今回はマイルチャンピオンシップ2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
サトノウィザードは回避です。
このレースは阪神競馬場で行われる芝1600m戦。
昨年に引き続き阪神開催となります。
想定オッズではグランアレグリアとシュネルマイスターの2強構成。
ただ共に主戦騎手であるルメール騎手がグランアレグリアを選んだ以上1強とみるべきか?
ただ今回は中3週で昨年2着に敗れた時と同じローテーション。
先週のエリザベス女王杯に続き波乱もあるかもしれません。
まずは脚質傾向から見ていきます。
今年は連続開催の開幕6日目で未だにAコースを使用しています。
先週の阪神芝コースの結果を見ると、もはや過去データからでは読み切れないと思いました。
よって先週の傾向から探るのが1番だと判断。
距離とかは関係なく芝コース全体の傾向を調べました。
以下が先週の日曜日の阪神芝コースの脚質傾向です。
これを見ると徐々にではあるあが差し馬が優勢になってきています。
日曜日になれば更に差し馬有利傾向が強まってくる可能性もありそう。
また参考データとして、昨年の阪神開催とそれ以前の京都開催時のマイルチャンピオンシップの過去10年の脚質データを調べました。
先週日曜の馬場傾向では差し馬有利でしたが、マイルチャンピオンシップ自体も後方勢有利なレースで8勝挙げています。
そこで後方勢で8勝挙げた馬の共通点を調べてみました。
その8頭全てに共通する条件とは
① 前走重賞出走馬
② 前走4角2~7番手以内 又は 前走4角8番手以下の馬は上り1位
この条件に該当する馬はインディチャンプ・グランアレグリア・ケイデンスコール・シュネルマイスターの5頭。
意外なのは勝ち馬8頭の内前走上り1位馬が2頭で、それ以外の6頭は全て前走上り6位以下でした。
ソコソコの位置をキープ出来てソコソコの脚を使える馬が1着になる確率が高いということでしょうか。
ただ今年はグランアレグリアがいるので、後方からごぼう抜きということは十分あり得そう。
次は枠順傾向です。
こちらも脚質傾向と同様に日曜日の阪神芝コース全体の枠順傾向を調べました。
以下がその傾向です。
日曜の馬場を見ると内側が荒れてはいるが、そこまで伸びないという訳でもない。
大まかに4枠以内と5枠以降で比べると4枠以内の圏内馬9頭、5枠以降の圏内馬9頭で枠順で大きな差はない。
脚質傾向では差し馬優勢と読んでいるが、枠順ではそこまで気にする必要も無さそう。
上記のデータを考慮して
枠順有利不利無し
と判断します。
あとは土曜の馬場で判断した方が良さそうです。
次に血統傾向です。
ここでは2016年以降の同コースG2クラス以上重賞で調べてみました。
対象を種牡馬だけとして、サンプル数10レース以上複勝率30%以上の種牡馬を取り上げました。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ルーラーシップ
・ディープインパクト
・ダイワメジャー
・ステイゴールド
・ハーツクライ
です。
昨年は阪神でのマイルチャンピオンシップでしたが、上記のディープインパクト・ステイゴールド・ダイワメジャー産駒で決着しています。
今回の該当馬は
インディチャンプ
カテドラル
グランアレグリア
サウンドキアラ
サリオス
以上5頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 6歳以下
② 前走4着以内 且つ 5番人気以内
③ 前走上り3位以内or4角4番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
*2011年のサプレザはデータが足りませんでしたが、一応前走G1 1着馬ということで対象としました。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
グランアレグリア
シュネルマイスター
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 5歳以下
② 前走G2クラス以上
③ 前走距離1400m以上
④ 前走5着以内 且つ 5番人気以内
⑤ 前走上り3位以内or4角5番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で8回。
そしてその8回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ホウオウアマゾン
以上1頭です。
項目が多かったせいか、該当馬が1頭だけとなってしまいました。
人気もあまりないようなので押さえの1頭として考えてみても良いでしょう。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後にこのレースにおける極めて好走率が悪いデスデータを調べてみました。
今回は5番人気以下限定です。
・前走重賞で1番人気だった馬を除く6歳以上馬(0・0・0・36)複勝率0%
・前走敗戦馬の着差0,6秒以上(0・0・0・60)複勝率0%
・前走馬体重501キロ以上(0・0・0・45)複勝率0%
・前走1着or1番人気馬を除くG3出走馬とOPクラス以下出走馬(0・0・0・41)複勝率0%
このデスデータを全て突破した馬は
グレナディアガーズ
カテドラル
以上2頭です。
残った馬は僅か2頭だけ。
グレナディアガーズはソコソコ人気になると思うのでカテドラルは穴馬としては面白そうです。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
狙うは一撃回収!穴馬競馬予想ブログトップページ
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) カテドラル
血統傾向で挙げたハーツクライ産駒でデスデータ突破馬。
格では見劣りするが5走前から完全に復調して勢いは十分。
鞍上も前走に引き続き騎乗してくれるのは好材料。
もう一つ買い材料があって過去10年で5番人気以下で穴をあけた馬は計10頭。
その内7頭が過去にマイルG1で3着以内の経験あり。
想定5番人気以下でこの条件に合致する馬はクリノガウディー・グレナディアガーズ・ケイデンスコール・サウンドキアラ、そしてこの馬である。
(B) ?????
前走は陣営の「太い」というコメント一つでバッサリ切り捨てて後悔した。
今回は叩き2戦目で前走より上昇の余地あり。
長らく低迷していたが「勢いに乗ったディープインパクト産駒は買い」という自分の格言通り狙ってみたい。
ただデスデータで紹介した前走重賞で1番人気だった馬を除く6歳以上馬(0・0・0・36)複勝率0%というデータは気になるが…
まあ前走2着ということで全く脈がない訳でもないのでそこは大目に見よう。
コメントを残す