今回は新潟2歳ステークス2021の過去データ消去法と枠順・脚質・血統傾向の記事です。
現在のnetkeibaさんの想定オッズは以下の通りです。
このレースは新潟競馬場で行われる芝1600m戦。
比較的堅い決着が多いレースで、特に近5年は穴馬が来ても8番人気まで。
そして圏内馬の3頭中2頭は1~3番人気の中から出ています。
チョイ荒れくらいで予想を組み立てていくのがベストかもしれません。
まずは脚質傾向から見ていきます。
以下が過去10年の脚質傾向です。
これを見るととにかく上り2位以内を出した馬が好成績。
そして差し・追い込みで9勝挙げている点も注目です。
2歳戦なので脚質は読めないですが絶対条件として
前走上り2位以内
過去10年の圏内馬30頭は全てこの条件に当て嵌まり例外はありません。
対象馬は多いが逆に言えば、この条件に合致しない馬は即消しできるということ。
今回はこれに該当しない人気馬がクレイドル。
さすがに即消しとは断言できないですが、頭で狙うにはちょっと躊躇しますね。
また1着馬に関しては10頭中9頭が
当日4番人気以内
前走上り1位
4角3番手以下
2017年の1着馬フロンティア(当日3番人気・前走上り2位で4角1番手) を除く9頭がこの条件に合致脚ます。
前走控える競馬を試みて上り1位を繰り出した人気馬が勝利に近いということでしょう。
頭を決めるならこの条件は必須と言えるかもしれません。
ただ現時点の想定4番人気以内馬で前走上り1位だった馬は1頭もおらず、上記の条件に合致する馬はいませんでした。
そこで甘めに採点して当日4番人気以内・前走上り2位以内で4角3番手以下とするならアライバルが唯一残ります。
最後に差し・追い込みで9勝挙げていることから考えて、後方勢に注目して調べてみました。
過去10年で2017年以外の9年で毎年必ず1頭は該当する条件がありました。
その条件とは
前走4角6番手以下
しかも今年の登録馬でこの条件に該当する馬は1頭しかおらず、クラウンドマジックがその該当馬です。
次は枠順傾向です。
以下が過去10年の枠順傾向です。
これを見ると勝ち馬も複勝率もバランス良くどこからでも来ているように見えます。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると全体傾向とは違って中枠~外枠にかけて好走馬が多く、1~6番ゲートは割引かもしれません。
上記のデータを考慮して
7番ゲート以降有利
と判断します。
次に血統傾向です。
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父に
・ダイワメジャー
又は
母父に
・ダンチヒ系
又は
・トニービン内包馬
です。
種牡馬別でみるとダイワメジャー産駒が優秀で、母父で見るとノーザンダンサー系の中でもダンチヒの血を持つ馬が活躍しています。
またハーツクライやルーラシップはもともとトニービンの血を持っていますが、父としても母父としても好走馬を出しています。
今回の該当馬は
オタルエバー
グランドライン
セリフォス
タガノフィナーレ
以上4頭です。
次に消去法です。
消去法は上位人気馬消去法と穴馬消去法に分けています。
まずは上位人気馬消去法です。
上位人気馬とは4番人気以内を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走距離1400m以上で1着
② 誕生日が4月9日以前
③ 前走上り2位以内
④ 前走4角2番手以下
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
4番人気以内の馬が圏内に来た年は過去10年で10回。
そしてその10回中、上記の条件で4番人気以内の馬が来た年は10回です。
今回の想定4番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アライバル
セリフォス
以上2頭です。
脚質傾向のところでも書きましたが、やはり前走逃げた馬より控えた馬の方が頭で来る確率は高いと言えます。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
次に穴馬消去法です。
穴馬とは5番人気以下を指しています。
過去10年の1~3着馬の結果は以下の通りです。
黄色部分は5番人気以下で、赤・青色部分は強調部分として色分けしています。
見方によって基準は人それぞれですが、圏内に入った馬に多く共通する項目は以下の通りです。
① 前走1着 又は 重賞で5着以内
② 誕生日が4月9日以前
③ 前走上り2位以内
④ 前走間隔5~9週
基本的に頭数ではなく年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
5番人気以下の馬が圏内に来た年は過去10年で9回。
そしてその9回中、上記の条件で5番人気以下の馬が来た年は7回です。
今回の想定5番人気以下馬で上記の条件に該当する馬は
グランドライン
スタニングローズ
以上2頭です。
(注)あくまで想定人気からの消去法なので、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
その他の重賞予想や過去の結果をご覧になりたい方はこちらからどうぞ
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最後に現時点での穴馬候補2頭を発表します。
それはこの馬(A)(B)☟
(A) ?????
兄弟にはイベリス・ベルカントといった重賞活躍馬がいる。
母や姉のイベリス・ベルカントも短距離向きの馬で正直距離はギリギリのライン。
ただ古馬ならともかく、2歳戦なら競争能力だけでやれてしまうのではないかとも思う。
前走騎乗した鞍上がもう少し距離が長めの方が良いというコメントもあったので、その言葉を信じてこの馬を推します。
(B) ?????
脚質傾向で書いた通りでこのレースは決め手がモノを言う。
新馬戦で出遅れたのが気がかりだが、この馬の前走の決め手はかなりのもの。
母父ヴィクトワールピサや母母ゴールデンジャックの血筋の影響か?
今回は前走と同じ左回りで、しかも前走より最後の直線が長いコースであれば更にその性能が発揮される可能性はあると思います。
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