このレースは東京競馬場で行われる芝2400m戦。
上位人気は例年堅実に好走するが、現在5年連続二桁人気馬が好走中。
そろそろ途切れそうな気もするが、今年も二桁人気馬は要注意かもしれません。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると差し・追い込みで9勝、上り3位以内で9勝で決め手勝負のレースと言って良いでしょう。
先行馬はソコソコ健闘していますが、逃げ馬は全滅です。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走脚質差し・追い込み・マクリ
② 前走上り9位以内
前走傾向も同じく決め手勝負だった馬が良い。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ 前走桜花賞・忘れな賞・フローラステークス出走馬
④ キャリア6戦以内
⑤ 前走1着馬を除く前走8番人気以内
⑥ 前走敗戦馬の着差1,1秒以内
この条件①~⑥で(10・8・7・36)複勝率41,0%になります。
この条件に該当する馬は
アドマイヤベル
クイーンズウォーク
ステレンボッシュ
ライトバック
以上4頭です。
好走率の高い条件はここまでだが、このレースで大穴をあけた馬に注目したい。
過去10年で二桁人気馬で好走した馬は計5頭いるがその内4頭が…
① 前走4角3~5番手
② 前走皐月賞出走馬を除き前走上り8位以内
大穴をあける馬は決め手が無くて軽視されがちな前に行く馬。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ 前走馬体重450キロ以上
この条件①~③で(2・3・4・17)複勝率34,6%になります。
この条件に該当する馬は
チェルヴィニア
ラヴァンダ
以上2頭です。
二桁人気馬ならラヴァンダで能力は中々高そうなんだよな。
ただシルバーステート産駒で2400m…厳しくない?
まあそう思うからこそ大穴なのだが。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると13番ゲートまでで勝ち馬が9頭。
ただ14番ゲート以降からもソコソコ好走馬がいるので極端に外枠不利ということもないか。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると内からも外からも好走馬が出ています。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ドゥラメンテ
・ゴールドシップ
又は
母父or母母父に
・ヴァイスリージェント系
です。
特に近2年はドゥラメンテ産駒が絶好調ですね。
今回の該当馬は
クイーンズウォーク
コガネノソラ
サンセットビュー
ホーエリート
ミアネーロ
以上5頭です。
実績がないので書かなかったが、新種牡馬スワーヴリチャードはドゥラメンテと同じくトニービン内包種牡馬。
昨年の活躍を見ると同産駒のアドマイヤベルとスウィープフィートも要注意かもしれません。
「 消去法データ 」
消去法は2014年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走桜花賞で3着以内 且つ 上り3位以内 or 1番人気馬
② 前走忘れな草賞・フローラステークスで3番人気以内で3着以内 且つ 上り3位以内
ステレンボッシュ以外の上位人気馬が混戦模様なので、今回は予想オッズ5番人気以内馬までを上位人気馬として扱います。
上位人気が予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ステレンボッシュ
ライトバック
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 過去にチューリップ賞 or フローラステークスで1着 or 1番人気の経験あり
② 過去に1勝クラス特別以上の非根幹距離レースで1着の経験あり
今回は予想オッズ6番人気以下馬を穴馬として扱います。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アドマイヤベル
コガネノソラ
タガノエルピーダ
ミアネーロ
以上4頭です。
今回は前走だけでなく過去の履歴を追って共通点を探してみた。
そうじゃないと昨年のドゥーラや2021年のハギノピリナなんて拾えないですから。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は6,6%です。
・キャリア3~7戦以外(0・0・0・26)複勝率0%
・前走6着以下(0・0・1・55)複勝率1,8%
・前走敗戦馬の着差1,2秒以上(0・0・0・16)複勝率0%
・前走9番人気以下(0・1・0・44)複勝率2,2%
・前走馬体重449キロ以下(0・0・1・62)複勝率1,5%
・前走上り6位以下(0・0・1・57)複勝率1,7%
・前走初角3番手以内 or 4角2番手以内(0・0・0・35)複勝率0%
今回は予想オッズ6番人気以下馬を穴馬として扱います。
このデスデータを全て突破した馬は
アドマイヤベル
エセルフリーダ
ホーエリート
ミアネーロ
以上4頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(A) ?????
昨年はトニービン内包種牡馬が独占。
特にドゥラメンテ産駒は絶好調だが、これに対抗できるくらい期待値が高いトニービン内包新種牡馬を父に持つ。
兄弟を見るとマイルがベストな気もするが、父から判断すると距離が延びてもやれそうな気もする。
いつも正直にコメントする継続騎乗の鞍上も「問題ない」とコメント。
デビュー以来ずっと左回りを使われていて大目標はここではないか?
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