このレースは阪神競馬場で行われる芝1200m戦。
2019年以来の阪神開催となります。
近6年で見ると比較的穏やかなレースで2020年に12番人気が1頭激走しましたが、それ以外は全て7番人気以内での決着。
過去10年で見ても9年で4番人気以内馬が毎年2頭以上好走しています。
高配当が見込めるレースではありませんが、諦めずに予想していきたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が2013年~2019年の阪神開催過去7年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ馬の成績が断トツだが、好走馬4頭中3頭が2番人気以内馬。
逃げ馬なら全て良いという訳でもなさそう。
逆に追い込み馬は逃げ・先行・差しと比べると劣勢ですね。
そこで前走脚質を見てみると意外なことに前走追い込み馬の複勝率は先行・差しより高い。
この点を踏まえて前走4角位置を見てみると…
① 前走4角5番手以内 or 前走4角9~13番手
この2パターンの好走率が高い。
ソコソコの位置からという馬より先行力か決め手かという馬の方が良いかもしれない。
但し決め手のある馬と言っても極端に後方からだと分が悪い。
ここから好走率の高い条件を積み重ねていくと…
② 前走重賞出走馬
③ 7歳以下
④ 前走G1出走馬を除く敗戦馬の着差0,5秒以内で7着以内
⑤ 前走G1出走馬を除く距離1200m以下
この条件①~⑤で(4・5・6・12)複勝率55,6%になります。
この条件に該当する馬は
スマートクラージュ
ビッグシーザー
ヴァトレニ
以上3頭です。
残ったのは全て先行馬でした。
「 枠順傾向データ 」
以下が2013年~2019年の阪神開催過去7年の枠順傾向です。
これを見ると1~7番と13番ゲート以降の成績が良い。
中枠付近の8~12番ゲートの成績が良くないですね。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると全体傾向とは全く逆の傾向ですね。
全体傾向では中枠付近はイマイチだったが、穴馬傾向では中枠付近に好走馬が集まっている。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
あまり決めつけずにフラットで考えます。
「 血統傾向データ 」
以下が阪神開催直近5年の傾向です。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父×母父に
・ミスプロ系×ナスルーラ系
・ナスルーラ系×ミスプロ系
この組み合わせで半数弱を占めているが、今年は該当馬無し。
よっていつものように父や母父で見てみると…
父に
・サクラバクシンオー系
・ロードカナロア
・ディープインパクト
・アドマイヤムーン
又は
母父に
・ナスルーラ系
です。
今回の該当馬は
スマートクラージュ
テイエムスパーダ
ビッグシーザー
ブトンドール
ボンボヤージ
以上5頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走古馬G1で一桁着順
② 前走重賞で2着以内 or 1番人気
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アグリ
ビッグシーザー
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走重賞組
② 前走二桁人気 且つ 二桁着順馬を除く上り4位以内 or 4角5番手以内
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エイシンスポッター
スマートクラージュ
ディヴィナシオン
ホウオウアマゾン
ロンドンプラン
ヴァトレニ
以上6頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は7,5%です。
・7歳以上(0・1・0・25)複勝率3,8%
・斤量55キロ・57キロ以外(0・0・0・9)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走間隔7週以上(1・0・0・31)複勝率3,1%
・前走から斤量減(1・0・0・29)複勝率3,3%
・前走馬体重462~510キロ以外(0・0・1・40)複勝率2,4%
・前走4角1番手・(0・0・0・8)複勝率0%
・前走OPクラス以下(0・0・0・29)複勝率0%
・前走距離1000・1200・1600m以外(0・0・0・13)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
テイエムスパーダ
以上1頭です。
まさかこの馬が残るとは…
基本的にデータ主義だけど流石にこの馬は手が出ないかな(-_-;)
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)
ここを☟クリック
(A) ?????
血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法推奨馬。
阪神コースを得意としており、8戦して6圏内。
決め手がないのが難点だが、凡走が少ないのが強み。
鞍上も先週重賞勝ちで勢いに乗っている。
この騎手、現在リーディング4位とは知らなかった…
昔から信用していない騎手であれだけ重賞が勝てなかった騎手が今年3勝。
一皮むけたのかな。
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