今回はファンタジーステークス2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは阪神競馬場で行われる芝1400m戦。
今年は例年の京都開催ではなく昨年に引き続き阪神開催です。
現時点の登録馬は10頭でやや寂しい頭数。
そして1番人気想定はナムラクレア。
想定オッズ100円台ですが距離が1400mに伸びて、前走決定的な差で負かしたスリーパーダ・アネゴハダ相手に同じパフォーマンスを見せれるかどうか?
新馬の1600m戦で負けているだけに付け入る隙はあるかも?
せめて2着くらいになってくれれば馬券的には面白いのですが…
まずは脚質傾向から見ていきます。
昨年は例年の京都ではなく阪神でのファンタジーステークスが開催されました。
今年も同じく阪神開催ですが去年は開幕週。
今年も開幕1日目ではあるが、連続開催でコース替わりもなく実質開幕9日目。
これだけ開催日が変わると馬場傾向も変わると思うので、なるべく同条件に近そうな同コース2歳戦限定開幕7日目以降で調べました。
以下が2011年以降の過去10年の脚質傾向です。
データの殆どが新馬・未勝利戦なのでどこまで信じて良いか微妙ですが、これを見ると圧倒的に逃げ・先行勢が有利。
次に昨年の阪神開催も含めた過去10年のファンタジーステークスの脚質傾向が以下の通り。
両データとも逃げ・先行有利という点は同じですね。
やはり重視するなら逃げ・先行勢。
そして今回のメンバーを見る限りでは前に行きそうなのはウォーターナビレラかナムラデイリリー辺りか。
ただキャリアの浅い2歳戦で前走脚質だけでの判断は難しいのですね。
一応京都開催も含めたファンタジーステークス過去10年も調べてみましたが、逃げ・先行で圏内に入った馬からは特徴のある共通点は見つかりませんでした。
次は枠順傾向です。
こちらも同じく同条件に近そうな同コース2歳戦限定開幕7日目以降で調べました。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬の多くは14番ゲート以内。
また複勝率20%台をコンスタントにキープしているのは3~14番ゲート。
ただ今回の登録馬は10頭ということを考えると外枠は気にしなくても良い。
内過ぎずがベストかも。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
先ほども言ったように登録馬が10頭なので11番ゲート以降は気にしなくても良い。
それを踏まえて穴馬で見ると、内枠の好走率はやや落ちているのが分かります。
上記のデータを考慮して
1・2番ゲート不利
と判断します。
次に血統傾向です。
ここでは同コース2歳戦限定で調べてみます。
期間は2019年以降の近3年としました。
大まかに種牡馬だけとし、サンプル数は5レース以上で複勝率30%以上の種牡馬を対象としました。
傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ヴィクトワールピサ
・キングカメハメハ
・キズナ
・エイシンフラッシュ
・ストロングリターン
・ミッキーアイル
・ディスクリートキャット
・エイシンヒカリ
・リオンディーズ
・ドゥラメンテ
・モーリス
です。
ひと昔前は2歳短距離戦と言えばキンシャサノキセキ産駒やダイワメジャー産駒というイメージがありましたが、新種牡馬も増えてきて勢力図が変わってきたようです。
今回の該当馬は
アネゴハダ
スリーパーダ
ナムラクレア
以上3頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走重賞で2着以内
② その他路線組は2番人気以内で2着以内 且つ 上り3位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
スリーパーダ
ナムラクレア
ママコチャ
以上3頭です。
今回は上位4頭中1頭しか消せませんでした。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走芝レース
② 前走新馬・未勝利組は4番人気以内で1着 且つ 上り2位以内or4角3番手以内
③ 前走1勝クラス~G3出走馬は3着以内
④ 前走G2出走馬
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アネゴハダ
オルコス
ナムラデイリリー
以上3頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
狙うは一撃回収!穴馬競馬予想ブログトップページ
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
アネゴハダを挙げる予定でしたが上位人気になってもおかしくない馬なので、代わりにこの馬を挙げます。
このレースは距離短縮馬(前走1500~1600m)の複勝率が47,8%もある。
この馬は今回数少ない距離短縮馬で、兄には皐月賞で4着に入ったアドマイヤハダルがいる。
穴馬消去法で挙げた馬でもあるもで、この馬を推したいと思います。
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