このレースは京都競馬場で行われる芝3000m戦。
近年は比較的堅めの決着ですが、今年はダービー1・2着馬、皐月賞1・2着馬が不参加で混戦模様。
例年よりは波乱要素が多そうで、穴馬が食い込む余地も十分ありそうです。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法とデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が2015年以降の京都開催過去8年分の脚質傾向です。

これを見ると非常にわかりやすく、上り6位以下と追い込み馬は最悪、逃げ馬もイマイチですね。
今回のメンバーを見ると逃げはジーティーアダマンくらいだが、先行馬もそれなりに多そう。
展開も考慮すると速い上りが使える差し馬が理想ですかね?
そこで前走脚質から好走率の高い条件を調べると…
① 前走上がり3位以内
② 前走初角11番手以内
③ 前走3勝クラス以上で3着以内 但し前走G3以下出走馬は前走1番人気
これで(7・5・4・13)複勝率55,2%になり、該当馬はエリキング・ショウヘイ・ヤマニンブークリエの3頭になります。
ただ勝ち馬の7勝は全て前走脚質差し・追い込みで4角6番手以下。
より重視するならエリキングとヤマニンブークリエですね。
「 枠順傾向データ 」
以下が2015年以降の京都開催過去8年分の枠順傾向です。

これを見ると3~14番ゲート以内が安定しているように思えます。
ただ昨年は13番・16番・17番の外枠決着でした。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見るとやはり内過ぎず外過ぎずがベストな気がします。
ただ全体傾向で見ると16番ゲート以降から好走した4頭中3頭が京都改修工事後の2023年以降です。
外枠不利と決めつけるのは安易かも…
よって上記の傾向を考慮して…
1・2番ゲート不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
以下が京都開催直近5年の傾向です。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

ディープインパクト・キングカメハメハ産駒はもはやいないので、それを除外すると…

今回の推奨血統は
・トニービン内包馬
です。
好走馬9頭中6頭が五代血統内にトニービンを持っています。
今回の該当馬は
エネルジコ
キングスコール
ジーティーアダマン
ラーシャローム
以上4頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

① キャリア8戦以内
② 前走4角10番手以内
③ 前走馬体重510キロ以下
④ 前走5番人気以内
⑤ ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外は前走重賞で2番人気以内
⑥ 前走重賞で1番人気以外馬は前走3着以内
⑦ 前走3勝クラス以下出走馬は前走距離2200mで1着 且つ 2番人気以内で上り3位以内
これで(8・6・4・5)複勝率78,3%になります。
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
エネルジコ
エリキング
ショウヘイ
以上3頭です。
前走上がりが遅く、馬格があり過ぎるゲルチュタールが消えました。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青・緑・灰色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走脚質逃げ以外
② 今走明け(10週以上)3戦目以内
③ 前走重賞で3着以内馬を除きキャリア8戦以内
④ 関東馬は前走重賞で1番人気で2着以内 且つ 上り1位
⑤ 前走OPクラス以下出走馬は前走距離2200mで1着
⑥ 前走セントライト記念出走馬は前走4角7番手以内
⑦ 前走神戸新聞杯出走馬は前走上がり3位以内
⑧ 前走セントライト記念・神戸新聞杯以外の重賞出走馬は前走上がり1位
➈ 前走重賞で3着以下馬は前走4番人気以内で9着以内
これで(2・4・6・10)複勝率54,5%になります。
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ヤマニンブークリエ
以上1頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,6%です。
・前走重賞で1番人気で2着以内以外の関東馬(0・0・0・40)複勝率0%
・ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外 且つ 前走G2以上で1着 or 4番人気以内以外 (0・0・0・61)複勝率0%
・前走重賞で3着以内以外でキャリア9戦以上(0・0・0・37)複勝率0%
・今走明け(10週以上)4戦目以上(0・0・0・17)複勝率0%
・前走脚質逃げ(0・0・0・14)複勝率0%
・前走OPクラス以下で前走距離2200m以外(0・0・0・37)複勝率0%
・前走重賞で9番人気以下(0・0・0・24)複勝率0%
・前走重賞で10着以下(0・0・0・18)複勝率0%
このデスデータを全て突破した穴馬は
エキサイトバイオ
ジョバンニ
以上2頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
ここを☟クリック
(A) ?????
2015年以降の京都開催過去8年分の5番人気以下の成績は(2・3・5・101)だが、ここから2着以内に入りそうな馬を探していきたい。
そこで設けた条件は…
① 前走重賞出走馬
② 前走セントライト記念出走馬を除き前走上り1位
③ 前走セントライト記念出走馬は前走2着以内 or 4番人気以内
④ 前走二桁着順、二桁人気馬は除く
前走セントライト記念出走馬以外の馬には明らかな特徴があった。
これで(2・3・1・8)複勝率42,9%だが、既に対象馬は2頭だけ。
その2頭からこの馬を選んだ。
ずばりポイントは前走馬体重。
マラソンレースですから馬格の大きい馬よりかは小さい馬が良い。
2015年以降の京都開催過去8年分の5番人気以下で前走馬体重500キロ以上は(1・0・0・20)で唯一好走したのは名馬キタサンブラックだけ。
そうなると残るのはこの馬。
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