今回は関屋記念2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-20.png)
このレースは新潟競馬場で行われる芝1600m戦。
18頭立ても多いレースですが、意外にも過去10年で二桁人気馬は一度も圏内に来ていないレースで大荒れはあまりない。
ただチョイ荒れは期待できるレースなので穴で狙うなら5~9番人気くらいまでに絞って狙っていた方が良さそうです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-13.png)
これを見ると複勝率では逃げ・先行有利。
ただ追い込み馬の複勝率が17,8%で圏内馬30頭中の26%を占めているので後方勢も侮れません。
まず逃げ・先行勢に注目すると過去10年で圏内に入った逃げ・先行馬14頭中13頭に該当する条件は
・近3走中2戦以上4角5番手以内
・牝馬限定戦を除く前走G1出走馬or前走5番人気以内(前走OPクラス以下出走馬は1着に限る)
今回これに該当する馬は
アンドラステ・カラテ・グランデマーレ・パクスアメリカーナ・ロータスランドの5頭です。
前残りならこの5頭に注目ですが、2年ぶりの出走のパクスアメリカーナはさすがにどうでしょう?
常識的に考えるなら今回は静観が妥当なところですが…
今度は後方勢に注目すると過去10年で圏内に入った上り1・2位馬11頭中10頭に該当する条件は
・前走4角6番手以下で上り4位以内
・前走重賞出走馬は7着以内・OPクラス以下出走馬は3着以内 且つ 3番人気以内
今回これに該当する馬はソングラインの1頭です。
NHKマイルカップで互角の勝負をしたシュネルマイスターがその後安田記念で3着。
このことから考えてもこの馬は重視しなければならないでしょう。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-14.png)
これを見ると勝ち馬10勝の内7勝は12番ゲート以降から出ています。
内枠も不調というわけでもないが、外有利な傾向があります。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-15.png)
穴馬で見ると中枠は不振で4番ゲート以内で4頭、9番ゲート以降で7頭となりこちらも外枠優勢。
特に近6年は毎年必ず10番ゲート以降から穴馬が出現しています。
上記のデータを考慮して
9番ゲート以降有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-16.png)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ステイゴールド系
又は
母方に
・ロベルト内包馬
・グレイソブリン内包馬
です。
注目はディープ産駒かステイゴールド産駒でとにかくこの2産駒は買っておけというようなレースです。
ステイゴールドに関しては昨年オルフェーヴル産駒も好走しているのでステイゴールド系としました。
またキングカメハメハ産駒も複勝率は高いのですが、同一馬ということで対象には入れませんでした。
今回の該当馬は
アンドラステ
グランデマーレ
サトノアーサー
ソングライン
プールヴィル
ベストアクター
ラセット
ロータスランド
以上8頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-19.png)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 6歳以下
② 前走マイルG1出走馬 又は 前走距離1400m以上で2着以内or2番人気以内
③ 前走上り5位以内or4角5番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アンドラステ
ソングライン
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/08/キャプチャ-18.png)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 6歳以下
② 前走マイルG1出走馬 又は 前走牝馬限定戦を除く重賞組
③ 前走距離1600m以上
④ 前走G1を除く5着以内or5番人気以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アトミックフォース
パクスアメリカーナ
ロータスランド
以上3頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
6戦4勝の馬で負けたのは長期休み明けと後方からの競馬となった2戦だけ。
近2走はマイルで2連勝、前走は発展途上だったとはいえ宝塚記念2着のユニコーンライオンを退けている。
想定オッズ通りに買えるとは思えないが、過去傾向から考えてもこのくらいの人気の馬が狙いやすい。
(B) ロータスランド
上記で書いた血統傾向・穴馬消去法・脚質傾向で挙がった馬。
鞍上も2016年以降の近5年で複勝率44%の田辺騎手想定。
前走は3連勝で挑んだ重賞挑戦だったが5着と健闘。
もう圏内に届く位置にまでは来ていると思う。
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