このレースは阪神競馬場で行われる芝1600m戦。
今年の登録馬を見ると阪神ジュベナイル1着馬サークルオブライフ、同じく3着馬ウォーターナビレラ、そして不利さえなければもっと上位に来たであろう4着馬ナミュールが参戦。
もうこの3頭で決まってしまいそうな気もするが、3強と言われて3強で決まらないのが競馬。
1席くらいはチャンスがあるはずと希望を持ちながら穴馬を探していきたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると追い込み馬の複勝率が16%以上もあることから、差しが届きやすいレースということが分かります。
しかしながら、逃げ馬・先行馬の複勝率は差し・追い込み馬の勝率・複勝率を遥かに上回るというのも事実。
まず複勝率が高い逃げ・先行馬から見ていくと…前走脚質はバラバラ。
前走後方から競馬をしていた馬が突如先行策を取るということが頻繁に起こっている。
脚質が定まっていないこの時期に逃げ・先行馬を選定するのは難しそう。
ただこれで終わりたくないのでもう少し掘り下げてみると、好走率の高い条件を見つけました。
① 前走重賞で初角4角共に3番手以内で5着以内
対象馬は過去10年で僅か6頭ですが(2・1・2・1)複勝率83,3%です。
この条件に該当する馬は
ウォーターナビレラ
ラリュエル
以上2頭です。
次に後方勢ですが差し・追い込みで圏内に入った馬は計14頭いますが、その内11頭に共通する点は…
① 前走4着以内 且つ 上り 3位以内
② 但し前走1勝クラス以下馬は1着 且つ 上り1位
③ 前走1勝クラス以下はキャリア2戦以内、OPクラス以上はキャリア4戦以内
この条件に該当する馬は
オーソレミオ
サークルオブライフ
ナミュール
ピンハイ
ホウオウバニラ
以上5頭です。
この5頭なら想定オッズから考えてもサークルオブライフとナミュールが普通に有力でしょう。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると15番ゲート以降は好走馬無しということですが、今年の登録馬は12頭で特に影響は無いでしょう。
内外でそれ程有利不利は無いと思います。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると内外で有利不利は無いようにも見えるが、5番ゲート以内からは穴馬は1頭だけ。
昨年まではあまり気にしていなかったが、過去10年の穴馬が来た年の馬番を見ると必ず6番ゲート以降から出ているんですよね。
1番ゲートから穴馬が1頭出ていますが、その年はもう1頭穴馬が14番ゲートから出ています。
上記のデータを考慮して
1~5番ゲート不利(穴馬限定)
と判断します。
傾向的には上位人気馬は内枠でも嫌わなくても良いと思います。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ダイワメジャー
・トニービン内包種牡馬
又は
父or母父に
・ノーザンダンサー系
です。
特に目立つのが父or母父にノーザンダンサー系ですね。
過去5年の父ノーザンダンサー系の複勝率は40%、母父ノーザンダンサー系の複勝率は38,1%というかなり高い複勝率を誇っています。
そして2018年以降は毎年2頭好走馬が出ています。
今回は該当馬が多いので非該当馬を載せます。
アンジェリーナ
サークルオブライフ
ジャマン
ピンハイ
以上4頭です。
あくまでデータ的にですがこの4頭はマイナス材料ですね。
「 消去法データ 」
消去法は2012年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走阪神ジュベナイル3着以内or3番人気以内 又は 前走1着馬
ただこの条件だと上位人気4頭全てが残ってしまった(;^_^A
よって今回は別の消去法を使って見ました。
② 前走阪神ジュベナイルで3着以内 且つ 上り2位以内
過去10年中②の条件で走った馬は9頭いますが、その全馬が圏内に来ています。
想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
サークルオブライフ
以上1頭です。
ただナミュールの前走は出遅れ最後方、4角では不利があって通りたくもない内側を走った経緯がある。
それを考慮すればこの馬も消去法で残っているはずの馬だと思います。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 前走距離1500~1600m
② 前走G1で4番人気以内
③ 前走未勝利戦以外で5着以内 且つ 上り3位以内or4角4番手以内
穴馬が来た年は6年ありますが、この条件でその6年全ての年で好走馬が出ています。
想定5番人気以下馬で上記の条件①+②or③に該当する馬は
サウンドビバーチェ
ラリュエル
以上2頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,3%です。
・キャリア6戦以上(0・0・0・16)複勝率0%
・前走間隔中2週以内(0・0・0・8)複勝率0%
・前走G2以下出走馬で6着以下(0・0・0・24)複勝率0%
・前走G2以下出走馬の敗戦馬の着差0,4秒以上(0・0・0・41)複勝率0%
・前走G2以下出走馬で5番人気以下(0・1・0・41)複勝率2,3%
・前走未勝利・1勝クラス・非リステッドOPクラス(0・1・1・65)複勝率2,9%
・前走距離1500~1600m以外(0・0・0・40)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は残念ながらいませんでした。
よって減点項目が1つだけだった準パーフェクト馬を載せます。
サウンドビバーチェ (前走未勝利・1勝クラス・非リステッドOPクラス)×
ホウオウバニラ (前走距離1500~1600m以外)×
ルージュスティリア (前走距離1500~1600以外)×
以上3頭です。
この中でホウオウバニラは同条件アルメリア賞でデムーロ騎手想定で登録しているので、多分回避でしょう。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(A)☟
(A) ?????
この馬は前走最後の直線で最悪のドン詰まりで、ようやく抜け出して伸びてきたところでゴール。
まともに早めに抜け出していたら重賞圏内は十分あったはず。
前回の推奨穴馬でもあり、新馬戦の相手も素質馬揃いのなかで勝利。
血統傾向・脚質傾向・穴馬消去法推奨馬でもあり、今回もう一度この馬を推してみたい。
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