このレースは新潟競馬場で行われる芝1000m戦。
今年から番組編成の影響で好走馬の4割を占める前走韋駄天ステークス組の出走馬が一気に減りました。
それによりデータ面でも影響が出てきそうですが、限られたデータで予想していきたいと思います。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法とデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。

脚質傾向の前にこのレースは枠順が超重要。
そこで枠順傾向も絡めた上で脚質傾向を調べたい。
まず複勝率を見ると差し・追い込みも健闘しているが、基本的には逃げ・先行馬の複勝率が優秀である。
そして逃げ・先行で且つ12番ゲート以降だった馬は(2・4・4・13)複勝率43,5%である。
更にその好走した10頭全てが前走脚質逃げ・先行だった。
前走脚質逃げ・先行で12番ゲート以降となるとテイエムスパーダ・ブーケファロス・カルロヴェローチェの3頭。
脚質的にはこの3頭は注目です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。

これを見ると9番ゲート以降から平均して複勝率20%台以上となっています。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると内枠からも好走馬はいるが、やはり9番ゲート以降からが安定している。
ただ近年内枠の穴馬も好走している。
その特徴として内枠から好走した穴馬の4頭中3頭が追い込み。
後方に下げて外寄りから差してくるパターンです。
また4頭中4頭の前走脚質は差し・追い込み。
8番ゲート以内で前走脚質は差し・追い込みはクムシラコとショウナンハクラクの2頭。
内枠でもこの2頭は穴馬として警戒したい。
上記のデータを考慮して
9番ゲート以降有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・ナスルーラ系以外
父or母父に
・ノーザンダンサー系以外
です。
一昨年まではミスプロ系の天下でしたが、昨年はガラッと変わってミスプロ系の好走無し。
更に今年はミスプロ系の参戦はファロロジーだけ。
そうなると今年もミスプロ系以外の好走馬が独占する可能性大。
そこで注目したのが好走率の悪い血統。
・父ナスルーラ系(0・0・0・7)複勝率0%
・父ノーザンダンサー系(0・0・0・15)複勝率0%
・母父ノーザンダンサー系(1・1・0・21)複勝率8,7%
特にノーザンダンサー系絡みの馬は成績が良くないです。
今回の該当馬は
ウイングレイテスト
エランティス
カフジテトラゴン
キタノブレイド
コラソンビート
テイエムスパーダ
ニシノトキメキ
ファロロジー
以上8頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走9着以内
② 前走距離芝1200m以下
③ 牡馬・セン馬は11番ゲート以降で前走1番人気 or 2着以内
④ 牝馬の前走馬体重499キロ以下
⑤ 6歳以上馬は前走G3以上で2着以内 又は 前走OPで1番人気 or 1着
⑥ 5枠以内馬は前走3着以内
⑦ 前走OPクラス以下出走馬の前走脚質追い込み以外
⑧ 前走間隔半年未満
これで(6・8・3・3)複勝率85,0%になります。
予想オッズ4番人気位以内馬で上記の条件に該当する馬は
コラソンビート
テイエムスパーダ
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。

① 5~7歳
② 前走距離芝1200m以下
③ 前走馬体重450キロ以上
④ 牡馬は前走6着以内
⑤ 前走2~3勝クラス出走馬で前走6番人気以内
⑥ 前走OPクラス出走馬は8枠 or 6歳以下の斤量2キロ増以上馬以外で前走上り6位以内
⑦ 前走重賞出走馬は8枠 or 前走8番人気以内で6着以内
これで(3・2・7・4)複勝率75,0%になります。
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
カルロヴェローチェ
ショウナンハクラク
ニシノコニャック
モズメイメイ
以上4頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は9,5%です。
・5~7歳以外(0・0・0・32)複勝率0%
・斤量54~57キロ以外(0・0・0・7)複勝率0%
・8枠以外で前走8着以下(0・0・0・61)複勝率0%
・8枠以外で前走9番人気以下(0・0・1・52)複勝率1,8%
・前走馬体重450~499キロ以外・(0・1・0・35)複勝率2,7%
・前走2勝クラス~G3クラス以外(0・0・0・8)複勝率0%
・前走距離芝1000~1200m以外(0・0・0・26)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
ショウナンハクラク
ニシノコニャック
モズメイメイ
以上3頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(B) ?????
ベタに8枠のカルロヴェローチェやモズメイメイと言いたいところですが、人気になりそうな感じもするのでそれ以外から推したい穴馬を紹介します。
鞍上はこのレースで14番人気の穴馬を好走させたこともあり、今回の騎手たちの中では得意コースと言える。
馬自身も今までは行き脚がつかなかった馬が前走は一変して先行力を発揮して好走しているように状態が上がってきている。
枠順も良い所を引き、7~8月の成績は(2・3・1・2)複勝率75,0%である。
1000m実績も(1・0・0・2)で距離は問題ない。
今回は騎手・枠順・季節・調子・距離の条件が結構揃ったように思えるので穴馬1番手として推したいと思います。
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