このレースは中山競馬場で行われる芝1600m戦。
昨年は二桁人気のワンツーフィニッシュ。
ハンデ戦らしく荒れるときは荒れますが、5番人気以内での決着が過去10年で4回もあり、意外と堅く収まることも多いレースです。
今年の上位メンバーを見ると実績馬対上がり馬の対決。
個人的には出走すればいつも印を打つジャスティンカフェが出るので楽しみなレースですが、その反面この馬が消えてくれると馬券には面白い。
なにせ1番人気が過去10年で僅か1勝ですから…
とにかくハンデ戦らしく荒れてくれないとつまらないですね。
そして現在のnetkeibaさんの予想オッズは以下の通りです。
それではこれから脚質傾向・枠順傾向・血統傾向・消去法・デスデータの順で調べていきます。
(注)消去法やデスデータは、実際の人気と違っていた場合該当馬が変わることもあります。
「 脚質傾向データ 」
以下が中山競馬場改修工事後の過去8年の脚質傾向です。
これを見ると逃げ馬は苦戦ですね。
またこれまでは追い込み馬の複勝率も良くなかったが、昨年は追い込み馬のワンツーフィニッシュでした。
ただそれでも前走脚質を見ると圏内馬24頭中21頭の脚質は先行・差しなので、やはりここ辺りから好走率が高そうな馬を探していきたい。
そこで調べてみると…
① 前走脚質先行・差し
② 前走上り3位以内
③ 前走2着以内
この3つの条件を満たした馬は(2・3・3・4)複勝率66,6%です。
この条件に該当する馬は
スカーフェイス
ゾンニッヒ
レッドモンレーヴ
以上3頭です。
「 枠順傾向データ 」
以下が中山競馬場改修工事後の過去8年の枠順傾向です。
これを見ると複勝率では10番ゲートまでが高い数字を残しており、勝ち馬も10番ゲートまで。
今度は5番人気以下限定の枠順傾向です。
穴馬で見ると好走馬は6番ゲート以内に集中。
去年は二桁人気馬のワンツーフィニッシュだったが、3番ゲートと1番ゲートだった。
内~中枠までが有利なのは明白。
上記のデータを考慮して
1~6番ゲート有利
と判断します。
ただ10番ゲート以内までなら不利とは言えないでしょう。
「 血統傾向データ 」
過去5年の傾向は以下の通りです。
桃色(サンデーサイレンス系)
濃い桃色(ロベルト系)
赤紫(ヘイロー系)
水色(ミスプロ系)
黄色(ノーザンダンサー系)
緑色(ナスルーラ系)
今回の推奨血統は
父or母父に
・ノーザンダンサー系
です。
父で見ても母父で見てもノーザンダンサー系の複勝率はとにかく好成績。
種牡馬単体で見ると複数回好走している種牡馬もいますが、今回はノーザンダンサーのみとしました。
今回の該当馬は
スカーフェイス
ソロフレーズ
ベレヌス
ミッキーブリランテ
以上4頭です。
残った馬はかなりの人気薄ばかり。
ただ血統だけで買うなら盲目的にこの4頭を紐で流すという手もアリかもしれない。
ただ自分にはできないが(-_-;)
「 消去法データ 」
消去法は2013年以降の過去10年分のもので1~4番人気の上位人気馬消去法と5番人気以下の穴馬消去法に分けています。
またこのデータは見方によっては捉え方は色々ですが、基本的に年単位で来た馬がいるかいないかで考えています。
まずは上位人気馬消去法です。
黄色部分は4番人気以内馬で、赤・青・緑色部分は強調部分として色分けしています。
① 斤量56キロ以上、牝馬は54キロ以上(新斤量制度に換算)
② 前走重賞で上り2位以内or4角3番手以内
③ 前走OPクラスで4番人気以内で2着以内 且つ 上り3位以内
④ 前走3勝クラスで2番人気以内で1着 且つ 上り3位以内or4角3番手以内
予想オッズ4番人気以内馬で上記の条件①+②or③or④に該当する馬は
ジャスティンカフェ
ゾンニッヒ
レッドモンレーヴ
以上3頭です。
マテンロウオリオンしか消せませんでした。
次に穴馬消去法です。
黄色部分は5番人気以下馬で、赤・青・緑・ピンク色部分は強調部分として色分けしています。
① 7歳以下
② 斤量54~57キロ(新斤量制度に換算)
③ 前走重賞で5着以内 or 5番人気以内
④ 前走東風ステークスで3着以内 or 3番人気以内
⑤ 前走3勝クラス1着馬
⑥ 前走クラスに関係なく4角2番手以内
予想オッズ5番人気以下馬で上記の条件①②+③or④or⑤or⑥に該当する馬は
アナザーリリック
インダストリア
ウイングレイテスト
ファルコニア
ベレヌス
ルプリュフォール
以上6頭です。
「 デスデータ 」
このレースにおいて極めて好走率が悪いデスデータを調べました。
対象は過去10年の5番人気以下限定のもので、このレースの5番人気以下馬の複勝率は11,8%です。
・関西所属騎手(0・1・0・25)複勝率3,8%
・7歳以上(0・0・1・40)複勝率2,4%
・斤量57,5キロ以上(0・0・1・34)複勝率2,8%(新斤量制度に換算)
・前走間隔9週以上(0・1・0・25)複勝率3,8%
・前走敗戦馬の着差0,8秒以上(0・1・0・46)複勝率2,1%
・前走から斤量増(0・0・0・19)複勝率0%(新斤量制度に換算)
・前走脚質逃げ・追い込み・マクリ(0・0・0・36)複勝率0%
・前走距離1400~1600m以外(0・0・1・33)複勝率2,9%
このデスデータを全て突破した馬は
インダストリア
以上1頭です。
最後に現時点での穴馬候補を発表します。
それはこの馬(B)
ここを☟クリック
(B) ?????
穴馬に関してはどの馬にもチャンスがありそうで非常に迷う。
ただその中でも1頭推奨するなら決め手や徹底先行策といった一発の要素は少ないが、斤量・脚質・前走距離、その他諸々の過去データから判断するとこの馬が一番マイナス要素が少ない。
マイル戦はG1でも掲示板を確保できる能力があり、中山1600mに限っては2戦2勝。
あとは内枠に入ってくれれば馬券には必ず入れたいと思います。
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