今回はセントウルステークス2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/09/キャプチャ-29.png)
このレースは中京競馬場で行われる芝1200m戦。
昨年に引き続き今年も阪神開催ではなく中京開催となります。
今年はレシステンシアとラウダシオンのG1馬2頭、そして安定感抜群のカレンモエ等が参戦。
過去10年で4番人気以内馬が2頭以上来た年は過去8回あるように人気馬は堅実に走るレースで、上位4頭に割って入る馬は1頭いるかいないかというレースになるのではないでしょうか。
まずは脚質傾向から見ていきます。
中京開催のデータは昨年だけしかないので、2011年以降の同条件に近い同コース開幕週重賞の脚質傾向を調べました。
以下がその傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/09/キャプチャ-30.png)
これを見ると逃げ・先行勢がかなり有利であるが、前走4角を見るとはっきりした傾向があった。
過去9年の圏内馬27頭中25頭が芝レースで前走4角8番手以内
この条件に合致する馬は多数いるが、逆にこれに該当しない馬は危険かもしれない。
そしてコンパウンダー・シャインガーネット・ジャンダルム・ナランフレグ・ベストアクター・ラヴィングアンサーの6頭がその危険かもしれない馬。
全て下位人気馬だが、穴狙いでもここ辺りから入るのは得策ではないかもしれません。
ただジャンダルムに関しては取捨に迷いますね。
前走やや出遅れでしたし、それ以前は常に先行策だった馬。
この馬は見限らない方が良いか。
次は枠順傾向です。
こちらも同じく2011年以降の同条件に近い同コース開幕週重賞の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/09/キャプチャ-31.png)
これを見ると最内枠と大外枠付近からは圏内馬がいません。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/09/キャプチャ-32.png)
穴馬で見ても同じような結果で、最内と大外以外は満遍なく穴馬が出ています。
上記のデータを考慮して
3~16番ゲート有利
と判断します。
次に血統傾向です。
こちらも同じく2016年以降の同条件に近い同コース開幕週重賞の血統傾向です。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/09/キャプチャ-28.png)
今回の推奨血統は
父に母父ミスプロ系を除く
・ディープインパクト
・ミスプロ系
・ノーザンダンサー系
です。
昨年の中京コースでのセントウルステークスでは父ノーザンダンサー系が2頭も圏内に入りました。
あと特徴的なのは母父にミスプロ系を持つ馬は1頭も圏内に入っていません。
今回の該当馬は
カレンモエ
コンパウンダー
シャンデリアムーン
ジャンダルム
タイセイビジョン
ベストアクター
ボンボヤージ
以上7頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/09/キャプチャ-24.png)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走G1出走馬で一桁着順 又は 前走重賞で1番人気or1着
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は9回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
カレンモエ
レシステンシア
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
![](https://ichigeki-kaisyuu.com/wp-content/uploads/2021/09/キャプチャ-27.png)
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走芝重賞組
② 前走4着以内or4番人気以内or4角4番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
シゲルピンクルビー
ジャンダルム
タイセイビジョン
メイショウチタン
以上4頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
狙うは一撃回収!穴馬競馬予想ブログトップページ
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
この馬こんなに人気がないの?
あくまで想定人気なのでもっと人気になるとは思うが、前走は2歳時代以来の2回目の芝1200m戦。
敗れはしたが、トップハンデを考えれば上々の内容。
ピクシーナイトとは前走斤量4キロ差が今回は2キロ差まで縮まる。
今回は別定戦で距離慣れも考えると前進が見込めそうです。
(B) ジャンダルム
前走は出遅れと斤量を考えたらもう一度見直しても良いと思う。
その前走はモズスーパーフレアを差し置いて1番人気にまでなった馬。
前走の敗戦だけで人気が下降するならオッズ次第では押さえても良いかも。
今回で1200戦は3回目で、距離慣れと母ビリーブの血に期待したい。
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