このレースは福島競馬場で行われる芝2000m戦。
二桁人気馬の好走が過去10年で6回もあるレースですが、2020年以降は二桁人気馬の好走は1回だけ。
また昨年は過去10年で初めての1・2番人気のワンツーフィニッシュで、ひと昔前程荒れなくなってきているのかもしれない。
ただこのくらいで丁度良い。
今年もソコソコ荒れるくらいのレースを期待しています。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法とデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が過去10年の脚質傾向です。

これを見ると「先行」「差し」が好成績。
逆に追い込み馬は全滅で、だからと言って逃げ馬の成績が良い訳ではない。
逃げる可能性のある馬、追い込みになりそうな馬は割引きですかね。
そして今回逃げそうな馬となるとコスモフリーゲンか。
後方からになりそうな馬となると何頭かいるが、マテンロウオリオンとリフレーミングはその可能性が高そう。
そしてドゥラドーレスは出遅れ癖があるので出遅れた場合は追い込みとなりそう。
こうして馬名を見るとマテンロウオリオン以外の3頭は上位人気に支持されそうな馬で、脚質傾向的に見るとそれほど信頼できないですね。
「 枠順傾向データ 」
以下が過去10年の枠順傾向です。

これを見ると意外と外枠は悪くない。
外枠でも割り引く必要は無さそう。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見ると12番ゲート以内までが良さそうだが、13番ゲート以降を即切りとまでは言えない。
ただ13番ゲート以降から好走した2頭の4角通過順は3・4番手の先行馬。
外枠からなら前に行けないと厳しいですね。
上記のデータを考慮して
13番ゲート以降不利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・キングマンボ系
です。
大系統ミスプロ系の中のキングマンボです。
昨年こそキングマンボ系は1頭しか好走しませんでしたが占有率は半端ない。
複勝回収率は168%でベタ買いでも儲かります。
今回の該当馬は
オニャンコポン
ギャラクシーナイト
ダンテスヴュー
ドゥラドーレス
ドラゴンヘッド
以上5頭です。
「 消去法データ 」
消去法は2015年以降の過去10年分のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。

① 斤量55キロ以上
② 前走敗戦馬の着差1,8秒以内
③ 前走から斤量2キロ以上減馬は除く
④ 前走馬体重470~509キロ
⑤ 前走OPクラス以上出走馬
⑥ 前走OPクラス出走馬は前走2着以内で上がり3位以内
⑦ 前走重賞出走馬は斤量57キロ以上
これで(8・6・1・2)複勝率88,2%になります。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
シリウスコルト
ドゥラドーレス
リフレーミング
以上3頭です。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は6番人気以下馬で、赤・青・緑・灰・橙色部分は強調部分として色分けしています。

① ノーザンファーム生産馬以外は6歳以下でキャリア27戦以内
② ノーザンファーム生産馬以外は斤量56キロ以下
③ 7歳以下
④ 前走から斤量増馬は除く
⑤ 前走4角2~12番手
⑥ 前走間隔半年未満
⑦ 前走3勝クラス以下出走馬は前走4角4番手以内
⑧ 前走OPクラス出走馬は前走4着以内 or ノーザンファーム生産馬
➈ 前走G3出走馬は前走3着以内 or 5番人気以内 or ノーザンファーム生産馬
⑩ 前走G2出走馬は前走5番人気以内 or 一桁着順
⑪ 斤量52キロ以下馬は前走から斤量4キロ以上減
⑫ 斤量53~55キロ馬で前走10番人気以下馬は前走上り3位以内
⑬ 斤量56キロ以上馬は前走距離2000m以上重賞出走の関東馬
これで(2・4・9・4)複勝率78,9%になります。
予想オッズ6番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
パラレルヴィジョン
以上1頭です。
人気薄のノーザンファーム生産馬は例外が多い。
唯一の7歳馬の好走、前走二桁人気で二桁着順だった馬の好走、斤量57キロ以上での好走。
消す要素満載でもノーザンファーム生産馬は要注意ですね。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は14,9%です。
・ノーザンファーム生産馬以外で7歳以上(0・0・0・28)複勝率0%
・ノーザンファーム生産馬以外で斤量56,5キロ以上(0・0・0・23)複勝率0%
・ノーザンファーム生産馬以外でキャリア28戦以上(0・0・0・35)複勝率0%
・前走から斤量増(0・0・0・11)複勝率0%
・前走4角2~12番手以外(0・0・0・20)複勝率0%
・前走距離1800m(0・1・0・28)複勝率3,4%
・ノーザンファーム生産馬以外で前走二桁人気で二桁着順馬(0・0・0・24)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
ダンテスヴュー
ドラゴンヘッド
バラジ
パラレルヴィジョン
以上4頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(A) ?????
相手なりに走るタイプでOPでも重賞でも1着馬とコンマ5秒前後の敗戦が多く、離されて敗れることが少ない。
そうなると今回もソコソコ善戦止まり…となるがいつもと違うのは今回はローカルの小回り重賞。
小回りの中山・福島実績は(1・1・1・1)でこの中には今回上位人気にされそうな馬と2走前に同コースの別定戦で接戦している。
今回はハンデ戦で斤量の恩恵もあり、騎乗予定の鞍上も先々週の福島で重賞制覇。
人気薄の中ではこの馬が一番惹かれますね。
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