このレースは阪神競馬場で行われる芝2200m戦。
春競馬を締め括る宝塚記念です。
注目はなんと言ってもドハイシーマクラシックを圧勝したイクイノックス。
そして春天勝ち馬ジャスティンパレスとの対決も見物です。
イクイノックスと言えば父キタサンブラック。
父はこのレースで惨敗しましたね。
能力的には断然も競馬に絶対はない。
前走のドバイシーマクラシックで逃げたのも気になるところ。
競馬ファンとしては最強馬の走りが見たいところですが、馬券的にはジャスティンパレスが好走してイクイノックスが2・3着、もしくは圏外というパターンに期待してしまいます。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見るととにかく前に行った馬が有利で逃げ・先行の複勝率が非常に高い。
その反面上り最速馬の複勝率100%というのも見逃せない。
そこで前走脚質を見てみたい。
前走海外遠征馬の脚質データは無いので前走国内出走馬だけに限定してみてみると…
① 前走脚質追い込み以外
上り最速馬の成績は優秀だが、前走追い込みだった馬の成績は良くない。
また前走上りが1~3位だった馬の複勝率は全て10%台。
前走上りが速かったからと言って、本番の上りの速さとは結び付いていない。
そしてここから好走条件を積み重ねていくと…
② 6歳以下
③ 前走G1で8着以内、目黒記念・鳴尾記念で4着以内
④ 前走G1で5番人気以内、目黒記念・鳴尾記念で3番人気以内
ここまで絞り込んでいくと脚質傾向に特徴が表れてきて…
⑤ 前走上り1位 or 4位以下
ここまでの条件①~⑤で(4・6・5・11)複勝率57,7%です。
この条件に該当する馬は
ジャスティンパレス
ディープボンド
以上2頭です。
ここまでは前走国内戦馬の傾向でしたが、今度は前走海外遠征馬の傾向を調べてみたいと思います。
ただ前走上りや脚質が不明なので、とりあえずはっきりしているデータとして…
① 前走海外G1で3着以内 且つ 3番人気以内
そして上りに関してだが…
② 前々走の国内戦で上り2位以内
この条件①②で(2・0・1・0)複勝率100%です。
この条件に該当する馬は
イクイノックス
以上1頭です。
ちなみに今回海外帰りの馬が多いですが、外国馬ワーザーを除く日本馬で馬券になった5頭全ては前走海外G1で3着以内。
となるとデータ的にはジェラルディーナ・ジオグリフ・ダノンザキッド・ユニコーンライオン・ヴェラアズールは無条件で切りということになります。
あくまでデータなので参考までに。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると10番ゲート以降から勝ち馬が7頭出ていて、複勝率でも若干外枠の方が良い気もするが内枠と決定的な差があるわけでもない。
ただ17・18番ゲートからは好走馬が出ていない。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると中枠付近と大外枠の好走率が悪い。
ただ共通して言えるのは17・18番ゲートからは好走馬がいないということ。
上記のデータを考慮して
17・18番ゲート不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ナスルーラ系
又は
・トニービン内包馬
です。
特筆なのは圏内馬15頭中半数以上の8頭がトニービン内包馬。
人気薄の馬でも絡んでいるのでトニービン持ちというだけで押さえておいた方が良いかもしれません。
今回の該当馬は
イクイノックス
ダノンザキッド
ドゥラエレーデ
ボッケリーニ
以上4頭です。
イクイノックスはただでさえ抜けた存在なのに血統傾向も嵌っている。
敢えて逆らいたいですがやっぱり無理かな。
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 前走海外遠征馬で3番人気以内で3着以内
③ 前走国内G1出走馬で4番人気以内
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
イクイノックス
ジャスティンパレス
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 6歳以下
② 前走芝G1出走馬で4着以内 or 5番人気以内
③ 目黒記念・鳴尾記念で3着以内 or 2番人気以内
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
アスクビクターモア
ダノンザキッド
ブレークアップ
プラダリア
以上4頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は15,5%です。
・7歳以上(0・1・0・22)複勝率4,3%
・前走G2クラス以下出走馬で5着以下(0・1・0・30)複勝率3,2%
・前走国内戦出走馬の敗戦馬の着差1,2秒以上(0・0・0・18)複勝率0%
・前走外国馬を除く海外遠征馬で4着以下(0・0・0・6)複勝率0%
・前走国内戦出走馬で追い込み(0・1・0・23)複勝率4,2%
・前走OPクラス以下出走馬(0・0・0・5)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
スルーセブンシーズ
ドゥラエレーデ
ブレークアップ
ミクソロジー
以上4頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)
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(A) ?????
この馬は予想外のことが多い。
成長力はイマイチな血統かと思えば古馬になっても意外とやれてる。
距離延長時もこの距離は長いかなと思えばこれまた意外とこなしてる。
今回は更に距離延長で嫌われそうだが、距離経験が無いだけでそこは未知数。
ジェラルディーナだって最初はモーリス産駒の2200m以上なんて要らないと思ったくらい。
今回は(1・1・2・0)複勝率100%の阪神コースでこのうち3戦がG1。
人気的にも面白いんじゃないかな。
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