今回はダイヤモンドステークス2021の人気馬・穴馬別過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
よろしければこちらの記事もアップしていますので、ご覧ください
・フェブラリーステークス2021予想 上位人気馬過去データ消去法と脚質・血統傾向
・フェブラリーステークス2021予想 穴馬過去データ消去法と枠順傾向
このレースは東京競馬場で行われる芝3400m戦。
今年の上位人気馬を見ると堅軸と言えそうな馬は見当たらない。
メイショウテンゲン辺りが上位人気となるくらいですから、穴馬の食い込む余地は十分ありそうです。
現在のnetkeibaさん想定オッズは以下の通りです。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ・先行で僅か2勝。
複勝率ではそれ程劣るわけではないが、やはり差し・追い込み有利なレースと言えるでしょう。
そして上り1位の複勝率が90%で6位以下の複勝率が1,1%となると、決め手を持っている馬を重視したい。
そこで上り1・2位で9勝挙げている部分に注目してみました。
上り1・2位で圏内に入った16頭の好走条件を調べてみると、
・G1で上り2位以内を出したことのある前走G1出走馬or近2走以内で上り2位以内を経験
・近2走以内で上り2位以内経験組は前走ステイヤーズS・AJCC・万葉S・早春Sに出走
これに該当したのは16頭中14頭いました。
今回の出走馬でこの条件に該当するのはナムラドノヴァン・ヒュミドール・ボスジラの3頭のみ。
上位人気馬は1頭も該当していないので、この3頭は面白いかもしれません。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見るとなぜか16番ゲートの好走率が異常に高いですが、それ以外では内でも外でも大きな差はありません。
ただ勝ち馬に関しては外枠の方が多いですね。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると全体傾向とは違って、完全に内枠有利。
1~8番ゲート内に好走馬が集中しています。
ただやはり16番ゲートの好走率は気になりますね。
上記のデータを考慮して
穴馬限定で1~8番・16番ゲート有利
と判断します。
そして頭で狙うなら外枠の人気馬は注意した方が良いかもしれません。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
濃い桃色(ロベルト系)
今回の推奨血統は
父に
・ハーツクライ
・ディープインパクト
・ステイゴールド系
・ミスプロ系
です。
特に注目はハーツクライやステイゴールド系の長距離に長けている種牡馬。
昨年はステイゴールド系が2頭も圏内に入っています。
今回は該当馬が多いので非該当馬を載せます。
ジャコマル
ナムラドノヴァン
ミスマンマミーア
ワセダインブルー
以上4頭です。
次に消去法です。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走距離2200m以上
② 前走2着以内or2番人気以内or上り2位以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
ポンデザール
以上1頭です。
個人的には長距離戦の牝馬は基本的に軽視ですが、今回のメンバーなら足りるのかもしれません。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 斤量50~56キロ
② 前走上り3位以内or4角3番手以内
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は8回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
ジャコマル
ナムラドノヴァン
ヒュミドール
ブラックマジック
ミスマンマミーア
以上5頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A)
3000mを越える距離は一度だけしか経験が無いが、天皇賞春3着という実績はこのメンバーでは断然。
長距離に強いステイゴールド産駒で、3走前には先週の京都記念覇者ラヴズオンリーユーを撃破。
かなりのベテランだが、このレースは高齢馬でも十分勝負になるレースなので期待しています。
(B)
脚質傾向・血統傾向・穴馬消去法の全てで評価した唯一の馬。
前走は初の長距離でしかも初の重賞挑戦。
それで5着なら十分評価できる。
父もステイゴールド系のオルフェーブルなら今回も前走同様これくらいの距離はこなしてくれると思います。
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