今回は福島記念2020の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
このレースは福島競馬場で行われる芝2000m戦。
ローカルのハンデ戦の割りに大荒れが少ないレースですが、今年はメンバーを見る限り大混戦。
荒れる要素は十分ありそうです。
現在のnetkeibaさん想定オッズは以下の通りです。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ-66.jpg)
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が2011年を除く過去10年の脚質傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ-58.jpg)
これを見ると勝率・複勝率含め圧倒的先行馬が有利です。
そこで先行馬で圏内に入った14頭の共通点を調べるとその内12頭が当日3番人気以内でした。
それを踏まえて先行した馬の好走データを探してみると
当日3番人気以内の前走重賞出走馬で4角5番手以内だった馬
現時点でこの条件に最も近そうなのはバイオスパークではないでしょうか。
逆に考えると穴馬は逃げ・差し・追い込み馬の可能性が高いということになります。
次は枠順傾向です。
以下が2011年を除く過去10年の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ-59.jpg)
これを見ると9・13番ゲートの複勝率が高いですが、基本的には1~6番ゲートに好走馬が集中しています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ-60.jpg)
穴馬で見るとこちらも好走馬が6番ゲート内に多く、何故か9番ゲートにも穴馬が多くいます。
上記のデータを考慮して
1~9番ゲート有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ-61.jpg)
今回の推奨血統は
父に
・ステイゴールド
・キングカメハメハ
又は
・ロベルト内包馬
・トニービン内包馬
です。
近3年は特にステイゴールド産駒が大活躍。
ロベルト・トニービン持ちは毎年コンスタントに出現しています。
今回の該当馬は
アドマイヤジャスタ
ドゥオーモ
バイオスパーク
マイネルサーパス
マイネルファンロン
マイネルハニー
レッドローゼス
ロードクエスト
ヴァンケドミンゴ
以上9頭です。
次に消去法です。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
2011年を除く過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ-62.jpg)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 牡馬・セン馬 又は 前走G1出走した牝馬
② 前走重賞出走組
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年(開催数は9回)で9回。
そしてその9回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は9回です。
今回の想定4番人気以内馬はヴァンケドミンゴ・デンコウアンジュ・アドマイヤジャスタ・マイネルサーパスとなっています。
しかし個人的にはヴァンケドミンゴ・バイオスパーク・トーラスジェミニ・マイネルサーパスを上位4番人気ではないかと予想しているので、この4頭を想定上位人気4頭として扱います。
それを踏まえて上記の条件に該当する馬は
トーラスジェミニ
バイオスパーク
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
2011年を除く過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2020/11/キャプチャ-63.jpg)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 牡馬・セン馬
② 斤量54キロ以上
③ 前走重賞出走馬 又は 前走1着馬
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年(開催数は9回)で7回。
そしてその7回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は7回です。
先ほども書きましたが今回はヴァンケドミンゴ・バイオスパーク・トーラスジェミニ・マイネルサーパスの4頭を想定4番人気以内馬として扱います。
それを踏まえて今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アドマイヤジャスタ
テリトーリアル
ロードクエスト
ワセダインブルー
以上4頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後に現時点での穴馬候補3頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)(C)☟
(A)
この馬は過去にハンデ戦に3回出走して3 ・3・6着という好成績。
前走はハンデ戦ではないが、2番手から上り最速での勝利。
このレースと相性の良いオクトーバーステークス組でもあるので狙ってみたい。
(B)
この馬もハンデ戦の戦績は6・1・2・11・2着という好成績。
良績も小回りコースに偏っており、追い込み馬だからと言って侮れない。
(C)
もう終わった馬とも言えるが、この馬の鉄砲実績は警戒すべき。
5走前は休み明けだったが、迷走して初のダート戦で惨敗。
ただ次走はG2戦で今年の富士ステークス覇者ヴァンドギャルドとコンマ1秒差の勝負。
要は鮮度さえあれば、このくらいのメンバーなら十分やれるはず。
あとは前走である程度メドを立てた距離を克服してくれれば一発あってもおかしくない。
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