今回はアルゼンチン共和国杯2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは東京競馬場で行われる芝2500m戦。
想定1番人気は1強となっている昨年の覇者オーソリティで鞍上も昨年に引き続きルメール騎手。
G1では足りない馬だが、逆にG1以外ではオール圏内。
最近は一撃回収を狙うために基本的に1番人気を消すスタイルでやっているが、2番手以下が全て穴馬と言っても過言でないこの状況でこの馬を外すのは愚策か?
スタイルを貫いて消すか?スタイルを曲げて1着固定?それとも2着付けにするか?
回収率重視の自分にとってはこの馬の扱いが一番重要になりそうな1戦です。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると好走馬は先行馬か差し馬かのほぼ2択。
そしてそれ以上に注目したいのが上り1位の複勝率が90%を超えています。
この上り1位で圏内に入った10頭の共通点を調べてみると、その内9頭が
近3走以内の1800~2500m戦で4角7番手以内 且つ 上り2位以内で3着以内を経験
今回これに該当するのはアイアンバローズ・フライライクバード・マイネルウィルトスの3頭です。
この3頭は想定人気では下位人気馬ですので狙ってみる価値はありそうですね。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると18番ゲートの複勝率が高いが、基本的には13番ゲート以降から複勝率は下がっている。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると13番ゲート以降からは好走馬無し。
外枠から好走してるのは人気馬だけということになります。
ちなみに去年は完全に外差し馬場でした。
過去10年中5番人気以下の穴馬が来た年は7回ありますが、その内6年は必ず7番ゲート内から穴馬が出現しています。
上記のデータを考慮して
13番ゲート以降不利
と判断します。
ただピンポイントで好走枠を絞るなら1~7番ゲートでしょう。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
・トニービン内包馬
又は
母父に
・ロベルト系
です。
東京芝2500はとにかくスタミナを要するコース。
スタミナを補強する代表格と言えばトニービンとロベルト。
母父にロベルト系やトニービンを内包するハーツクライやルーラシップ産駒が活躍傾向にあります。
今回の該当馬は
アイアンバローズ
アドマイヤアルバ
アンティシペイト
オーソリティ
オウケンムーン
ゴースト
フライライクバード
ロードマイウェイ
以上8頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 6歳以下
② 斤量54キロ以上
③ 前走G2クラス以上出走馬
④ 前走距離2000m以上
⑤ 前走G1出走馬 又は 前走G2で4着以内or4番人気以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
オーソリティ
以上1頭です。
決してオーソリティがズバ抜けた馬とは思いませんが、相対的に見ると抜けているとしか思えない。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 6歳以下
② 斤量51キロ以上
③ 前走距離2000m以上
④ 前走3着以内or3番人気以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で7回。
そしてその7回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は7回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アイアンバローズ
コトブキテティス
ゴースト
フライライクバード
以上4頭です。
好走馬の多くは重賞経由ではなくOPクラス以下から馬が多いのが特徴ですね。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後にこのレースにおける極めて好走率が悪いデスデータを調べてみました。
今回は5番人気以下限定です。
・6歳以上(1・0・0・52)複勝率1,8%
・斤量50キロ以下と57キロ以上(0・0・0・28)複勝率0%
・前走と同斤量・斤量増馬(0・1・0・52)複勝率1,8%
・前走間隔中2週以内と中10週以上(0・0・0・27)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
アイアンバローズ
コトブキテティス
ディアマンミノル
フライライクバード
以上4頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
上記項目で全てで名前が挙がった馬。
好走血統であるロベルト内包馬、脚質傾向推奨馬、穴馬消去法推奨馬、デスデータ突破馬。
前走は初の重賞挑戦で3番人気にまでなった馬。
過剰人気だったとは思うが、鞍上も重賞では買えない岩田望来騎手(あくまで個人的な感想)だったので仕方ないか。
今回は前走と比べればオーソリティ以外大した馬はいない。
前走の敗戦で一気に人気が落ちるようなら重賞慣れも見込んで狙ってみたい。
ちなみに本当はこの馬より推したかった馬が(A)馬と同じく上記項目で全てで名前が挙がったがフライライクバード。
推せなかった最大の理由は(A)馬の所で書いた岩田望来騎手が想定されているということ。
デビュー以降5番人気下馬に乗った時の重賞成績が(0・2・0・57)複勝率3,4%。
先月久しぶりに府中牝馬で5番人気アンドラステで2着したが、この馬はもともと3走前に川田騎手に乗り替わった途端初重賞制覇したくらいの馬で実力はあった。
とにかく個人的には騎手で切りだが、騎手は関係ないという方ならこの馬も推奨できる馬です。
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