このレースは東京競馬場で行われる芝2000m戦。
今年は3歳馬2頭が上位人気を占めそうな年で2022年にはイクイノックス1着、ダノンベルーガ3着という例がある。
対して古馬勢は前走人気薄で勝利のメイショウタバル、長期休養明けのタスティエーラ、高齢のジャスティンパレス、前走惨敗のアーバンシック等不安のある馬が多い。
個人的には今年は3歳馬優勢な気がしまが、順当に3歳馬で決まるでしょうか?
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法とデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると基本は先行・差しですが、脚質面で大幅に割り引く材料は見当たらない。
よってメンバー構成から考えると、メイショウタバルが離し気味の単騎逃げで、少し離れてホウオウビスケッツが番手から。
次いで前目に行きそうなのはセイウンハーデスとエコロヴァルツくらいですかね?
なんかあまり前に行きたそうな馬が少ない気がする。
人気になりそうなマスカレードボールやミュージアムマイルが後方からなので、穴が出るなら今年は前か?
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると明らかに9番ゲート以内が良い。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると意外と外枠も悪くはなく14番ゲートまでなら大きな差はない。
上記のデータを考慮して
1~9番ゲート有利
15番ゲート以降不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ロードカナロア
又は
・ヴァイスリージェント内包馬
・トニービン内包馬
です。
上記の条件で好走馬全てに該当します。
今回は該当馬が多いので非該当馬を載せておきます。
エコロヴァルツ
コスモキュランダ
シランケド
セイウンハーデス
ソールオリエンス
以上5頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 5歳以下
② 前走国内G2以上出走馬
③ 前走G1出走馬は前走3番人気以内
④ 前走G2出走馬は前走2番人気以内で2着以内
⑤ 前走馬体重460キロ以上
これで(10・5・4・5)複勝率79,2%になります。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
マスカレードボール
ミュージアムマイル
以上2頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
① 4~5歳
② 前走国内G2クラス以上出走馬
③ 前走G2出走馬でノーザンファーム生産馬以外馬は前走3着以内
④ 前走G2出走馬の前走距離1800~2000m 且つ 前走馬体重470キロ以上
⑤ 前走G1出走馬は4歳馬で敗戦馬の着差1,0秒以内
これで(0・5・6・9)複勝率55,0%になります。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ホウオウビスケッツ
以上1頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は11,2%です。
・4~5歳以外(0・0・0・41)複勝率0%
・ノーザンファーム生産以外で前走4着以下(0・0・0・40)複勝率0%
・今走明け(10週以上)3戦目以上(0・0・0・13)複勝率0%
・前走G3以下出走馬(0・0・0・13)複勝率0%
・前走G2で8番人気以下(0・0・0・22)複勝率0%
・前走G2で前走馬体重469キロ以下(0・0・0・7)複勝率0%
・前走G1で敗戦馬の着差1,1秒以上(0・0・0・5)複勝率0%
・前走海外出走馬(0・0・0・6)複勝率0%
このデスデータを全て突破した穴馬はいませんでした。
よって8項目中7項目を突破した馬を挙げておきます。
アーバンシック
クイーンズウォーク
ジャスティンパレス
ソールオリエンス
ブレイディヴェーグ
ホウオウビスケッツ
以上6頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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あくまで枠順次第だが、この馬を挙げたい。
過去10年の6番人気以下から好走した3着以内馬(2着5頭、3着6頭)は計11頭。
そしてその内10頭が過去に牡馬混合G1で2着以内の実績、2着以内馬5頭で見ると全ての馬に牡馬混合G1で2着以内の実績があった。
そして自分が重視したいのは生産別成績。
6番人気以下のノーザンファーム生産馬(0・4・3・29)連対率11,1%
6番人気以下の非ノーザンファーム生産馬(0・1・3・58)連対率1,6%
更にこのレースはやはり格が重要で前走国内G1組の成績が良い。
但し前走大敗馬は避けたい。
そうなるとこの馬しかいない。
唯一の懸念材料が年齢で6歳以上馬の成績は最悪。
ただ6歳以上のG1馬の参戦は調べると以下の7頭だけ。
この中に前走国内G1組はマカヒキだけでしかも前走大敗している。
要は前走国内G1で好走した6歳以上のG1馬の参戦は過去10年でこの馬が初めてということになる。
年齢で確実に嫌われるだろうが、その分妙味十分な気がする。



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