今回はジャパンカップ2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは東京競馬場で行われる芝2400m戦。
昨年は豪華なメンバーが揃いましたが、今年はイマイチパッとしないメンバーですね。
コントレイルは昨年に続き出走ですが、その時は無敗の3冠馬として出走。
今年はメッキが剝がれつつある中での出走で、しかも対抗馬筆頭がシャフリヤールくらい。
高回収率を狙うならコントレイルの2・3着付けかシャフリヤールを消すか、狙い目としてはここ辺りでしょう。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると勝ち馬はほぼ先行・差しで9勝挙げています。
そして上り1位が僅か1勝という点も見逃せない。
過去10年の勝ち馬10頭をみるとその内9頭は4角6番手以内という成績。
また圏内馬30頭中24頭が4角9番手以内で全体の80%です。
基本的にあまり後方から競馬をする馬は割引いた方が良さそう。
そこで過去10年の圏内馬30頭の近3走を見てみると、
30頭中25頭が近3走以内で4角5番手以内を経験
これに該当するのは
アリストテレス
オーソリティ
カレンブーケドール
キセキ
コントレイル
シャドウディーヴァ
シャフリヤール
モズベッロ
以上8頭です。
除外対象馬と外国馬は入れていません。
*海外遠征が含んでいる場合は、国内戦近3戦としています。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見るとまず目につくのは1・2番ゲートで5勝という点。
そして複勝率では6番ゲート内が比較的有利にも感じます。
その一方で外枠でも好走馬が出ているので、外枠はダメと決めつけることもできない。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると1番ゲートの複勝率は高めだが、それ以外では内~外まで満遍なく好走馬が出ています。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
ただ1・2番ゲートに入った馬は気になりますね。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・トニービン内包種牡馬
又は
母父or母母父に
・ボールドルーラー系
です。
中でも注目はハーツクライを代表とするトニービン内包種牡馬。
昨年以外の4年間は毎年圏内に来ていました。
またディープインパクト産駒の複勝率は10%台と決して良い数字とは言えないが、近2年は好調です。
母父・母母父にボールドルーラ系はキタランブラック・サウンズオブアース・スワーブリチャードが好走しています。
今回の該当馬は
カレンブーケドール
キセキ
コントレイル
サンレイポケット
シャドウディーヴァ
シャフリヤール
マカヒキ
ムイトオブリガード
ロードマイウェイ
ワグネリアン
以上10頭です。
除外対象馬と外国馬は対象にしていません。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 5歳以下
② 前走G1出走馬
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
コントレイル
ユーバーレーベン
以上2頭です。
このレースは3歳牝馬が斤量差を活かしてとにかく強いレースをする。
過去に好走した牝馬とユーバーレーベンを比べると物足りなさは感じますが、コントレイルを破る可能性がある馬として1発ありそうなのはこの馬かなと思っています。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走距離2000m以上でG2クラス以上
② 前走5着以内
③ 過去にG1で3着以内の経験あり
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で7回。
そしてその7回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は6回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アリストテレス
キセキ
マカヒキ
以上3頭です。
外国馬は対象外です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後にこのレースにおける極めて好走率が悪いデスデータを調べてみました。
今回は5番人気以下限定です。
・8歳以上(0・0・0・8)複勝率0%
・中8週以上(0・0・0・21)複勝率0%
・前走から斤量1,5キロ増以上と2,5キロ以上減(0・0・0・26)複勝率0%
・前走クラスG3以下(0・0・0・11)複勝率0%
・前走距離2000~2500m以外(0・0・0・14)複勝率0%
・外国馬(0・0・0・28)複勝率0%
今回はこのデスデータを全て突破した馬が多かったので、逆に突破できなかった馬を紹介します。
グランドグローリー
ジャパン
ブルーム
シャドウディーヴァ
マカヒキ
ワグネリアン
以上6頭です。
除外対象馬は入れていません。
この6頭は割引ではあるが、8歳馬マカヒキは前走1着馬。
過去10年で前走1着で出走した8歳馬はいないので、簡単に消して良いものか迷っています。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
脚質傾向・血統傾向・穴馬消去法の推奨馬でデスデータ突破馬。
近走を見ると以前のような酷い出遅れもなくなり、成績が安定してきている。
脚質傾向でも言ったようにある程度前でレースができる馬に有利なレース。
内寄りの枠に入ってスタートさえまともに決まれば、3年前の再現も十分あり得る。
(B) アリストテレス
前走で復活の兆しが見えてきたかもしれない。
仮にも菊花賞でコントレイルと差のない競馬をしたことがある馬。
このレースは前目で競馬をした馬に有利というのは脚質傾向でも書いたが、今回の鞍上は横山武史騎手。
積極的な騎乗での走りに期待したい。
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