このレースは阪神競馬場で行われる芝1800m戦。
比較的堅いレースですが、近年は5番人気以下の好走も目立ち以前ほどガチガチな決着にはなっていない。
今年も少しくらいは荒れて欲しいですね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。

これを見ると脚質で有利不利は特にない。
ただ上り6位以下は苦戦しています。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走芝レースで脚質先行・差し・追い込み
② 前走4角8番手以内
③ 前走新馬戦出走馬は前走1番人気で上り2位以内
④ 前走未勝利戦出走馬は前走2番人気以内で上り1位
⑤ 前走1勝クラス出走馬は前走3番人気以内で2着以内 且つ 上り4位以内
⑥ 前走OPクラス出走馬は前走1番人気で3着以内 且つ 上り2位以内
⑦ 前走重賞出走馬は前走6着以内で上り8位以内
これで(9・10・9・21)複勝率57,1%になります。
この条件に該当する馬は
キングノジョー
ネブラディスク
ファンダム
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。

これを見ると勝ち馬は10番ゲートまで、複勝率では8番ゲートまでが安定している。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると10番ゲート以降からの好走馬は1頭。
少頭数レースでも外枠は良くないですね。
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
2020年・2021年は好走馬全てがディープインパクト産駒という異常な状況。
ただそれ以降はディープインパクト産駒も殆どいなくなり傾向がガラッと変わったので、2022年以降の過去3年のデータを参考にします。
傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・ミスプロ系
・ロベルト系
です。
ミスプロ系(1・1・2・6)複勝率40%、ロベルト系(1・2・0・1)複勝率75,0%に対してサンデーサイレンス系(1・0・1・13)複勝率13,3%になります。
今回の該当馬は
アスクシュタイン
ガルダイアネ
ブラディスク
ファンダム
ヴォラヴィア
以上5頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

① ノーザンファーム・社台ファーム生産生産馬
② 前走1勝クラス・G2・G3出走馬
③ 前走1勝クラス出走馬は前走上り2位以内
④ 前走重賞出走馬は前走5番人気以内
全ての好走馬を網羅してはいないが、このレースはノーザン・社台の占有率が高い。
これで(5・7・5・1)複勝率94,4%になります。
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
キングノジョー
ネブラディスク
リラエンブレム
以上3頭です。
軸はまだ決めていないが、選ぶならこの3頭の中からですかね。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青・緑・灰色部分は強調部分として色分けしています。

① キャリア3~5戦
② 前走から斤量増減なし
③ 前走馬体重450キロ以上
④ 前走脚質先行・差し・追い込み
⑤ 前走距離1800m以上
⑥ 前走未勝利戦出走馬は前走上り1位
⑦ 前走1勝クラス以下出走馬は前走1着
⑧ 前走OPクラス出走馬は前走3着以内
⑨ 前走重賞出走馬で前走敗戦馬の着差0,5秒以内
これで(3・1・1・2)複勝率71,4%になります。
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
アスクシュタイン
以上1頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は8,8%です。
・キャリア3~5戦以外(0・0・0・23)複勝率0%
・前走間隔3~8週以外(0・0・0・29)複勝率0%
・前走1勝クラス以下で前走2着以下 or 4番人気以下(0・0・0・23)複勝率0%
・前走OPクラスで前走4着以下 or 2番人気以下(0・0・0・8)複勝率0%
・前走重賞で7着以下 or 敗戦馬の着差0,6秒以上(0・0・0・10)複勝率0%
・前走から斤量増(0・0・0・8)複勝率0%
・前走馬体重479キロ以下(0・0・1・35)複勝率2,8%
・前走4角9番手以下 or 前走脚質逃げ・マクリ(0・0・0・23)複勝率0%
・前走距離1700m以下(0・0・0・21)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬はいませんでした。
よって9項目中8項目を突破した馬を挙げておきます。
アスクシュタイン
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(D) ?????
前走馬体重480キロ以上の馬が好走しなかった年は2019年の一度だけ。
それ以外の年の9年間は毎年2頭づつの計18頭が好走。
今回のメンバーで前走馬体重が480キロを超えるのは僅か2頭で、ここまで挙げてきたデータも考慮するとこの馬ですかね。
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