このレースは京都競馬場で行われる芝3200m戦。
今年のメンバーを見渡すと菊花賞2着のヘデントールと前走阪神大賞典圧勝のサンライズアースの2強で、3番人気以下は結構な混戦になりそう。
それでも今年はそこまで大荒れは無いんじゃないですかね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が2015年以降の京都開催過去8年分の脚質傾向です。

これを見ると先行・差しで上り5位以内がベストですね。
そこで前走脚質を見てみると…
① 前走4角6番手以内
② 前走上り8位以内
*前走海外遠征馬は前々走を参考
前走ある程度前で競馬をしていた馬が良く、極端に上りの遅い馬は割引き。
これで(8・6・8・49)複勝率31,0%になります。
単純に脚質傾向だけで言えば残った馬はサンライズアース・ジャスティンパレス・ジャンカズマ・ハヤテノフクノスケ・ヘデントール・マイネルエンペラー・リミットバスター・ワープスピードの8頭。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
③ 前走重賞出走馬
④ 前走7着以内
⑤ 前走5番人気以内
⑥ 前走から斤量減馬は除く
⑦ 前走日経賞出走馬は除く
⑧ 前走G3出走馬は前走1着
まだ絞れますがここまでくらいにしておきます。
この条件で(6・5・5・12)複勝率57,1%になります。
この条件に該当する馬は
サンライズアース
ヘデントール
ワープスピード
以上3頭です。
ちなみに前走日経賞組はかなり成績が悪く、京都開催8年分のデータでは(0・1・1・32)で当日3番人気以内だった馬も(0・0・0・6)です。
個人的にマイネルエンペラーは結構好きな馬ですがデータ的には推せません。
「 枠順傾向データ 」
以下が2015年以降の京都開催過去8年分の枠順傾向です。

これを見ると外枠からも好走馬はいますが8番ゲート以内が良さそう。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると内枠有利がより顕著です。
上記のデータを考慮して
1~8番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
以下が京都開催直近5年の傾向です。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

毎年このレースで血統傾向から推奨馬を挙げると殆どの馬が該当してしまい差別化が出来ません。
例えばディープインパクト産駒ですが…
2番人気以内(3・0・0・0)
3番人気以下(0・1・0・11)
という傾向があります。
そこで今回は人気薄でも好走している血統に注目してみました。
5番人気以下の好走馬に的を絞ってみると…

今回の推奨血統は
父に
・ステイゴールド系
・ロベルト系
・キズナ
です。
高齢でも活躍しているところが特徴ですかね。
今回の該当馬は
ウインエアフォルク
ショウナンラプンタ
ビザンチンドリーム
ブローザホーン
マイネルエンペラー
以上5頭です。
サンプル数が0なので推奨しませんでしたが、ヘデントールの母父はステイゴールドです。
この馬も血統的には押さえておくべきかもしれません。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青・緑・灰色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走脚質追い込み以外で前走4角7番手以内
② 前走5着以内
③ 前走G3出走馬は前走1着
④ 前走阪神大賞典以外のG2出走馬は前走1番人気以内で2着以内 且つ 敗戦馬の着差0,1秒以内
⑤ 前走阪神大賞典出走馬は前走3番人気以内
これで(8・5・6・4)複勝率82,6%になります。
現時点の予想オッズを見ると4番人気以下が混戦ですが、今回はサンライズアース・ショウナンラプンタ・ジャスティンパレス・ヘデントールの4頭を上位人気馬として扱います。
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ヘデントール
以上1頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

① 前走馬体重460キロ以下(前走海外遠征馬は前々走を参考)
② 牡馬・セン馬
③ キャリア34戦以内
④ 前走G2・G3出走馬
⑤ 前走G3出走馬は前走1着
⑥ 前走G2出走馬は前走9番人気以内で6着以内
⑦ 前走海外遠征馬を除く前走脚質追い込み以外
これで(0・4・3・4)複勝率63,6%になります。
今回はサンライズアース・ショウナンラプンタ・ジャスティンパレス・ヘデントールの4頭以外を穴馬として扱います。
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ビザンチンドリーム
ブローザホーン
以上2頭です。
下位人気馬の殆どは前走馬体重460キロ以下。
昨年3着のディープボンドはスタミナお化けで上位人気馬扱いしても良いくらいの実績馬。
前走馬体重461キロ以上の6番人気以下馬は(0・0・1・93)です。
この馬は例外と考えたい。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は7,0%です。
・牝馬(0・0・0・12)複勝率0%
・前走間隔5~15週以外(0・0・0・14)複勝率0%
・前走8着以下(0・0・0・24)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差1,4秒以上(0・0・0・22)複勝率0%
・前走10番人気以下(0・0・0・23)複勝率0%
・前走馬体重461キロ以上(0・0・1・93)複勝率1,0%
・前走海外遠征馬を除き脚質追い込み(0・0・0・20)複勝率0%
・前走G2・G3クラス出走馬以外(0・0・0・17)複勝率0%
今回はサンライズアース・ショウナンラプンタ・ジャスティンパレス・ヘデントールの4頭以外を穴馬として扱います。
このデスデータを全て突破した馬は
ビザンチンドリーム
ブローザホーン
以上2頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(A)?????
正直どこまで人気になるかが読めないですが、5・6番人気くらいならこの馬を穴推奨したい。
今回は恐らくペテンドールが断然人気になりそう。
そのペテンドールが唯一大敗したのが出遅れの青葉賞。
それを除けばこの馬が過去に負けた相手は皐月賞馬ジャスティンミラノと菊花賞馬アーバンシックだけ。
青葉賞以外のレースでは殆どがコンマ3秒以上の差をつけているが、この馬がコンマ1秒以内差まで詰め寄られた相手が2頭だけいる。
その2頭はこのレースに出走予定だが、その時の展開面を考えると明らかに強い競馬をしたのは今回の推奨馬。
ここまで挙げてきたデータからも推し材料が多く想定騎手も魅力。
あとは枠順がよっぽど酷くなければこの馬を強く推したいですね。
まああくまで人気次第ですが。
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