今回はスプリンターズステークス2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
ヨカヨカは回避&引退です。
このレースは中山競馬場で行われる芝1200m戦。
過去6年の勝ち馬は全て後方勢で昨年は鬼脚と言えるグランアレグリアの勝利。
しかし今年は先行馬のレシステンシアが想定1番人気です。
他にも昨年に続きハイペースを作り上げたモズスーパーフレア・ビアンフェ、さらに輪にかけてレースをぶち壊しそうな制御不能なメイケイエールも参戦となるとハイペース必至かも?
それでも前残りに賭けるか?それとも昨年の再現を狙って後方勢に賭けるか?
レース的には白熱しそうな面白い戦いになりそうです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が中山競馬場改修工事後の過去6年の脚質傾向です。
これを見ると勝ち馬は全て後方勢です。
また複勝率50%の逃げ馬にも注目ですが、今年も昨年に続き競いあったビアンフェとモズスーパーフレアが参戦。
この2頭は共倒れになり追い込み馬のアウィルアウェイまでが突っ込んでこれるような展開になった。
今年も似たような展開と考えるとやはり後方勢重視か?
そこで全6勝の後方勢に注目してみると共通する条件は
①当日3番人気以内
②前走3番人気以内で4着以内
③前走上り3位以内
④前走4角6番手以下
ただ残念ながら今回は該当馬がいませんでした。
よって今回はこの条件に最も近い馬を探してみます。
まず大前提として①の当日3番人気以内であろうレシステンシア・ダノンスマッシュ・ピクシーナイト、そして4番人気であろうジャンダルムで考えてみます。
レシステンシア…条件①②に該当
ダノンスマッシュ…条件①②④に該当
間違えました①④に該当(前走海外競馬のため③の条件は不明)
ピクシーナイト…条件①②④に該当
ジャンダルム…条件③④に該当
この4頭で4つの条件に最も該当するのはピクシーナイト・ダノンスマッシュです。
例年なら後方勢有利とは言っても極端な追い込み馬には分が悪く、理想的な位置としては6~9番手辺り。
ただ今年も昨年のような追い込み馬アウィルアウェイが突っ込んでくる展開もあり得る。
そういう意味ではジャンダルムは4番人気想定ですが、③④の条件に該当し前走は出遅れさえなければ勝っていたかもしれない馬。
明らかな追い込み馬ですが、この馬も侮れません。
1番人気想定のレシステンシアは例年の傾向と昨年の傾向も加味すると、有力候補ではあるが単勝向きではなく複勝向きの馬ではないでしょうか。
ちなみに昨年のレースで4角4番手以内で4着以内に入ったのはダノンスマッシュとミスターメロディのG1馬2頭。
5~9着までは全て4角6番手以下の馬でした。
昨年の再現と考えるなら、個人的にはビアンフェ・ファストフォース・メイケイエール・モズスーパーフレア・レシステンシアは辺りは割引ですかね。
まあレシステンシアは自力で食い込む余地はありますが…
次は枠順傾向です。
以下が中山競馬場改修工事後の過去6年の枠順傾向です。
これを見ると明らかに11番ゲート以降が劣勢。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見るとほぼほぼ9番ゲート以内から穴馬が出現。
外枠は不利と考えて良いでしょう。
上記のデータを考慮して
1~9番ゲート有利
と判断します。
但し昨年は前日の土曜開催から外差し馬場で、本レースでもその傾向が続いた。
傾向的には内枠有利ではあるが、土曜日の馬場次第では真逆になる可能性も考慮するべきでしょう。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ミスプロ系
・1600m・2000mG1勝利経験があるサンデーサイレンス系種牡馬
です。
完全にミスプロ系の天下と言ってよい傾向です。
それ以外の抵抗勢力としてはサンデーサイレンス系ですが、マイル~2000mで実績を残した種牡馬が有力です。
今回の該当馬は
アウィルアウェイ
ダノンスマッシュ
ファストフォース
メイケイエール
モズスーパーフレア
ラヴィングアンサー
レシステンシア
ロードアクア
以上8頭です。
除外対象馬は入れていません。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
2014年の新潟開催を除く過去9年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走セントウルステークスで2着以内 or G1で3着以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去9年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は7回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ピクシーナイト
レシステンシア
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去9年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 5歳以下
② 前走OPクラス以上
③ 前走4着以内 又は 前走G1を除く7着以内の4番人気以内馬
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去9年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は7回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
エイティーンガール
クリノガウディー
ビアンフェ
ファストフォース
メイケイエール
以上5頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
狙うは一撃回収!穴馬競馬予想ブログトップページ
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) クリノガウディー
左回りでパフォーマンスを上げる馬だが、昨年は右回りの当レースでも5着と大健闘。
さすが幻のG1馬と言ったところでしょう。
展開的な助けもあったと思うが、今年のメンバー構成は昨年同様この馬に向く可能性十分。
あとは外枠に良績が少ない馬なので、土曜の馬場次第ですが個人的には内枠希望ですね。
(B) ?????
(A)馬同様で今回のメンバー構成なら昨年の再現に期待したい。
とにかく溜めに溜めて一発ズドンに賭ける。
今回の騎手は初乗りだが、この鞍上なら十分信頼できる。
前走の惨敗からか想定オッズでは甘く見られているが、展開さえ向けば破壊力は十分あると思う。
コメントを残す