このレースは東京競馬場で行われる芝1600m戦。
予想オッズを見ると混戦模様ですが、良いメンバーが揃いましたね。
穴馬にもチャンス十分で面白いレースになりそうです。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。

それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が阪神牝馬ステークスの距離が1400mから1600m戦に変更した2016年以降の過去9年の脚質傾向です。

これを見ると先行・差し馬が良い。
極端な脚質の馬は割引きです。
そこで前走海外遠征馬を除く(8・9・9・123)の前走脚質を見てみると…
① 前走1600m以上の牡馬混合G1で先行 or 上り1位
② 前走阪神牝馬Sで逃げ馬を除く上り1位 or 4角7番手以内
③ 前走阪神牝馬Sを除くG2で上り1位
④ 前走G3で初角7番手以下で上り3位以下
全体傾向では絞れなかったのでクラス別で調べてみた。
これで(8・9・7・42)複勝率36,4%になります。
単純に脚質傾向だけで言えば残った馬はアルジーヌ・サフィラ・シングザットソング・ソーダズリング・ビヨンドザヴァレー・ミアネーロの6頭。
ここから更に好走率の高い条件を積み重ねると…
⑤ 前走9着以内
⑥ 前走G1出走馬以外の敗戦馬の着差0,8秒以内
⑦ 前走G3出走馬は前走から斤量増減なし
⑧ 前走G2出走馬は前走から斤量増減あり 且つ 前走馬体重469キロ以下
まだ絞れますがここまでくらいにしておきます。
この条件で(8・8・6・10)複勝率68,8%になります。
この条件に該当する馬は
アルジーヌ
サフィラ
シングザットソング
ソーダズリング
以上4頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が阪神牝馬ステークスの距離が1400mから1600m戦に変更した2016年以降の過去9年の枠順傾向です。

これを見ると4~6番ゲートで6勝と随分偏った傾向です。
そして複勝率で見ると安定しているのは10番ゲート以内。
勝ち馬は13番ゲート以内。
外枠にも好走馬がいますが内~中枠が良いでしょう。
今度は6番人気以下限定の枠順傾向です。

穴馬で見るとより傾向がハッキリしますね。
11番ゲート以降からの好走馬は1頭だけ。
上記のデータを考慮して
1~10番ゲート有利
と判断します。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)

今回の推奨血統は
父に
・ディープインパクト
・ストームキャット内包種牡馬
・ミスプロ系トニービン内包種牡馬
又は
母父に
・ロベルト系
又は
父or母父に
・ヴァイスリージェント系
です。
2022年のダイワメジャー産駒レシステンシア以外の14頭は上記の条件に該当します。
ダイワメジャー産駒はいかにも走りそうな感じなんですが、過去10年で見ても(0・0・1・8)です。
今回の該当馬は
アリスヴェリテ
アルジーヌ
クイーンズウォーク
サフィラ
シングザットソング
ソーダズリング
ミアネーロ
以上7頭です。
*除外対象馬は入れてません。
「 消去法データ 」
消去法は阪神牝馬ステークスの距離が1400mから1600m戦に変更した2016年以降の過去9年のもので1~5番人気の上位人気馬消去法と6番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は5番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。

① キャリア18戦以内
② 前走間隔25週以内
③ 前走馬体重430~499キロ
④ 前走国内出走馬
⑤ 前走高松宮記念出走馬以外は前走距離1600~2000m
⑥ 前走脚質逃げ以外
⑦ 前走G2以下出走馬は前走1番人気 or 3着以内
⑧ 前走G2以下出走馬は前走上り4位以内
これで(4・5・5・5)複勝率73,7%になります。
予想オッズ5番人気以内馬で上記の条件に該当する馬は
アルジーヌ
ステレンボッシュ
ボンドガール
以上3頭です。
アスコリピチェーノとクイーンズウォークが消えました。
前走海外遠征馬、前走馬体重500キロ以上馬も好走していますが複勝率は低いです。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青部分は強調部分として色分けしています。

① 関西馬
② キャリア30戦以内
③ 前走重賞で6着以内 or 9着以内で3番人気以内
④ G1馬は前走敗戦馬の着差0,8秒以内、それ以外は0,4秒以内
⑤ 前走から斤量2キロ増以上馬は除く
⑥ 前走4角11番手以内
⑦ G1馬を除き前走馬体重479キロ以下
⑧ G1馬を除き前走3番人気以下
⑨ 前走2着馬との着差0,1秒以上の勝ち馬は除く
⑩ 前走高松宮記念出走馬以外は前走距離1600~1800m
⑪ 3~13番ゲート
これで(4・2・4・5)複勝率66,6%になります。
予想オッズ6番人気以下馬で⑪の3~13番ゲート以外の条件に該当する馬は
サフィラ
ソーダズリング
ビヨンドザヴァレー
以上3頭です。
この3頭はあくまで仮です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は阪神牝馬ステークスの距離が1400mから1600m戦に変更した2016年以降の過去9年の6番人気以下限定のもので、このレースの6番人気以下馬の複勝率は9,2%です。
・関東馬(0・0・0・31)複勝率0%
・前走間隔5~9週以外(0・1・0・28)複勝率3,4%
・前走7着以下(1・0・0・43)複勝率2,2%
・前走敗戦馬の着差0,5秒以上(1・0・0・40)複勝率2,4%
・前走馬体重480キロ以上(0・0・1・33)複勝率2,9%
・前走4角12番手以下(0・0・0・14)複勝率0%
・前走OPクラス以下(0・0・0・10)複勝率0%
このデスデータを全て突破した穴馬は
サフィラ
シングザットソング
ソーダズリング
ビヨンドザヴァレー
以上4頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
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(A) ?????
脚質・血統・穴馬消去法推奨馬・デスデータ突破馬の4項目全てで名前が挙がった穴馬は2頭だけ。
その内1頭は前走1着のサフィラで個人的にはこの馬一択。
ただ…どうしても気なるデータがある。
それは前走負けた馬。
阪神牝馬ステークスの距離が1400mから1600m戦に変更した2016年以降の過去9年で前走1着馬の成績は(0・2・1・28)複勝率9,8%とかなり悪い。
これが5番人気以下になると(0・1・0・23)複勝率4,3%にまで落ち込む。
よって脚質・血統・穴馬消去法推奨馬・デスデータ突破馬 且つ 前走2着以下馬となるとこの馬しかいない。
もう少し考えますが穴軸はサフィラかこの馬ですね。
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