このレースは中山競馬場で行われる芝1600m戦。
予想オッズでは1番人気は京王杯2歳Sで完敗したエナジーチャイム。
鞍上ルメール騎手ですが、不動の馬とも考えにくい。
その他の馬を見てもイマイチ信頼度が低く、今年も例年のようにそれなりに荒れるのではないですかね。
ただ近5年はそれ以前のように二桁人気の好走は無く、あまり無謀な穴馬を狙わな方が良いかもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が中山競馬場改修工事後の過去8年の脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬以外は特に不利は無い。
ただ先行馬は若干成績が低く、逃げ馬が3勝で差し馬が5勝です。
一応前走の脚質等を見てみると、前走初角先頭だった馬の好走率が悪く、逆に追い込みだった馬の好走率が思ったより悪くない。
そこで好走馬24頭の前走を調べてみると、その内23頭が…
① 前走初角2番手以下 且つ 4角7番手以内
② 前走初角4角共に8番手以下の馬は東京芝1600m出走馬に限る
この条件①or②に該当する馬は
キタウイング
スピードオブライト
チハヤ
ディヴァージオン
ディナトセレーネ
ヒップホップソウル
ブルーイングリーン
ミタマ
リックスター
以上9頭です。
前走後方待機から好走した馬は計4頭いますが、その内3頭が東京芝1600m戦でした。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去8年の枠順傾向です。
中山芝1600戦は基本的には圧倒的内枠有利。
ただこれを見ると、外枠を切っても良いと言える成績ではない。
基本的には10番ゲートまでが好走範囲と言えないこともないが、13~15番ゲートで好走馬が6頭もいる以上、このレースに限っては外枠不利とは考えなくて良いかも。
今度は7番人気以下限定の枠順傾向です。
このレースの過去10年の傾向を見てみると、毎年必ず7番人気以下から好走馬が出ています。
よってこの後の穴馬消去法やデスデータ突破馬についても7番人気以下を穴馬として検証します。
先程13番ゲート以降から好走馬が6頭出ていると言いましたが、その内4頭が穴馬です。
以上のことから考えてもやはり外枠が不利とは言えない。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・トニービン内包種牡馬
又は
・父サンデーサイレンス系×母父ミスプロ系
です。
トニービン内包種牡馬も走るが、とにかくこのレースは父サンデーサイレンス系×母父ミスプロ系という組み合わせが走る。
複勝率66,7%です。
今回の該当馬は
アンタノバラード
キタウイング
ミタマ
メイクアスナッチ
以上4頭です。
今回父サンデーサイレンス系×母父ミスプロ系の馬はアンタノバラードとキタウイングになります。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~6番人気の上位人気馬消去法と7番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は6番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走上り2位以内 or 4角3番以内
想定6番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
エナジーチャイム
スピードオブライト
ヒップホップソウル
メイクアスナッチ
以上4頭です。
消えたのは阪神ジュベナイル組のキタウイングとミシシッピテソーロ。
ミシシッピテソーロの場合は5着という実績を考えると消しずらい1頭ですが、前走は展開に恵まれた感はありますね。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は7番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1400m以上
② 前走東京or中山の特別戦以上出走馬
③ 前走新馬・未勝利で上り2位以内 or 4角2番手以内で1着
想定7番人気以下馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
アンタノバラード
イコノスタシス
ディヴァージオン
ディナトセレーネ
ミタマ
リックスター
以上6頭です。
関東圏の特別戦以上の出走馬に関しては前走大敗馬でも巻き返し可能です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の7番人気以下限定のもので、このレースの7番人気以下馬の複勝率は12,0%です。
・関西馬(0・1・0・15)複勝率6,3%
・前走間隔3週以内(0・0・0・22)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,9秒以上(1・0・0・31)複勝率3,1%
・前走馬体重441キロ以下(0・1・0・36)複勝率2,7%
・前走脚質逃げ(0・0・0・8)複勝率0%
・前走OPクラス以上(1・0・0・17)複勝率5,5%
・前走距離1400m以下(0・0・1・35)複勝率2,8%
残念ながらこのデスデータを全て突破した馬はいなかったので、7項目中6項目突破した馬を載せておきます。
イコノスタシス
ディナトセレーネ
ブルーイングリーン
マイレーヌ
ミタマ
リックスター
以上6頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(F)☟
(F) ?????
成績は見栄えしないが、中山1600mで2馬身半差で完勝した実績を持つ。
前走は着順的には圏外だったが、タイム的には悲観する程の差でもなく相手を考えれば上出来。
あとは内に入ったらとにかく強い鞍上にも期待。
だから何としても内枠が欲しいですね。
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