今回はチューリップ賞2021の上位人気馬過去データ消去法と脚質・血統傾向の記事です。
このレースは阪神競馬場で行われる芝1600m戦。
今年はメンバーレベルが低く上位勢にも隙が多そう。
馬券的には面白いレースになるかもしれません。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
過去10年このレースは開幕3日目に行われていましたが今年は開幕7日目。
条件は違いますが、このレースはデータを見てもわかる通り元々差し・追い込みも良く決まるレース。
開幕日は違いますが、このデータを基に調べていきたいと思います。
複勝率では逃げ馬の成績が良いものの、勝ち馬の10頭中8頭が上り2位以内。
そこで注目は逃げ馬と上りの脚を持つ馬。
まず逃げ馬だが、過去に逃げ経験があるのはシャーレイポピーだけ。
ただ鞍上が福永騎手でそこまで逃げに拘るかが疑問。
脚質も定まっていない若駒で枠順も確定していないのではっきりとは言えないが、フェアリーステークスで果敢に逃げたが絡まれてしまったタイニーロマンスは今回のメンバーなら逃げの手を打ちそうな気がする。
とにかく逃げ馬が見当たらないので、今回騎乗予定の内田騎手なら積極的に前に行くと読んでこの馬を逃げ馬候補として挙げます。
次に上りの脚を持つ馬ですが当日上り2位以内で圏内に入った馬は15頭いて、その15頭中12頭に共通する点は
前走4着以内 且つ 上り3位以内
但し500万クラス以下馬は1着 且つ 上り1位
今回はメンバーレベルが低くこの条件に合致する馬はいませんでした。
ただ個人的にはこのメンバーならタガノディアーナが面白いかも。
未勝利戦がほとんどだが4戦連続上り最速で前走500万クラスで上り2位という成績。
出走メンバーの中では一番上りに特化した馬だと思います。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ダイワメジャー
・ハーツクライ
です。
このレースも弥生賞と同様に種牡馬の世代交代が迫ってきているようです。
今年はハーツクライ産駒が1頭のみとなっています。
今回の該当馬は
シャドウエリス
以上1頭です。
対象馬には入れなかったがディープインパクトやダイワメジャーや昨年のキズナ産駒の好走から想像すると、マイル血統・スピード血統・早熟血統の種牡馬が今後活躍しそう。
今年のメンバーで見ると個人的にはミッキーアイル・キズナ産駒がそんなタイプの種牡馬ではないだろうか。
ただミッキーアイル産駒には1600mはやや長めかもしれません。
ちなみに今年のメンバーでキズナ産駒はマリーナだけです。
次に上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走阪神ジュベナイル3着以内or3番人気以内 又は 前走1着馬
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
メイケイエール
以上1頭です。
血統傾向でも距離が長いかもと書きましたが、気性的にも1400m以下が良い気がするんですよね。
ただデータでは唯一残った1頭なので一応重視したいと思います。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
とにかく崩れない安定性が良い。
そして確実に終いの脚を使ってくる。
脚質傾向でも書いた通り、今回のメンバーなら少頭数でもあるし上り1・2位の脚を使えるかもしれません。
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