手
この条件に該当する馬は
シェルビーズアイ
ラーグルフ
以上2頭です。
非常にシンプルな条件ですが残ったのは僅か2頭。
前過ぎず後ろ過ぎずという競馬をしてきた馬が好走傾向にあるようです。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去4年の枠順傾向です。
普段は5番人気以下と分けて傾向を読んでいますが過去4年で穴馬は僅か1頭だけ。
よって今回は全体傾向だけで見ていきます。
これを見ると内からも外からも好走馬は出ています。
内外で大きな差はないように見えます。
ただ以下のデータを見て欲しい。
先ほども述べましたが、過去4年で圏内に入った穴馬は僅か1頭だけ。
しかし5番人気以下で5着以内に入った馬をみると7頭中全てが真ん中より外の9番ゲート以降です。
自分の考えでは能力の足りない馬が好走できるゲートこそが「枠の利」だと考えています。
よって上記のデータを考慮して
9番ゲート以降有利
と判断します。
人気馬なら内枠でも良いが、穴馬を狙うなら外枠だと思います。
「 血統傾向データ 」
過去4年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ハーツクライ系
・ステイゴールド系
・ディープインパクト
又は
・ダンチヒ内包馬
・ロベルト内包馬
です。
ダンチヒ内包馬は2017年ジャンダルム・2018年ニシノデイジー・2020年ダノンザキッドが好走しています。
2017年は1~3着馬までロベルト内包馬でした。
そしてトニービン内包種牡馬でも結果を残しているのはサンデーサイレンス系のハーツクライ・ジャスタウェイ産駒です。
しかし同じトニービン内包種牡馬でもキンカメ系からは好走馬は出ていない。
ステイゴールド系は、ステイフーリッシュ・ドリームジャーニー産駒が好走しています。
今回は殆ど上記の条件に該当してしまう馬ばかりなので、非該当馬を載せます。
アケルナルスター
アスクワイルドモア
オニャンコポン
以上3頭です。
この3頭は血統傾向的にはあまり推せないですね。
逆に注目はマテンロウレオ。
父ハーツクライ×母父ロベルト×母母父ダンチヒ系。
想定オッズでは低人気ですが、血統的には面白そうです。
「 消去法データ 」
消去法は2017年以降の過去4年分のもので普段なら1~4番人気と5番人気以下に分けていますが、過去4年で5番人気以下の馬が来たのは僅か1回だけ。
よって今回は全体傾向で考えてみました。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走1600m以上
② 前走重賞2着以内 又は 未勝利戦を除く前走OPクラス以下の1着馬
③ 前走上り2位以内
上記の条件に該当する馬は
アスクワイルドモア
サトノヘリオス
シェルビーズアイ
マテンロウレオ
ラーグルフ
以上5頭です。
なんと想定オッズ4番人気以内馬が1頭も入りませんでした。
例外のない条件なので穴馬を狙うならこの5頭から狙うのがベストではないでしょうか。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
データは過去4年のもので対象は全馬です。
・キャリア5戦以上(0・0・0・7)複勝率0%
・敗戦馬の前走着差0,1秒以上(0・0・0・18)複勝率0%
・前走3着以下(0・0・0・15)複勝率0%
・前走馬体重449キロ以下(0・0・0・6)複勝率0%
・前走未勝利クラス(0・0・0・11)複勝率0%
・前走間隔中4週以内(0・0・1・16)複勝率5,8%
このデスデータを全て突破した馬は
オニャンコポン
キラーアビリティ
コマンドライン
ジャスティンパレス
タイラーテソーロ
マテンロウレオ
ラーグルフ
以上7頭です。
順当に上位人気馬が揃って残りました。
その他人気薄ではタイラーテソーロ・マテンロウレオ・ラーグルフがデータを突破。
この3頭は全く人気は無さそうだが自分としては注目しています。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
父方・母方の両方にロベルトを内包している馬で、今の阪神の重い馬場にフィットしそう。
血統傾向・脚質傾向・消去法・デスデータの項目も全てクリア。
毎回それ程人気にはならないが、現在2連勝中の勢いがある。
今回も同様に人気はあまりなさそうなので狙ってみたい。
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