このレースは東京競馬場で行われる芝2400m戦。
今年の主役は無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノで1強ムード。
ただ不安材料もある。
この後に書きますが、データ的には前走上がりが速くないのが不安材料。
昨年もソールオリエンスが無敗の2冠馬を狙ったが惜しくも2着。
個人的にはこの馬の2・3着馬券も考慮したいと思っています。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると先行・差しで8勝。
極端な脚質はやや割引ですかね。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走上り5位以内
② 前走4角4~14番手
過去10年の勝ち馬は全て前走上り5位以内。
また前走で前過ぎず後ろ過ぎずという位置取りだった馬が良く、この条件で圏内馬30頭中24頭が該当する。
ちなみにこの時点で前走上がり6位のジャスティンミラノが消えた。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ 前走皐月賞出走馬は8番人気以内で7着以内 且つ 5番人気以内 or 5着以内
④ 前走皐月賞組以外は2番人気以内で2着以内
この条件①②+③or④で(9・8・7・19)複勝率55,8%になります。
この条件に該当する馬は
アーバンシック
コスモキュランダ
ダノンエアズロック
レガレイラ
以上4頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
このレースはとにかく外枠不利と言われるレース。
17番ゲートから勝った2018年ワグネリアンは福永騎手も枠が決まった時はかなりショックだったようなコメントもある。
18番ゲートから好走したイクイノックスとアドミラブルはズバ抜けた能力があったからの好走。
基本的には15番ゲート以降は割引と考えてよさそう。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると12番ゲート以降からの好走馬は無し。
また1枠有利なレースとしても有名ですが、穴馬で見ると以前ほど1枠にこだわることもないのかも。
上記のデータを考慮して
1~11番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
ディープインパクト産駒の活躍が顕著だが、もはやこの産駒は存在しないのでそれ以外で見てみると…
今回の推奨血統は
・父ミスプロ系以外のトニービン内包馬
です。
意外なのはミスプロ系の好走馬が全くいないこと。
殆どがサンデーサイレンス系になりますね。
そしてディープインパクト産駒を除いた表を見ると、10頭中6頭がトニービン内包馬でその内5頭がハーツクライ持ち。
ハーツクライの血は要注意ですね。
今回の該当馬は
アーバンシック
ビザンチンドリーム
レガレイラ
以上3頭です。
今年の父ミスプロ系以外のハーツクライ持ちはアーバンシックとレガレイラの2頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2014年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走皐月賞で5着以内 or 1番人気 且つ 上り5位以内
現時点の予想オッズを見るとジャスティンミラノとレガレイラ以下は大混戦でどの馬が上位人気に食い込んでくるかは微妙。
ただアーバンシックとシックスペンスは4番人気内になるのではないかと思います。
そこでジャスティンミラノ・レガレイラ・アーバンシック・シックスペンスを上位人気馬として扱います。
上記の条件に該当する馬は
アーバンシック
レガレイラ
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走皐月賞で6番人気以内
② 前走青葉賞・京都新聞杯で2着以内 or 3番人気以内
③ 前走1番人気で1着馬
今回はジャスティンミラノ・レガレイラ・アーバンシック・シックスペンス以外を下位人気馬として扱います。
上記の条件①or②or③に該当する馬は
シュガークン
ショウナンラプンタ
シンエンペラー
ジューンテイク
ダノンエアズロック
メイショウタバル
以上6頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は5,5%です。
・キャリア5~7戦以外(0・0・0・42)複勝率0%
・前走皐月賞で9着以下(0・0・0・30)複勝率0%
・前走皐月賞以外で7着以下(0・0・0・14)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,6秒以上(0・0・1・63)複勝率1,6%
・前走皐月賞で7番人気以下(0・0・0・39)複勝率0%
・前走皐月賞以外で4番人気以下(0・0・0・38)複勝率0%
・前走馬体重465キロ以以下(0・0・0・34)複勝率0%
・前走皐月賞で4角10番手以下(0・0・0・23)複勝率2,7%
・前走皐月賞以外で4角13番手以下(0・0・0・9)複勝率2,7%
・前走距離1900m以下(0・0・0・23)複勝率0%
今回はジャスティンミラノ・レガレイラ・アーバンシック・シックスペンス以外を下位人気馬として扱います。
このデスデータを全て突破した馬は
シンエンペラー
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(A)(B) ?????
正直穴馬でどの馬を選んだらいいかかなり迷うので、データーだけで推奨するなら2頭。
6番人気以下限定データで…
① キャリア7戦以内
② 前走OPクラス以上で8着以内
③ 前走皐月賞で6番人気以内、その他芝OPクラス以上で3番人気以内
④ 前走馬体重466~500キロ
⑤ 前走4角12番手以内
⑥ 11番ゲート以内
過去10年で好走した6番人気以下の全7頭は全て上記の条件に該当する。
上記の条件で①~⑥で(1・0・6・6)複勝率53,8%である。
穴馬の複勝率としては上々でしょう。
⑥の条件「11番ゲート以内」は枠順発表以後しかわからないので、条件①~⑤に該当する馬を挙げておきます。
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